2022年7月

地方移住をめぐる公開シンポジウムが開催されました

 7月26日(火)、国際文化学部 文化創造学科 地域文化創造論研究室が主催したシンポジウムが開催されました。
 オンライン、対面の併用で実施し、合わせて約50名のみなさまが参加されました。
 「山口での新しい暮らしと生き方を考える」というテーマのもと、第1部のトークセッションでは、平尾 祐子氏(やまぐち暮らし東京支援センター移住コンシェルジュ)と田口壽洋氏(一般社団法人STAGE 代表理事)の両名にお話していただき、第2部ではパネルディスカッションを行いました。
 平尾氏からは、山口県移住において、コロナ禍により新たに増えた相談についてや、相談の際に大切なこととして、理想とは違うネガティブな部分もきちんと伝えること、移住者同士の仲間づくりをしておくことなどについてお話していただきました。
 田口氏からは、ABUキャンプフィールドを通じた交流人口創出と「田舎暮らし」という内容でお話していただきました。ABUキャンプフィールドでは、地域資源を活用した学びと地域課題を融合させた様々な体験を通じて仕事や地域の魅力を知ってもらうことで、移住者の増加や将来阿武に住みたいと思う子どもが増える仕組みなども作られているとのことでした。
 トークセッションを通じて、参加者のみなさまからは、東京では1か月に何件ほど山口県への移住を考えられている方から相談があるのか?ABUキャンプフィールドを一過性ではなく定着させていく工夫はどのようなことを考えられているのか?などたくさんの質問が飛び交いました。

全体の写真

平尾 祐子氏(やまぐち暮らし東京支援センター移住コンシェルジュ)

平尾 祐子氏(やまぐち暮らし東京支援センター移住コンシェルジュ)

田口 壽洋氏(一般社団法人STAGE 代表理事)

田口 壽洋氏(一般社団法人STAGE 代表理事)

第2部 パネルディスカッションの様子

第2部 パネルディスカッションの様子

フケンコーからの挑戦状!ゴハンジャーと食べ物クイズに挑戦だ!(野田学園幼稚園)

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学ぶことができる食育活動を行っています。

 令和4年5月25日(水)に、山口市の野田学園幼稚園で年中・年長児を対象とした食育プログラム「フケンコーからの挑戦状!ゴハンジャーと食べ物クイズに挑戦だ!」を実施しました。

 子ども達はフケンコーにさらわれた先生を助けるために、野菜の切り方による断面の違いについて知ることができる「断面あてクイズ」や旬について知ることができる「いつの食べ物ゲーム」に挑戦しました。

だんめんあてクイズの写真

 断面あてクイズでは野菜の断面の写真を見せ、何の野菜かを考えた後に、縦横どちらの方向に切った写真なのか当ててもらいました。 実際に切った野菜の断面を見せた時、子ども達から「いつも見る切り方だ!」「お花みたいな形」といったリアクションがあり、子ども達は野菜の断面や切った方向による違いに興味津々な様子でした。

いつの食べ物ゲームの写真

いつの食べ物ゲームでは子ども達に3種類の野菜の写真を見せ、指定された季節が旬の野菜を当ててもらいました。

このプログラムを通して、子供たちが食に興味・関心を持つきっかけとなることが期待されます。

においであてようクイズの写真

わくわく!どきどき!みんなで食べ物の不思議を見つけよう!!(防府市華浦公民館)

 栄養学科の課外活動の一つである「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子どもたちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 7月23日(土)に、防府市の華浦公民館で「防府市食生活改善推進協議会華浦支部」(食推)の皆様、栄養教諭や幼稚園の管理栄養士等で働く本チームの卒業生をはじめとしたメンバーで構成されている「やまぐち食育プログラム開発研究会」と連携して親子食育教室を開催しました。

 参加者には、実験やクイズ、缶バッジ作りの4つのブースに挑戦してもらい、楽しみながら食について学んでもらいました。最後には、食推さんから子どもたちに向けてご褒美のお弁当を頂きました。

 学生は、今回の活動の企画・実施を通して子どもたちへの接し方や、プログラムの進め方を学びました。この経験を活かし、今後の食育活動につなげたいです。

だんめんあてクイズの写真

<だんめんあてクイズ>

何色に変わるかな?の写真

<何色に変わるかな!?>

においであてようクイズの写真

<においであてようクイズ>

缶バッジづくりの写真

<缶バッジづくり>

集合写真

第2回周南市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年7月22日(金)、周南市学び・交流プラザで第2回周南市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「毎日骨骨(=コツコツ)骨太生活」と題して、看護栄養学部 栄養学科の白野容子准教授が受講者27名に対して講義を行いました。

第2回周南市サテライトカレッジの様子1

 骨粗しょう症で骨折し、寝たきりになる方が増えています。骨粗しょう症とは、骨の量が減少し、骨折しやすくなった状態のことをいいます。 講義では、骨粗しょう症の予防のために、適度な運動を行い日光に当たることが良いことや、カルシウムの吸収を良くするためには他の栄養素も必要であり、1日3食バランスの良い食事が必要であることなど、レシピの紹介を交えながら解説されました。さらに「カルシウム自己チェック表」で、受講者の方それぞれのカルシウムの摂取量もチェックしました。

第2回周南市サテライトカレッジの様子2 第2回周南市サテライトカレッジの様子3

 受講者の方からは「これまでカルシウムはよく摂れていると思っていたが、チェック表により、足りていないことに気付かされた」「少しの工夫で食生活の改善ができることがわかり良かった」との声が寄せられました。
 健康維持について、これまで以上に意識の高まる講座となりました。

2022.07.22

「NHK大学セミナー」in山口県立大学を開催しました

 7月14日(木)、NHK山口放送局と共同して「NHK大学セミナー」in山口県立大学を開催しました。 同セミナーは、2003年度から全国の大学で行われており、NHKが大学教育に貢献することを目的に、番組出演者や制作者を講師として大学に派遣し、NHKの専門性を活かしたセミナーを実施しているものです。
 in山口県立大学では、講師に「プロフェッショナル仕事の流儀」でも密着取材のあった、熊本県庁くまモングループの方をお招きして、「100年後も愛されるキャラクターを目指して」と題して講演が行われました。
講演では、くまモンの誕生秘話からより広めていくための戦略、そしてくまモン成長の流儀などについてお話いただき、講演のまとめとして、失敗を恐れず挑戦することの大切さについて語っていただきました。
 今回の講演は、インターンシップの講義の一環としてオンラインで開催され、セミナーには、約130名の学生が参加しました。 参加した学生からは、「地域に合わせたPRを行うための戦略や柔軟な発想が大切だということがわかった」「大学生活、あきらめず色々なことに挑戦していきたいと思った」などの感想が寄せられ、学生のキャリア意識の向上に繋がるとともに、今後の学生生活にも活かされるセミナーとなりました。

スライドの写真 スライドの写真