慶南大学校 国際文化学科3年 井上琴美 <3号 2024年7~8月>

はじめに

日本ではまだ夏休みですが、韓国では9月から新しい学期が始まっています。今回は韓国での夏休みと後期の履修登録、新しい寮やTOPIKについて報告します。

夏休み

夏休みが始まってからも寮で過ごす場合、その日数を計算して1日分の寮費である6,750ウォン×その日数分のお金を振り込まなければなりません。私の場合、日本に帰る前の寮費が67,500ウォン、韓国に戻ってきてから授業が始まるまでの期間の寮費も67,500ウォンでした。日本に帰る間、荷物は1人につき段ボール3つまで倉庫に保管することができます。

また、布団は22,000ウォンで洗濯室で洗って保管してもらうことができました。

私は日本に一時帰国する前に、留学が始まってからまだ1回も行っていなかったソウルに行き、1日遊んでからソウルの仁川空港から日本に帰りました。

後期の履修登録

夏休み中には履修登録が始まります。慶南大学校での履修登録は山口県立大学での履修登録と違って、受けたい授業が全部受けられるとは限りません。最初に自分が受けたい科目を申請しますが、その中から先着順となった科目は本受講申請という申請をしなければなりません。これは先着順の申請で学年によって申請が始まるタイミングが違うので、自分がいつから申請することができるのかしっかりと見ておかなければなりません。また、学期が始まってから修正期間が2日間あるので、自分に合わないと感じた授業を削除することができたり、逆に増やしたりすることができます。

私が後期に履修している科目は5つで、すべて対面の授業が「文学の心とストーリーテリング」、「MICE産業論」、「韓国語会話中級」、「言語の神秘と文化」という授業で、対面とオンラインが半々の授業が「地域の歴史と文化」という授業です。「地域の歴史と文化」という授業はまだオンラインの講義しか受けたことがありませんが、そのほかの授業はすでに数回受けています。

「言語の神秘と文化」

グループでの活動はなく、講義を聴くだけの授業です。先生の言葉が少し聞き取りにくいですが、授業のPDFをあげてくれているので内容理解にそこまで苦しむことはありません。

「文学の心とストーリーテリング」

グループでの活動が主で、自分の考えや思ったことを伝える場面が多いのが特徴の授業です。グループは基本的に4人で構成されていて、私は韓国人3人と同じグループになりました。まだグループでの活動は1度しかしていませんが、周りのメンバーは優しくて面白いのでこれから楽しく授業が受けられそうです。

「MICE産業論」

この授業もグループでの活動が主で、グループでどこかに行ったり調査をしたりして、発表を行うという特徴があります。

「韓国語会話中級」

前期に受けていた韓国語文法中級の授業の先生と同じ先生が担当している授業で、授業には日本人、中国人、モンゴル人がいます。韓国人だけではなく、他の国籍の人たちと一緒に授業を受けることができるのでグローバルな感じがして楽しいです。

後期の時間割
後期の時間割

新しい寮

私たちが前期に住んでいた寮が夏休みにリモデリングされ、新しくなりました。リモデリングのため、夏休み中、違う棟の寮に引越しをしなければならず、荷物の移動など大変でしたが、新しくなった部屋は想像していたよりもきれいでびっくりしました。また、後期から部屋割りも変わっていて、私の部屋は日本人3人とメキシコ人1人の4人部屋になりました。前期は日本人4人で部屋を使っていたので言語で困ることがなかったですが、今回はメキシコ人と英語を用いてコミュニケーションをとらなければならず、大変な部分も多いですが、仲良くなろうと努力しています。先週は、メキシコ人の友達を含むルームメイト3人でチキンを食べてホラー映画を一緒に観ました。今までも話したことはあったけれど、そこまで仲良くなかったのでこれを機に少し仲良くなれた気がして嬉しかったです。まだ日本人1人が韓国に来れていないのですが、今週来る予定なので、来たら4人でご飯に行ってみんなで仲良くなり、みんなが楽しく過ごせる部屋にしていけたらいいなと思います。

新しい部屋
新しい部屋
韓国人の友達が連れて行ってくれたご飯屋さん

韓国人の友達が連れて行ってくれたご飯屋さん

TOPIK

韓国に来て初めてTOPIKを受験することにしました。9月3日の10時から申請することができたので、10時にサイトに入り申請をしました。しかし、私が現在通っている慶南大学校での受験は人気で、サイトに入った時点でもう締め切りになっていました。そのため、ここから少し離れていますが、チャンウォン大学で受験することにしました。受験料は55,000ウォンで、決済は銀行からの振り込みか、韓国のカードでの決済かの2択でした。受験日は11月10日なのでそれまでにしっかりと準備して6級が取れるように勉強していきたいと思います。

最後に

後期は前期と違って、難しい授業もたくさん履修しているため前期よりもさらに勉強しなければならず大変なこともたくさんあると思いますが、残り4か月の留学生活を楽しみながら頑張っていきたいと思います。