2022年8月

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第四走:岡村 真紀さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第四走は、医療法人信和会 高嶺病院にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務されている岡村 真紀さんです!

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 岡村 真紀(社会福祉学部 社会福祉学科 1999年度卒)
 医療法人信和会 高嶺病院勤務


~【仕事中の様子】院外での講師などの啓発活動にも取り組んでいます~

 小学生の娘が夏休みに学校からミニトマトの鉢を持ち帰ってきました。朝夕に水やりをして、赤くて美味しそうな実が沢山ついています。
 私は現在、依存症専門病院のソーシャルワーカーとして働いています。日々複雑な問題を抱えた患者さんやご家族に出会い、一緒に悩んだり困ったりしながら、人生の伴走者として関わりをもっています。彼らが解決の糸口を見つけ、少し希望を見出し笑顔がみえたとき、私もこの仕事をしていてよかったと満たされた気持ちになります。
 私の大学時代を振り返ると、机で学んだことよりも、精神科デイケアや不登校児の家庭教師のボランティア、いくつも掛け持ちしたアルバイト、遊びも教えてもらったテニスサークル、友人と過ごした濃い時間...楽しかった思い出が次々と頭に浮かんできます。ソーシャルワーカーの武器は自分自身だとよく言いますが、それらの経験全てが今の仕事に役立っていることを、最近になり実感してきました。目の前の患者さんの多様な人生に向き合うとき、私の経験の引き出しを開け、関わりの手立てを探るのです。
 小さな経験の一つ一つはまるでミニトマトを育てるのに必要な水や太陽のようです。そして山口県立大学はそれらの礎となる土壌とも言えます。今私の中のミニトマトはすくすくと育ち、やりがいという色鮮やかな実をつけています。


~【仕事中の様子】患者さんやご家族の相談に応じています~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第十走:平井 佐和子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第十走は、門野 淳記さんよりバトンを受け取った、特定非営利活動法人市民活動さぽーとねっとに勤務されている平井 佐和子さんです!

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 平井 佐和子(国際文化学部 国際文化学科 2013年度卒)
 特定非営利活動法人市民活動さぽーとねっと勤務


~山口市産業交流拠点施設内『アカデミーハウス』一期生21人での共同生活を終えて~

 鳥取県の高校を卒業後、大分県の短大に入学し、まちおこしのイベントに携わるなど地域活動に力を入れていた私は、卒業後の進路として、県大が地域に密着した大学であることを知り、編入学することを決めました。
 県大では、地域でのフィールドワークを通してさまざまな人と関わる機会をいただきました。元々人とのコミュニケーションに苦手意識を持っていた私は、フィールドワーク先での人との関わり方に悩み、活動に対するモチベーションが上げられない時期がありました。
 そんな時、ゼミの教授から「何をしている時が一番幸せ?」と尋ねられました。「スポーツです」と答えると、それならここに行ってみるといい!と、防府市富海で活動するビーチサッカーチームを紹介されました。単なるスポーツチームとしての魅力に留まらず、それを取り巻く地域の人たちに魅力を感じた私は、富海に何度も足を運ぶうちに、卒業後もこの地域のために自分にできることをやりたいと思うようになりました。
 その時のご縁もあって現在の職場に就職した私は、防府市市民活動支援センターの職員として、防府の課題解決に向けた活動のサポートを行いながら、仕事の他にも『公益社団法人防府青年会議所』、『やまぐち若者MY PROJECT』、『アカデミーハウス』など、人とのつながりを大切にしながらさまざまな活動に取り組んでいます。
 今の私があるのは、さまざまな人と関わる中で自分自身と向き合う機会をいただき、"人は人でしか磨かれない"という価値観を得ることのできた大学時代があったからです。


~【大学時代の思い出の写真】熱を入れて取り組んだ防府市富海でのフィールドワーク~

【卒業生バトン(栄養学科)】第八走:片田 沙羅さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第八走は、森田 捺美さんよりバトンを受け取った、鹿児島検疫所支所にて食品衛生監視員として勤務されている、片田 沙羅さんです!

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 片田 沙羅(看護栄養学部 栄養学科 2019年度卒)
 鹿児島検疫所支所勤務


~【仕事風景】船舶衛生検査に向かった時の写真~

 幼い頃から食に興味があり、将来は食に関する仕事をしたいという思いがあったため、栄養学科に進学しました。
 大学時代は、栄養学科の課外活動である「山口-ナバラ コラボ広場」で活動をしていました。山口市で開催されるスペインフィエスタへの出店や、スペイン競泳選手団との交流が思い出に残っています。
 また、国際交流にも興味があったため、短期語学文化研修に参加し、1ヶ月間オーストラリアで過ごしました。気軽に海外に行ける日がきたら、思い出の地を巡りたいです。
 現在私は、食品衛生監視員として検疫所で勤務をしており、輸入食品監視業務と検疫衛生業務に携わっています。昨年度までは検査業務に携わっていたため、微生物学研究室で学んだことや、経験がとても役立ちました。
 就職活動の際は、4年間勉強した管理栄養士の資格を活かせる仕事にしなくていいのかな...と迷ったこともあります。しかし今は、管理栄養士とは違った視点で食と関われる、食品衛生監視員という仕事を選んでよかったと思っています。
 ご指導いただいた先生、先輩方、実験や国家試験の勉強に追われる日々を支えてくれた友人に感謝しています。


~【大学時代の思い出の写真】オーストラリアでイルカウォッチングに行った時の写真~

なつやすみの宿題楽しく学ぼう会を開催しました

 8月18日(木)、19日(金)に「なつやすみの宿題楽しく学ぼう会」を3年ぶりに開催しました。
 このイベントは、学生が先生役となり、地域の小学生を対象に夏休みの宿題を応援する活動です。
 まずは朝の会・アイスブレイクからスタート。1日目は「なんでもバスケット」、2日目は「ジャスチャー伝言ゲーム」を行いました。アイスブレイクを通して、少しずつ緊張がほぐれてきたようでした。

アイスブレイク1の写真
アイスブレイク2の写真

 お勉強タイムでは、持参した宿題に取り組み、分からない問題があれば大学生がアドバイスします。

お勉強1の写真
お勉強2の写真

 お勉強の後はお待ちかねのお楽しみ授業です。1日目はウィルソン先生の「Fun in English」。英単語当てクイズで盛り上がりました。

英語の授業の写真

 2日目は、人見先生の「スライム作り」。食紅で色を付けたカラフルなスライムが完成しました。

実験の授業の写真

 午後からは、学生が考案したレクリエーションを実施。班に分かれてミニゲームに挑戦したりクイズに答えたりして、スタンプを集めました。

レクリエーション1の写真
レクリエーション2の写真

 とても楽しい2日間となりました。参加してくれた小学生の皆さん、ありがとうございました。

集合写真

コープやまぐちキッズもぐもぐチャレンジ 「おいしいたべもの みーつけた!~スーパーマーケットだいぼうけん~」

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 生活協同組合コープやまぐち「キッズもぐもぐチャレンジ」(8月10日(水))にて、本チームが子供たちを対象に企画した食育体験活動「おいしいたべものみーつけた!~スーパーマーケットだいぼうけん~」を実施させていただきました。活動はコープやまぐちの方々と連携・協力して行い、実際に魚や野菜を用いた講義やスーパーマーケットの探検等を通して、旬やおいしい食材の選び方について学びました。

ゴハンジャーの写真 魚を見る子どもたちの写真 売り場を見る子どもたちの写真