令和6年度 山口県立大学・周南市サテライトカレッジを開催しました。


令和6年5月25日(土)周南市学び・交流プラザにて、周南市サテライトカレッジ第2回目を開催しました

今回のテーマは、「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」と題して、山口県立大学 看護栄養学部 看護学科の佐々木直美 教授が受講者21名に対して講義を行いました。

山口県立大学 看護栄養学部 看護学科の佐々木直美 教授

あまり身体を動かさなくなると、筋肉がやせ衰えたり関節の動きが悪くなります。このことが、さらに活動性を低下させることで悪循環となり、全身の身体機能に悪影響をもたらすことがあります。そうならないために、日常的に運動を習慣化することが大切です。

そこで、受講者の皆さんに、「普段どんな運動をしていますか?」との質問がありました。

ラジオ体操、いきいき百歳体操、プール、太極拳、自転車、ウォーキング...など

様々な運動をしているとの回答があり、健康に対する意識の高さがうかがえました。

「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」の様子1
「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」の様子2

身体の健康を維持することと同じく、脳の健康を維持することも大切です。

講座では脳の活性化エクササイズとして、

  • ①文章を声に出して、できるだけ早く読む。
  • ②簡単な計算(20ます計算、30ます計算)を早く解く。
  • ③色読みシートを、読み方→色の順に繰り返し読む。
  • ④数字盤になるべく早くペットボトルのキャップの数字を並べていき、時間を計る。

以上の4つを実際に声に出して読んだり、手を動かしながら作業しました。

「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」の様子3
「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」の様子4

複雑な計算をしている時よりも簡単な計算をしている時の方が、脳が活性化するという解説があり、意外な事実に皆さん驚かれていました。

受講者のアンケートでは、

  • 「わかりやすく、楽しかったです。」
  • 「色読みシートや数字盤など、変化のある講座で面白かった。」
  • 「認知症というとネガティブになりがちだが、心身ともに脳を使い活性化することで、ポジティブになれることがわかりました。」
  • 「講座を受けて、これからの過ごし方が前向きになれると思った」
  • 「実母の認知機能が少しずつ衰えてきているので、今日やった脳トレを一緒にやってみようと思った」

などの声が寄せられました。

「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」の様子5

講義を聞くだけでなく、計算や音読など、実際に口や手を動かす脳トレをすることで、楽しく盛り上がった時間になりました。講座の最後には、自分自身を抱きしめて、頑張っている自分に感謝する時間があり、心が落ち着きスッキリした気持ちになりました。

筆者も年齢を重ねるにつれ、人の顔はわかるけど名前が出てこないことがあり、「あの人」とか「アレ」を使う回数が増えてきました。

そのたびに「歳取ってくると仕方ないのかなぁ」と思っていましたが、今日から「脳トレ」で年齢に抗ってみたいと思います。

今日からはじめよう。未来は明るい!