ナバラ州立大学 国際文化学科2年 津留花奈<2号 2025年11月~12月>

新年あけましておめでとうございます。秋学期が終わり、冬休みに入りました。11月から12月にかけてはマドリードに行ったり、オランダとベルギーに旅行に行ったりと学校以外でも充実した日々を過ごすことができました。

今回の報告書では、授業、期末試験、年末年始について書いていこうと思います。

授業

11月に留学生向けに開講されているスペイン文化の授業で、パンプローナからバスで一時間ほどかけてエステーリャという街とオリーブオイル工場に行きました。オリーブオイルがどのように作られているのかを実際に工場の中に入って見学しながら知ることができました。その後はかつてナバラ王国の宮廷がおかれていたエステーリャに移動し、ガイドから歴史的な遺産などの説明を受けながら街を歩きました。パンプローナから一時間程度とそこまで離れていませんが、より古い町並みが残っており、町全体の雰囲気がかなり違う印象を受けました。この課外授業は留学生ならスペイン文化の授業を受講していなくても誰でも参加することができたため、今まで会ったことがなかった人たちと出会い、一緒に街を歩いたり会話したりと楽しい時間を過ごすことができました。

英語の授業では、グループに分かれて子ども向けの絵本を作成するというプロジェクトがありました。字数が制限されていた上に子ども向けという条件もあり、難しすぎない表現を使いながら起承転結のある物語を構成することに苦労しました。その後も録音をしたり、絵本のデザインを考えたりと私たちのグループは毎回授業時間だけでは足りず、授業終了後もプロジェクトに取り組んでいましたが、最終発表では良い成績を残すことができました。最初はグループの人たちがスペイン語だけで話を進めており、話に入るのが難しいと感じていましたが、話を振ってくれるのを待つのではなく自分から積極的に会話に参加するようにしたことで、授業以外の話題についても話すようになり距離が縮まり作業もしやすくなったと感じました。

エステーリャ
課外授業で行ったエステーリャ
語学センターの授業
語学センターの授業で、実際の店を想定して売り手と買い手に分かれてロールプレイを行いました。
楽しみながら日常生活で使うスペイン語を学ぶことができました。

期末試験

期末テストは12月の初めから中旬にかけて行われました。英語は、4技能と単語・文法に関する部分の計5つのセクションで構成されたテストがありました。スピーキングテストはペアごとに会話形式で行われました。病気や旅行など6つの話題から1つがランダムに選ばれ、それについてペアで会話を進めていく形式でした。授業中にもかなり練習の時間が取られていましたが、質問文をその場で考えければならない形式だったため、練習の段階からうまくできるか不安がありました。しかし当日は旅行が話題となり、比較的話しやすい内容だったため、落ち着いてテストを受けることができました。

その他のセクションは別日に大学内のパソコン教室で行われました。スペイン語のテストは筆記テストとスピーキングテストがありました。スピーキングテストは事前に指示された6つのテーマの中から2つが選ばれ、ペアで会話を行う形式でした。ペアは基本的に同じ国籍同士になるように組まれていたため、緊張することなく受けることができました。スペイン文化のテストでは、教授が2人おり、それぞれの授業ごとにテストやプロジェクトがありました。テスト勉強をしながらプレゼンを準備したり、レポートを作成したりするのはかなり忙しかったです。そのうち1つのテストは、スペインの地理的特徴や人口、産業の特徴などについての記述テストで、知らない単語や気候の特徴を覚えたりするのに苦戦しましたが、無事に合格することができました。

どの授業も1月上旬には結果が発表されました。スペインの成績はセクションごとに10点満点で評価され、全体の最終成績も10点満点で点数が出されます。5点未満の場合は再試験になるのですが、全体の成績が5点以上であっても、1つでも5点未満のセクションがある場合はそのセクションが再試験となる仕組みなので注意が必要です。また、成績は他の学生の成績も見える状態で公開されたため、日本の個人だけが見えるシステムと違い驚きました。

年末年始

冬休みが始まってしばらくしてから、オランダとベルギーへ旅行に行きました。年末年始はスペインで過ごしたかったこともあり、大晦日はピソのオーナーと過ごしました。オーナーが作ってくださったウクライナ料理やPercebes(亀の手)という貝を食べました。Percebesは日本ではあまり見かけない食材ですが、スペインでは年末年始など特別な日に食べられるものだそうです。見た目が独特で初めは驚きましたが、実際に食べてみるとおいしかったです。その後は街の中心部へと出かけたのですが、年が明けると街の至るところで花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりしていました。日本の静かな年越しとは違い、賑やかな年越しを体験することができました。

スペインでは1月6日はLos Reyes Magos(東方三賢者の日)とされており、1月5日の夜には各地でパレードが開催されます。多くの家庭で、クリスマスプレゼントを持ってくるのはサンタクロースではなく東方の三賢者だと考えられているそうです。パレードではダンスや楽器を演奏しながら行進する人々や豪華な山車が登場し、山車から沿道の人々に向かって投げられるお菓子を拾うなど、大人も子どもも楽しんでいました。当日、オーナーに教えてもらい参加してみましたが、とても良い思い出になりました。

パレードの様子
パレードの様子
ウクライナ料理
オーナー手作りのウクライナ料理

秋学期ではスペイン語の向上はもちろん、様々な人と出会い多くの経験をすることができました。まだ春学期は始まっていませんが、長い冬休みの期間を活用して秋学期の復習や課題だと感じている語彙力の強化に取り組んでいきます。スペインでの生活も折り返しとなりましたが周囲の人への感謝を忘れずに、有意義で充実した留学生活を送っていきたいです。