約1か月の冬休みも終わり、後期が始まりました。今期の履修、スリのその後、休日の過ごし方について報告します。

履修について

　後期は言語の授業を中心に履修しました。前期に引き続きHabilidades Comunicativas en Español como Lengua Extranjera Ⅱ（スペイン語）をとり、新たにLengua, Cultura y Literatura Hispánicas（ヒスパニック言語、文化、文学）とIdioma Extranjero（英語）を履修しました。言語センターでは、スペイン語と英語の授業を履修しています。
　Habilidades Comunicativas en Español como Lengua Extranjera ⅡはB1・B2 レベルのクラスを受けています。Aクラスがレベル１、２で分かれているのとは違い、Bクラスは合同の授業しかありません。クラスメイトのほとんどがB2レベル、もしくはそれ以上のレベルのため、自分にとって授業内容はとても難しいです。A２の授業も試しに受けてみたのですが、前期にやっていた内容に似ていて、簡単すぎると思ったのでBクラスにしがみついています。
　Lengua, Cultura y Literatura Hispánicasは課題が多いですがレベルにあった授業なうえ、文化を学びつつ、文章をたくさん読むので、スペイン語自体の勉強にもなる授業です。

スリの続き

　前回の報告書にも書いた通り、スリにあったため学生証や身分証、クレジットカードの再発行に追われていました。しばらくして知らない人からメッセージが届き、財布と中に入っていたカード類一式の写真が送られてきました。「あなたの財布を拾ったのでおくりましょうか？」という内容でしたが怪しいと思い、警察に届けてもらうようにお願いしました。すると「じゃあ警察に届けますね。私たちの会社の敷地内に落ちていて社員が拾いました。まだスペインにいるなら送りますよ。送料は会社が払うので気にしないでください。」と言われたので、スリにあって困っていたことを話すと、「悪い人ばかりではないから、その出来事でスペインのことを嫌いにならないで欲しい。」と言われました。それを信じて届けてもらうことにし、2週間後に現金以外すべて綺麗な状態で手元に戻ってきました。すべて無効にする手続きを済ませていましたが、自分の元に戻ってきたことで少し安心でき、本当に良いスペイン人に出会うことができて嬉しかったです。
　身分証明書は予定通りに受け取ることができましたが、スペインで作ったデビットカードの再発行にはとても時間がかかりました。学内にある銀行で再発行の手続きをしたのですが、新しくできたものを銀行のオフィス内で失くされてしまい、また再発行になりました。その後受け取りに来るよう言われる日時は毎回適当で、3回ほど行きましたがそれでも受け取ることができませんでした。なにか本社で問題があったみたいとはぐらかすばかりだったので、メールで受け取れる日を教えてほしいと伝えると、面倒になったのかその場で詳細を調べ始めました。その結果、自宅で受け取れると言われ、無駄に何度も足を運んだだけということになりました。結局予定より1か月以上経って受け取りました。ただ従うのではなく、どのようにして欲しいかを言わなければ、銀行であろうと曖昧な対応をされるので、スペインではしっかりと意思や希望を伝えた方がいいと思いました。

休日の過ごし方

　冬休み後半も旅行をしました。バルセロナ、パリ、フランクフルト、ローマを2週間で周りました。パリはEU圏内の学生が無料になる主要な観光地や美術館が多いうえ、EU圏内の移動はとても金額が安いので、2回行きました。またバックパック旅行にすることで、さらに安く抑えられるのでいろいろと工夫をしながら多くの場所に行き、新しいものや景色、文化に触れ、有意義に過ごすことができました。旅の途中、バルセロナで出会った人とスリについての話になりました。するとその人はスペイン人であるにも関わらず、家族が強盗に遭い、暴行を受けて介護が必要になったと言われていました。現地住民であれ、観光客であれ、老若男女問わず狙われる可能性はすべての人にあるので、油断せず、行く地域の安全情報をたくさん知っておくことが、どれだけ自分の身を守ることにつながるのかよく分かりました。
　大学が始まってからの土日は、ルームメイトと出かけたり、オーナーとケーキ作りをしたりして、のんびりと過ごしています。

ずっと見たかったモンサンミッシェル

世界一のサッカーチームのスタジアムはツアーにもかかわらず観光客であふれていました。

サンセバスチャンにあるバスクチーズケーキ発祥の店。サンセバスチャンは美食の街で、海も街並みも素敵な街です。パンプローナからも近いので、訪れたのはもう3回目です。