精神保健福祉コース「2025年度ソーシャルワーク実習A・B報告会」を開催しました

2025.09.03

7月28日(月)13時より、精神保健福祉コース4年生による標記報告会を開催しました。

実習機関のみなさまには、3年次の精神科医療機関での12日間、4年次の障害福祉サービス事業所での8日間の実習にてご指導いただき、この場を借りて心よりお礼申しあげます。

ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子1

当日は、14名の学生が3つのグループに分かれ、「利用者に寄り添い ともに考える支援」「利用者理解のためのかかわり」「本人主体の支援の重要性」の各テーマに基づいた発表を行いました。

ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子2
ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子3
ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子4

報告会を無事に終えた4年生は、「準備の過程を通じて、実習当時には見えていなかった気づきや新たな学びを得ることができ、単なるふり返りにとどまらず、かかわりや支援を再考する重要な機会となった」「報告会当日は、グループ発表について、内容はもとより、表現や構成もメンバーとともに再検討したことで、伝わりやすく、聞き手の視点を意識した発表を行うことができたと感じている」との感想を述べていました。また、3年生は、「報告会を通じて学び得た気づきは、『本人の意思を尊重する』という支援の基本的姿勢であり、その人の背景を深く理解する姿勢が必要になると考えた。社会的によいとされる状態が、必ずしも本人にとっての最善であるとは限らないことを改めて実感し、今後の学習過程で画一的な『自立』や『社会参加』にとらわれない視点を身につけていきたい」と話していました。

ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子5
ソーシャルワーク実習A・B報告会の様子6

ご出席いただいた16名の実習指導者の方々のあたたかいコメントや事後指導は、4年生にとって大きな励ましとなるとともに、後輩である3年生にとっても本コースでの学びや実習への動機と期待が高まる機会となったようです。終了後は、実習指導者の方々と教員による実習連絡協議会も実施でき、今後の実習指導に対する共通理解の場となる貴重な時間となりました。