ラップランド大学 国際文化学科3年 今仁雅桜奈<2号 2025年11月~12月>

Moikka!

「Moikka!(モイッカ)」はフィンランド語で「こんにちは!」「やあ!」といった軽い挨拶から、別れ際の「じゃあね!」まで使えるカジュアルな言葉です。
今この定期報告を書いているのは12月末なのですが、やっと冬至を迎え日照時間が2~3時間という日々が終わりつつあります。前号でも書いたようにビタミンDを摂取して友人たちと連絡を取り合いながら毎日元気に過ごすことが出来ています。この号では11月と12月のことについて書いていこうと思います。

授業やテスト、期末課題について

前号でも記述したように、10月半ばに数週間ほどの休みがあり、その後に授業が新しく始まりました。一つだけ休暇前からの授業が引き続きありましたが、基本的には全ての授業が切り替わりました。そして私が取った授業たちは11月には全て終わりました。

テストがあったのは言語の授業のみ(スペイン語は時間が足りないと判断し諦めました)で、その他の教育の授業はレポート提出でした。全て英語で書かなければいけないことと、書き方が日本とは大きく異なることが大変でした。しかし、レポートの様式がもらえるので少し安心できたのと、提出までの期間が長く、忙しくて間に合いそうになかった場合は教授に問い合わせることで提出期限を延ばしてもらえる可能性もあります。

テスト勉強
ドイツ語のオンライン教材を使ってテスト勉強

このドイツ語のオンライン教材は、無料で利用することが出来る上にストーリーがとても面白く、よく出来ているので楽しみながら進めることが出来ました。日本語教師を志望している自分にとって"こんな教材を作りたい!"という教材に出会えたことはとても良い経験です。

生活費について

私は貸与奨学金と給付奨学金(海外留学のための奨学金⇒HPに記載があります)をもらいながら生活をしています。留学中に旅行に行くとなると、奨学金だけでは足りないので事前にお金を貯めておく必要があります。
私が住んでいるアパートの家賃は350€程度(日本円にすると約6万円(2026年1月時点))です。しかし、家具が付いていて光熱費も込みなので妥当な値段かなと思います。また学期開始時に学生団体が管理しているリサイクリングルームで布団や食器、フライパンなどを手に入れることが出来ます。食費は自炊をしていれば月3万円程度になると思いますが、外食に行くとなると1人3000円はしてしまうので気を付けています。
円安の影響ですべてのものが日本円にすると高く感じますが、出来るだけ節約を心がけていきたいです。

オーケストラとカルテット

9月からではありますが、ラップランド大学のオーケストラに所属して毎週月曜日にトロンボーンを吹いています。楽器は持っていなくても経験があれば所属することができるようです。大学の行事で演奏したり、クリスマスコンサートを開催したり、イベントも多くあるので楽しく練習にも取り組むことが出来ました。
またそこで出会ったラップランド大学の友人とそのおじいさんとおじいさんの友人とでカルテットを組んで練習もしています。普通に生活しているとフィンランドの人と関わる機会が少ないので、サークルはとてもおすすめです。しかし、サークルというものが日本と比べると盛んではないので、できることは限られてしまいます。またこのオーケストラにはフィンランドの人しかいないので、フィンランド語のリスニングの練習にもなります。ただ、基本は活動時に英語でコミュニケーションを取ってくれるので心配無用です。

教会で演奏している写真
教会で演奏している写真

クリスマスの本場"ロヴァニエミ"

フィンランドのロヴァニエミにはサンタクロースの公式郵便局があります。そのため、サンタクロースに会うことが出来たり、手紙を出すことが出来たりします。世界中から観光客が来てロヴァニエミはクリスマスの時期が一番賑やかになります。またサンタクロース村やサンタパークなどでサンタクロースに会うことが出来るので、私も会いに行ってきました。サンタさんは優しくて「こんにちは!」と日本語で挨拶をしてくれました。

サンタパーク
サンタパークに行ってサンタさんと友人と撮った写真

寒中水泳に挑戦

"フィンランドのアクティビティ"といえば"寒中水泳"です。フィンランドに来たからには経験しておきたいと思っていましたが、やっと12月に2回経験することが出来ました。フィンランド語で"Avanto"というのですが、Avantoは心と体の両方の健康に良いと言われています。フィンランド人全員がAvantoを好きなわけではないようですが、Avantoが好きな人は週に数回程訪れるようです。
実際にやってみると川に入った瞬間は冷たくて痛くて震えますが、川から上がると体の芯が温かくなり寒さが無くなりました。とても不思議な体験でした。

私と友人が川に浸かっている写真
私と友人が川に浸かっている写真

友人と再会

今年の春に山口に留学に来ていた2人と再会することが出来ました。2人の実家がヘルシンキ周辺ということで、クリスマスに帰省するタイミングで私も一緒について行き、それぞれの実家にお邪魔しました。フィンランドのクリスマスの文化が日本とは全く違うこと、さらに家庭ごとでも料理や習慣が異なることなど"フィンランドのクリスマス"を体験することが出来ました。

一番印象に残っているのは家族みんなでプレゼント交換をしたことです。子どもだけではなく家族みんなが幸せな気持ちになれるということがとても素敵に感じました。

そして日頃から色々とこの2人にはお世話になっています。留学前からフィンランドに友人がいるということはとてもありがたい事だと感じています。

デザート用のパン
一緒に作ったクリスマス当日のデザート用のパン
ヘルシンキで3人で再会
ヘルシンキで3人で再会した時の写真

最後に

秋の学期が終わって1月から春の学期が始まります。秋の学期で苦戦した"英語"に力を入れて、自分が学習しやすいように自分の環境を整えることを大切にしたいと思っています。

またフィンランドで生活する中で、日々フィンランドが大好きになっています。その魅力を十分お伝えできるように次の号からも色々書いていけたらなと思います。
悔いの残らない残りの留学生活になるように、今できることを全力で楽しんで頑張ります。