慶南大学校 国際文化学科3年 二宮弘樹 <2号 2024年5~6月>

~はじめに~

緊張とワクワクでいっぱいだった前期も終わり夏休みに入りました。日本とは違いじめじめとした蒸し暑さが少なく、友達とも楽しい日々が過ごせています。今回は、MT(membership training)、学祭、期末テスト、夏休みの寮生活、過ごし方について報告したいと思います。

~MT(membership training)について~

MTとは大学や会社の仲間と一緒に行く短期合宿のことをいい、新入生歓迎会も兼ねゲームをしながら飲み明かすのが恒例となっています。私は日語教育科の学生と共に一泊二日で密陽(ミリャン)という地域に行きました。日中はグループに分かれグループ対抗のゲームをしました。人物の名前当てゲームやイントロクイズなどがあり、どのチームも盛り上がって参加することができました。夜はBBQをし、まだ話したことのなかった人との交流を深めることもできました。個人的に大変だったことは、夜中にしたお酒ゲームです。韓国人に混ざりネイティブのペースでゲームが進んでいくため、ミスをする場面が多く、飲む回数も必然と多くなりました。しかし、ゲームを通じ、深い交流ができたのはいい経験になったと思います。日本ではなかなかないような濃い一日を過ごせました。

(↓学祭の花火大会の様子)
学祭の花火大会の様子

~学祭について~

学祭は5月20日、21日で行われ午前中から学内外を問わず沢山の人で賑わっていました。学科やサークルごとでブースを出しており、私が所属している学科では焼きそばとたこやきを振舞っていました。また、ステージではダンスサークルの発表や芸能人のステージパフォーマンスを無料で見ることができ、運動場は人でいっぱいになっていました。夜には花火も上がり思い出の一日となりました。

~期末テストについて~

期末テストも中間テスト同様「生活中国語会話」「韓国語会話中級」「英語スピーキング」「韓国語読み書き中級」「アジア生活文化探究(対面テスト)」がありました。留学生用の韓国語授業に関しては授業中習った内容がそのまま出題されるため、授業をよく聞き、復習を行うことでテストはいい点が取れるのではないかと思います。生活中国語会話やアジア生活文化探究は韓国人学生と混じってテストを受けるため、難易度は高くなると思います。しかし、こちらも授業の内容を理解し、覚えることができればテストの問題も解けるようになると思います。英語スピーキングではテストの代わりにグループでの活動がありました。沢山の学生と交流ができ、テストほど硬い内容ではないためリラックスして活動することができました。

~夏休みの寮生活について~

夏休みに入る前、先生に送っていただいた寮の使用期間についてのアンケートに答えた後滞在期間が似ているもの同士で同部屋になるよう割り振られました。一日当たり7,500ウォンの寮費がかかり、滞在する日数×7,500ウォンを銀行に振り込む形となりました。今回も中国人学生と一緒に生活をすることになりました。以前、一緒に生活した経験があったため特に難しい点はありませんでしたが、文化の違いを改めて感じるきっかけになりました。普段とは違った生活スタイルになるため、いい点ばかりではないですが、互いの文化について深く知れる機会であり、いい経験になりました。

~夏休みの過ごし方~

前期も終わり韓国人学生は実家に帰ったり、アルバイトに励んだりしているため一緒にいる時間はぐっと短くなりました。その分一人でいる時間が増え、今までに行ったことのなかった場所やお店に行くことができました。大学の周りのカフェ巡りや書店巡りなど今までは寄ることもなかった場所も訪れることができ、新たな発見をすることができました。

また、一人で釜山にも行きました。大学近くの馬山南部ターミナルから釜山西部(沙上)までバスで50分程で、価格も7,000ウォン弱なのですごく行きやすいです。私が行ったのが6月ということもあり、歩いていると汗が出るくらいの暑さでした。そのため、無計画に歩き回るのではなく、行きたいところリストを事前に作っておいてよかったと思います。王道の観光地から地元の人しか行かないような市場までチャレンジすることができました。馬山とは違い、外国人や人の多さにびっくりしましたが、前期の生活や授業のことを忘れエンジョイできる一日となりました。

夏休みは8月の終わりまであります。あと2カ月を切りましたが、夏しかできないことを沢山友達としたいと思います。

釜山に旅行に行った際、広安里ビーチで撮った写真
(釜山に旅行に行った際、広安里ビーチで撮った写真)

~まとめ~

前期の授業も終え、一段落したところではありますが、気を抜かず今後の授業や韓国語能力試験などの対策をし、より充実した留学生活が送れるような準備の期間にしたいと思います。