韓国・慶南大学校師範大学日本語教育学科と学術交流に関する覚書を締結しました

2025.07.24

2025年7月4日(金)、山口県立大学北キャンパスにおいて、韓国・慶南大学校師範大学日本語教育科と本学国際文化学部との間で、学術交流に関する覚書の締結式が行われました。

この覚書は、日本語教育分野における教職員および学生の交流を促進し、将来の日本語教員を目指す学生の学びの場を広げることを目的としたものです。締結により、本学の日本語教員養成課程の学生が、慶南大学校において教育実習を行える体制が整いました。

締結式は、北キャンパス1号館5階スタッフコモンズにて執り行われ、慶南大学校師範大学日本語教育科 李在鉉学科長をはじめ、本学からは田中マキ子学長、西田光一国際文化学部長、岩中貴裕学科長らが出席しました。

覚書調印式の様子1
覚書調印式の様子2

また、同日午後には、覚書締結を記念して、特別講義「韓国における日本語教育事情」が開催されました。講師は李在鉉学科長が務め、本学の「日本語教育入門」履修学生を対象に、韓国における日本語教育の現状と今後の展望について、多角的な視点からご講演いただきました。

講義では、韓国の中学・高校・大学における日本語教育制度やカリキュラム、学習者の目的の変化、ICT・デジタル教材の導入状況などについて、具体的な事例とともに紹介されました。また、韓国における日本語教育の需要の高まりと、それに伴う課題や今後の方向性についても議論が交わされ、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

特別講義の様子

今回の交流を契機に、両大学の連携がより深まり、学生たちの国際的な視野が一層広がることが期待されます。