慶南大学校 国際文化学科3年 角明莉 <4号 2024年9~10月>

はじめに

韓国は最近、気温がぐっと下がり、日中でも上着がないと肌寒い日も多くなってきました。10月末の中間考査を終え、後期も早くも半分が過ぎ、留学生活も残り2ヶ月を切りました。正直8・9月で紹介できるようなことがあまりなくて報告書を書いている今も絶賛苦戦中なのですが頑張って書いてみようと思います。

추석(秋夕 チュソク)

추석(チュソク)は日本のお盆にあたるもので、韓国では親戚が集まって先祖を敬ったり収穫を祝ったりします。そのため、この期間は営業していないお店も多く、デパートなども数日間は開いていません。5日間の連休だったのですが、友人と野球観戦に行ったり、友人の住んでいる진주(チンジュ)に行ったり、대구(テグ)に行ったりと充実した時間を過ごしました。野球観戦は去年の夏の語学研修に参加した際に1度行き、とても楽しかったので前々からずっと行きたいと思っていたのですがなかなか機会がなく、今回やっと観に行くことができてよかったです。대구(テグ)ではEworldという遊園地に行ったのですが、連休最終日のためか人が少なく、アトラクションの待ち時間もほぼなかったので、しっかり満喫することができました。私は絶叫系のアトラクションがとても苦手だったのですが、友人たちが乗ろうというので普段は乗らない絶叫系アトラクションにいくつも乗りました。普段からあまり写真を撮る習慣がなく、遊園地に行ったのにも関わらず一枚も写真を撮っていませんでした...。

日本の球場より少し小さめ...
(日本の球場より少し小さめ...)
NCダイナースが勝ちました
(NCダイナースが勝ちました)

진주(チンジュ)のお祭り

진주(チンジュ)に住んでいる友人に誘われて、有名な진주남강유등축제(チンジュ南川流灯祭り)というお祭りに行きました。진주(チンジュ)は私たちの住んでいる창원(チャンウォン)よりも歴史のある街で、晋州城周辺で行われた今回のお祭りも有名なだけあってたくさんの人で賑わっていました。初めて진주(チンジュ)に行くまでは知らなかったのですが、日本が豊臣秀吉の時代に行った朝鮮出兵の戦闘地であり、晋州城には当時のことについて詳しく書かれた資料もたくさんありました。日本にいた時はあまり詳しく知ることが無く、今回韓国側から見た日本との歴史について知るきっかけになったのでとても良い経験になりました。お祭りではフードトラックや屋台がたくさん並んでおり、自分で作れる灯籠作りのブースもあったので実際に作って灯籠流しをしました。ドローンショーや打ち上げ花火も行われていて、日本とは少し違った韓国のお祭りの雰囲気を味わうことができました。진주(チンジュ)までは高速バスで1時間ほどなのですが、この日は人がとても多く、帰りのバスのチケットが売り切れになっていました。こんなにも賑わうお祭りだとは予想もしていなかったので、事前にインターネットでバスのチケットを予約しておけばよかったと後悔しました。

大型の灯籠がたくさん
(大型の灯籠がたくさん)
灯籠のトンネル
(灯籠のトンネル)
自分で灯籠を作って流しました
(自分で灯籠を作って流しました)

국화축제

寮から徒歩15分ほどの海辺の公園해양누리공원(海洋ヌリ公園)で10月末に국화축제(菊まつり)がありました。花で作られたたくさんのオブジェが飾られていて、마산(マサン)を代表するお祭りというだけあって多くの人が集まっていました。私たちがお祭りに行ったのは夜だったので綺麗にライトアップもされていて、ステージではのど自慢大会も行われていました。露店もたくさんあって、日本とは一味違ったお祭りの雰囲気を味わうことができました。

夜はライトアップされます
(夜はライトアップされます)
友人たちとお散歩がてら行ってみました
(友人たちとお散歩がてら行ってみました)

最近苦労していること

前回の報告書でもお伝えしたとおり、後期には所属である観光学部の授業も受講しているのですが、観光学部はグループワークや発表を行う授業がとても多く、苦労しています。特に、MICE産業論という授業では最近、展示会・博覧会をチームで一から企画して実際に実現できるレベルでの企画書を作成するというチーム課題を行っているのですが、発表時間が40分間と非常に長く設定され、専門的な知識も必要とされているのでとても大変です。チームメンバーとコミュニケーションを取りながら協力して作業を進めることはもちろん、発表原稿を韓国語で作成することにも、当然他の韓国人学生より長く時間がかかってしまうので、時間に追われながら準備を進めています。前期には無かった苦労なので自分を成長させる機会だと考えて無事に発表できるように頑張りたいと思います。