栄養学科「山口‐ナバラ コラボ広場」『パンプローナがすぐそこに!親子で味わう、姉妹都市の食と文化』を開催しました

 2022年9月25日、10月23日に『パンプローナがすぐそこに!親子で味わう、姉妹都市の食と文化』と題したスペイン料理教室を開催しました。
 このイベントは、姉妹都市スペインナバラ州にあるパンプローナと山口との繋がりについて、食を通して考える機会とすることで、幼少期からの国際感覚の醸成や多様性の受容、史実への深い関心を育むことを目的として、私たち、山口-ナバラ コラボ広場が主催をしました。今回は、地域の低学年児童及び保護者20名が参加してくれました。
 まず、料理教室の対象者である小学校低学年の児童およびその保護者と一緒に調理をするスペイン料理は、「ポルボロン」と「コカ」に決定し、試作をして、子供たちが無理なく作れるレシピの確定をしました。料理教室当日は、児童1人1人が星形やハート型など、自分の好きな形にポルボロンを作って楽しんでいました。コカでは包丁を使い、トッピングのパプリカを切って炒める作業をしました。包丁を初めて使用する児童も切り終わった後に「包丁を使うのが楽しかった」と言ってくれました。コカの生地をこねてトッピングをのせる作業も、保護者の方や私たちとお話をしながら、笑い声があふれるものとなりました。

料理教室の写真1
料理教室の写真2

 次に、山口とスペインの史実を基に、私たち山口-ナバラ コラボ広場が子どもにも理解しやすいよう作成した、紙芝居の読み聞かせをしました。児童とその保護者も真剣に聞いてくれて、山口とスペインの繋がりについて理解を深めてもらうことができました。
 最後に、身近な県産品で作るスペイン料理の紹介を兼ねて、地域で育った野菜や果物の「県産食材重さクイズ」をしました。レクリエーションとして楽しみながら、地域の特産品を紹介することができ、地産地消への関心を持ってもらうことができました。料理教室終了後のアンケートに、児童から「美味しそうにできて嬉しかった」、「他の料理も作ってみたい」という感想や、保護者の方から「普段は火や包丁を使用させたことがなく、良い機会になった」、「久しぶりにいっぱい話す子どもの姿が見られた」というお言葉をいただきました。スペインの食や文化・古くから続く山口とスペインの関係を、次代を担う山口の子どもたちや地域の方々に知ってもらえるように、今後も様々なイベントに参加し、活動を進めていきたいと思います。

料理教室の写真3
紙芝居の写真

本イベントは、山口市国際化推進事業補助金を受けて実施しました。