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2024.04.02
令和6年3月22日(金)、令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式を挙行しました。
本課程は、感染管理分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる感染管理認定看護師を育成し、看護専門職の質の向上、地域保健医療の質の向上に資することを目的としています。昨年度に引き続き本年度も15名の看護師が高度かつ専門的な知識や技能等について学び、修了しました。
始めに、田中マキ子学長から、修了生一人ひとりに「修了証書」、「履修証明書」及び「特定行為研修修了証」が授与され、「1年間という短い期間だったが、新たな知識技術を蓄え、責任ある資格を有するために費やした時間は、どのような輝きを放っていくのだろう。特定行為という新たなプロフェッションの力を得たその力は、人や社会の悩みという公益に奉仕するために、尽力していかなければならない。この教育課程で同期生となった縁は尊いもので、困った時や迷った時、頼りになるのは同期生として共に頑張った仲間だ。各々の現場に戻っても仲間を大切にし、共に励まし合いながら、感染症との戦いに果敢に立ち向かってほしい。」と式辞がありました。
修了生答辞では、「私たちを支え導いてくださった全ての方に心より感謝する。eラーニングでは感染管理に関する専門的知識を深めると同時に、同じ目標に向かって進む者同士、互いに励まし合い成長することができた。仕事をしながら時間を確保し、与えられた課題を達成することは容易ではなかった。実技試験では何度も繰り返し演習を重ねた。緊張感が漂う中、実践を想定しながら集中して取り組み、全員無事に合格できたことは、1年間の学生生活の中で最も印象に残っている。臨地実習では取り組むべき目標は何かを具体的に考えることができた。実習指導者や先輩方のように、感染管理認定看護師としての使命を全うできるのだろうかと不安に感じることもあった。その行き先で落ち込みくじけそうになることもあると思うが、一人で悩むのではなく、同じ大学で学んだ仲間を大切にし、共に助け合いながら本学での学びを生かしていけるように、今後もより一層の努力をしていくことを誓う。」と感謝の言葉や受講の感想、今後の抱負が述べられました。
閉会にあたり、家入裕子看護研修センター長から、本教育課程の振り返りとともに「認定教育課程を開講している機関は全国でも多くはない。本学は認定教育課程に特定行為研修を組み込んでいるが、特定行為は医療を支える新たな制度で国をあげて取り組んでいる事業の一つであり、多くの期待がかかっている。様々な方々の支援があることを忘れずに活動していくことが、恩返しということになる。貴重な人材の一人として是非地域で活動をしてほしい。」とエールの言葉が送られました。
修了生のこれからの活躍が期待されます。