慶南大学校 国際文化学科3年 又多絢音 <4号 2023年9~10月>

はじめに

韓国に来てからおよそ半年が経過し、ついに後期の授業が始まりました。韓国は日本と比べると黄砂やPM2.5などが多く、空気が決して綺麗だとはいえないこともあり、元々ややアレルギー体質である私は再び体調を崩し、病院に行くことになりました。アレルギー体質の人はもちろん、そうでない人も喉を痛めやすいので、日本から薬を持ってくるなど対策が必要そうです。体調を崩してばかりもいられないので健康管理に気をつけて過ごしていこうと思います。

今回の定期報告では2学期の受講科目と中間考査、休日の過ごし方について書いていきます。

受講科目と中間考査について

○□言語の神秘と文化

簡潔にいうと言語学を取り扱った内容、といった感じです。内容的に少し難しく、理解するのに苦労することも多いですが、先生がテンション高めに例や写真などを用いて解説してくださるので毎回楽しんで聴いています。

中間考査はマークシート式で行われました。範囲がかなり広く、内容的に少し難しかったのですが授業の内容をしっかり復習していれば問題ないくらいの難易度でした。また、レポート課題も出されました。提出までの期間が長めにあったので韓国人の友人に添削してもらいながら時間に余裕を持って書き進めることができてよかったです。

○□韓国民族と今日の文化

この科目は週2回のうち1回が対面、もう1回はオンラインで講義動画を見る、という形で行われています。オンライン授業で行った内容を踏まえて対面授業は行われます。事前に授業資料をアップしてくださるので分からない単語を調べておいたり、復習したりしやすいです。

中間考査は試験の代わりにレポートの課題がありました。この授業は授業後に出されるA4用紙半分から1枚くらいの量のレポートや、映画を見てテーマに沿って書くレポート、そして中間考査の代わりのレポートなどかなり課題が多いため毎週少し苦労しています。

○□中国の理解

主に中国の政治や文化などについて学んでいます。この授業では例年、授業資料をアップしていないそうですが、今年は留学生の受講者が多いため特別にアップロードしてくださることになりました。しかし、資料があげられたのはテスト直前くらいの時期でした。そのため、基本的には授業中にスライドの文字を全て書き写しておく必要があります。先生は他地方の方言を話されるせいもあってか独特な話し方をされるため、少し聞き取りが難しい時もあります。

中間考査は一問一答形式でした。範囲はそこまで広くはなかったのですが、人物の名前は日本と違って中国語の発音をそのまま韓国語で表記するので覚えるのに多少苦労しました。事前にきちんと勉強していればある程度正解できるくらいの難易度だったと思います。

○□大衆メディア文学

この科目は完全オンラインで行われており、アップロードされた動画を見ることによって出席となるオンデマンド形式です。内容は主にメディアについてと文学について分かれているのですが英語の単語が多く、韓国語では日本語と違う発音表記をすることが多いこともあり読み取りにも聞き取りにも苦労することが多いです。

中間考査は対面で行われました。完全オンラインであるためか受講人数が非常に多く、大きな講堂のような場所での試験でした。マークシート式だったのですが範囲が非常に広く、内容も難しかったのでかなり苦労しました。

○□英語スピーキング

基本的な英語の文法を学んだり、ペアやグループで英語を使って簡単な会話やゲームをしたりしています。この授業ではおよそ半数くらいが留学生で韓国人、日本人、中国人だけでなくその他の国の出身の学生もいるようです。それぞれ英語力にばらつきはありますが、難易度は高くなく、様々なゲームをしながら授業を進行していくので他の学生と関わる機会も多く、毎時間楽しんで参加しています。

中間試験は事前に決められたトピックについて作文を行い、その文章を先生の前で読んでそれに関する質問にいくつか答える、という形式で行われました。時々、e-Class(県大でいうYPUポータルのようなもの)にあげられるトピックに関する文章を提出する課題などがありますが、難しいものではなく、先生が優しく丁寧に説明してくださることもあって負担になることはありません。

また、今回は留学生向けの講義がなく、全て韓国人の学生と一緒に聞くものだったためいくつかの講義は先生に許可をいただいて録音したり、事前に資料が配られている場合は軽く予習をしたりしてから講義に臨むなどの工夫をしています。幸い、ほとんどの先生方が気にかけてくださることもあり、大きな苦労をすることはなく受講することができているように感じます。

休日の過ごし方

10月に友人たちと경주월드(慶州ワールド)という遊園地に行きました。韓国に来た当初から遊園地に行きたいという話をしていたのでようやく行くことができて嬉しかったです。日本の子供用の乗り物とは違って子供用の乗り物のはずなのにかなりレベルが高そうなものが多くて驚くと同時に絶叫系の乗り物が非常に多くて楽しかったです。また、경주(慶州)は昔、韓国の首都だったこともあり古くからの建物が多い地域なのでバスで向かっている際にも独特の雰囲気が感じられました。次は観光で경주(慶州)を訪れてみたいです。

경주월드(慶州ワールド)
경주월드(慶州ワールド)

おわりに

始めは長いと感じていた留学生活も残り2ヶ月を切ってしまいました。残りの時間も一日一日を大切にしながら過ごしていきたいと思います。

かき氷
友人と行ったカフェで食べたかわいいかき氷