第2回美祢市サテライトカレッジを開催しました

 令和3年9月11日(土)美東センターにて、第2回美祢市サテライトカレッジを開催しました。今回は「『平家物語』「先帝身投」を読む」と題して、大学院 国際文化学研究科の稲田秀雄教授が受講生20名に対して講義を行いました。



 『平家物語』「先帝身投」の章では、壇ノ浦の舟の上で平家の終わりを察知した平清盛の妻 二位殿(安徳天皇の祖母)がまだ幼い安徳天皇とともに海の底に心中する場面が描かれています。



 講義では、これからどこに連れて行かれるのかと尋ねる安徳天皇に対し「海の底にも都があります、極楽浄土へ連れて行きます」と涙をこらえながら慰める二位殿の姿や「海の底の極楽浄土とは?」などについて語られました。



 質疑応答の際には、天皇の所持する三種神器や敗戦後平家の生き延びた者についての質問があり、大変盛り上がりました。
 受講者からは「難しい本文をわかりやすく解説されていて良かった。もっと平家物語を学びたいと思います」との声が寄せられました。