釜山大学校 国際文化学科3年 福田芽久 <最終号 2025年11~12月>

はじめに

あっという間に留学生活が終わってしまいました。今回の報告書では学校生活、休日の過ごし方、一人暮らしについてまとめようと思います。

〈期末テスト〉

グローバル中国語

教科書の進んだ分が範囲で、単語や文法短文翻訳などのテストでした。漢字や発音も同時に覚えなければならず、なかなか苦労しました。

英語表現練習

授業で触れた連語やイディオムが出題されました。テスト前にはこれまでの範囲を自分なりにまとめて提出するという課題がありました。

歌で学ぶ韓国語

期末テスト前に1人1回ずつ自分で選んだ曲の中の韓国語の語彙や表現、歌詞の分析の発表が課されました。またその発表内容をレポート形式でまとめる課題もありました。テストは授業で習った語彙や文法、発音問題、他の受講生の発表した内容からも出題されました。韓国語でレポートを書くのはとても苦労しましたが、教授が細かくフィードバックしてくださり、レポートを書く際のルールや自然な表現を学ぶことができました。

韓国文化理解

この授業も期末テスト前に発表がありました。1人2回課され、1回目は教科書の単元の中から割り当てられた韓国の文化について調べて発表し、2回目は学期中に自分が直接体験した韓国文化について発表を行いました。テストは教科書の内容が出題され、比較的易しい問題でした。

〈サークル〉

後期はPNUFという釜山大学の学生と留学生が交流するサークルに所属しました。1ンパーティーや映画を見るイベントもありました。特に印象に残っているのは、韓国の受験シーズンにペアの学生から韓国の受験制度や文化について教えてもらったことです。教科書やネットからの情報ではなく実際に経験した現地の学生から聞くことができ、非常にいい経験になりました。サークル活動を通して、釜山大の学生と交流ができ、語学力の向上にもつながったと感じています。

サークル最後の時間にもらった修了証です。
サークル最後の時間にもらった修了証です。

〈TOPIK〉

帰国する数週間前にTOPIKを受験しました。先輩方の体験記にも書いてあったとおり、韓国でTOPIKを受験する際の申し込みは先着順です。私は一番近い釜山大学で受験したかったのですが、すぐに定員に達してしまい、今回は釜山外大で受験することになりました。当日は想像以上に受験する人が多く、釜山外大の最寄りの「南山駅」から大学に行くバスは満員で、帰りも何台か見送ることになり帰宅にも時間がかかりました。釜山大と釜山外大は近いですが、特に駅から大学に上がるバスは마을버스(コミュニティバス)で、市内バスより本数が少ないため時間に余裕をもって行くことをおすすめします。私は無事に6級を取得することができました。釜山大にはTOPIKの奨学金制度もあるようなので早めに目標級を取得して申請するのも良いと思います。

〈日韓青年会〉

以前も体験記で少し触れましたが、私は約1年間釜山韓日文化交流会が主催する青年会に所属していました。3月末に発足式があり、その後はカカオトークを通して様々な日韓に関する行事の案内があります。個人ではなかなか参加することのできない行事や交流の場も多く、私は日程が合えば積極的に参加していました。活動を通して日韓関係について考える機会も増え、相互理解の大切さを実感しました。また、ありがたいことに奨学金をいただくことができました。なによりもこの活動を通して同年代の友人が多くできました。他大学の学生とも交流ができ、貴重な経験になりました。

表彰状
日韓交流行事
奨学金を頂いた際に一緒に受け取った表彰状と日韓交流行事の際に友達と撮った写真です。

〈友人〉

留学中は同じ時期に釜山大に留学に来ていて仲良くなった日本人の友人と定期的に会っていました。留学先では語学力向上のために日本人とはあまり関わらないという考え方もありますが、私は日本人の友人がいて良かったと思うことが何度もありました。言語の異なる環境で生活することや、慣れない文化の中でストレスを感じることも多くありましたが、そんな中で友人達と集まって話している時間は安心感につながり、心の支えになっていました。また、全国様々な大学から集まっていたのでそれぞれの大学生活について話を聞くことができたのも刺激になりました。つらいことがあってもみんなで集まることで前向きな気持ちを取り戻し、乗り越えることができたと感じています。

思い出の写真
思い出の写真
思い出の写真です。

〈一人暮らし〉

私は夏休みから寮を出て1人暮らしをしていました。ご縁があり、友人が契約していた家を1学期間空けることになったため、その間住まわせてもらうことになりました。韓国では引っ越して14日以内に転入申告を行う必要があります。釜山大の近くにある住民センターで申請をすることができます。家賃と水道料金は毎月大家さんに送金、電気とガスはそれぞれ請求に応じて支払う形でした。日本と比べて大家さんとの距離が近いことも印象的でした。家の設備に不具合があった場合は大家さんに連絡する必要があります。私が住んでいた家の大家さんはとても親切なご夫婦で、いつも優しく接してくださり、水道管の修理が必要だった時には連絡するとすぐに来て直してくださいました。ごみは多くの場合、アパートの1階に分別用ゴミ箱が設置されており、24時間いつでも捨てることができます。釜山大の周りは夜でも明るく、治安も良くて安心して過ごすことができました。

〈最後に〉

私はもともと自信のない性格でしたが、この留学生活を通して新しい自分を知ることができました。韓国語を使って授業に参加し、日常のささいな出来事の中で成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信を得ることができました。また同時に積極性の重要さを強く実感しました。自分で動かなければ何も始まらない一方で、自分から行動することで人脈が広がり、新しい知識や価値観に出会えるその楽しさも学びました。他国で1人の外国人として生活する中で壁にぶつかることもありましたが、その経験があったからこそ気づけたことも多くありました。この1年間を振り返ると、留学に挑戦した自分を誇りに思います。そしてなによりも留学をさせてくれた家族や、応援してくれたり留学先に遊びに来てくれた友人へ感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を糧に、これからさらに成長していきたいと思います。

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