地域文化創造論研究室の学生5名が「第17回ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口」に参加しました

2023.03.10

 2月18日(土)に、本学 国際文化学部 文化創造学科 地域文化創造論研究室の学生5名が、公益財団法人 山口県ひとづくり財団主催の「第17回ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口」に参加しました。
 「ひとづくり・地域づくりフォーラム」とは、先進的な実践事例の発表や講義・演習、交流を通して、地域課題の解決を担う人材の育成と地域での実践活動につなげることを目的として開催されています。

 この日、学生は「提案!大学生が考える「若者がおもわず地域に惚れこんでしまう仕掛け」」というテーマで発表を行いました。地域文化創造論研究室にて、学生が日々活動している取組みの中から、それぞれ2つの事例を紹介しました。

 

【事例1】「ときめく」を地域に創り出す

 主に阿武町をフィールドに実践しました。消滅可能性都市に数えられる過疎化が進む地域の問題を解決するため、阿武町の絶景を味わうことができるユニークな講座を観光コンテンツとして提案し、地域外から来訪者を呼び込む仕組みを考案しました。この活動は、「2022年度キャンパスベンチャーグランプリ中国大会」で中国経済産業局長賞を受賞しました。

【事例2】「味見する」を広める取り組み

 主に下松市をフィールドに実践しました。まずは県内屈指の「ものづくりの街」として知られる下松市が、「観光対象」として、さらには「暮らして楽しい街」として認知してもらうため、「味見(来訪体験)」を促す動画を作成します。特産のレモンが使われたサイダーを「飲む」、美しい海と共にパエリアを「食べる」、着物を着て「散策する」など、とくに若い女性層も気軽に楽しめるコンテンツをミックスさせたPRムービーで、これまでにないスタイルで下松市の魅力を発信していきます。

 参加した学生からは、「今回の発表を通して、多くの人に関心を持って貰えたことを受け、改めてこの1年の活動は地域の知られていない魅力を伝えることに繋がったと感じる。今後も大学生としての視点を大切にしながら、地域とともに様々な取組みに挑戦していきたい」と、さらなる活動の発展を目指す意気込みを聞くことができました。

発表者5名の写真