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2025.07.25
令和7年6月25日(水) 周南市学び・交流プラザ 交流室4にて、周南市サテライトカレッジ 第1回目を開催しました。
今回の講座テーマは、「認知症の人の介護で知っておきたいこと - 一人で悩まないために -」と題し、山口県立大学 社会福祉学部 社会福祉学科 横山 正博 教授が、受講者42名に対し講義を行いました。

認知症のことについて一人で悩まないためにも、認知症がどのような病気であるかを理解しておくことが必要です。そこで講座では、認知症の人が見ている風景やその行動の特性を明らかにし、認知症の人に対する実際の言葉がけや接し方について学びました。

現在、山口県では高齢化が進み、認知症高齢者が大幅に増加すると予想されています。県では、認知症の人やその家族が希望を持って暮らすことができ、本人や家族の視点を重視した地域づくり推進のため、認知症本人大使「やまぐち希望大使」を設置し、認知症の人本人からの発信をしています。その動画などを用い、認知症の現状紹介がありました。

認知症の人の行動パターンについて、認知症の人が考えていることと周りの人が考えることの違いについて具体的な例を挙げて解説がありました。例えば、認知症の人が過去のことはよく話すが最近のことは覚えていないのは、認知症の人は、脳の中で新しい記憶を覚えておくことが難しく、過去のことを話す方が、現在のことを話すよりずっと楽だからという認知症の人の世界観を説明されました。


講座後半には、もしもの時に備え、自分が望む医療やケアについて前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い共有する取り組み「人生会議」(ACP: Advanced Care Planning)について解説がありました。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やけがをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
元気なうちに人生会議をしておくことは、自分の気持ちを話せなくなった「もしものとき」に、こころの声を伝えるかけがえのないものになることが分かり、受講者の方はテキストやノートにメモを取りながら真剣に聞き入っていました。


受講者アンケートでは、
「認知症に関して新たな知識を得た。大変勉強になった。」
「認知症の人がどういう気持ちで生活しているのか分かった。介護の人は自分の考えを押し付けてはいけないと思った。」
「日々、認知症の母を介護して落ち込んでいたが、講座を聴き気持ちが少し楽になりました。」
「人生会議をしたいと思った。家族で話し合いたい。」
「現場での体験談や対処の仕方、認知症の人がどう考えているかなどよく分かった。」
などの声が寄せられました。
認知症は誰でもなり得る可能性のある症状です。認知症に対する正しい理解を深めると共に、早期治療に備えることが大切だと理解した講座でした。