栄養学科「山口‐ナバラコラボ広場」スペインアーティスティック選手との交流会を開催しました

 7月3日、宮野地域交流センターにて、「山口市スペインホストタウンの活動」の一環として、スペインアーティスティック選手団20名をお迎えし、栄養学科が考えた、アスリート向け献立の食事を提供し、心が繋がる交流をしました。
 今回提供した献立のコンセプトは「和洋融合」です。メニューは、炊き込みご飯、豚ヒレ肉のしょうが焼き、アスパラガスとトマトの味噌炒め、ソパ・デ・マリスコス和出汁バージョン、豆腐のチョコケーキ、夏みかんゼリーです。アスリート向けの食事を意識し、高エネルギー・高たんぱく・低脂質の献立を作成しました。また、スペインでよく食べられているアスパラガスとトマトを日本の調味料である味噌で炒めたり、スペインのスープをかつお昆布だしでアレンジしたり、山口県産の夏みかんを使用したデザートを提供したりと、スペインと日本のコラボを意識し、違和感なく食べられるような工夫もありました。全体で試作する時間は一度しかなく、また当日は準備の時間も短かったため予定通りに料理を提供できるか不安でしたが、選手からは「おいしい」と喜びの声がありました。食事中は、簡単な英語や市役所の方によるスペイン語の通訳での会話を通して選手たちと交流しました。事後アンケートでは、豆腐のチョコレートケーキはほとんどの選手から美味しいと感想があり、全般的に高評価を得ることができました。「全部がおいしかった」や「料理してくれた学生全員がいい人で癒された」と答えてくれた選手もいました。
 食事の後、選手たちの今後の活躍をお祈りして栄養学科から応援メッセージを送りました。選手一人ひとりに花束を贈り、選手からは、サイン入りの水泳帽子とTシャツが贈られました。
 2時間という短い時間ではありましたが友好関係を深めることができ、参加者たちは貴重な時間を過ごすことができたようです。世界選手権、東京オリンピック等に向けて、今回の交流が選手団のエネルギー源になることを願って、今後も応援を続けたいと思います。