慶南大学校 国際文化学科3年 桶屋真帆 <最終号>

はじめに

 留学生活は、あっという間に終わってしまいました。この1年間を通してたくさんのことを経験し、たくさんの仲間と出会うことができました。振り返ると、楽しかったこと、つらかったこと、本当にたくさんのことがありましたが、自分自身でとても成長できたと感じています。

留学で日本から持ってきておいてよかったものについて

 1年間の留学を通して、個人的に持ってきておいてよかった物3つを紹介します。
 まずは、風邪薬や痛み止めなどの薬です。慣れない生活環境のせいか、私はよく体調を崩しました。留学して1か月もたたないうちに早速風邪をひき、ご飯が食べられなくなったりしたのですが、日本から自分に合った薬を持ってきていたため、それほど長引かずに治すことができました。留学初期は、海外の薬局で症状をうまく伝えることができるか不安で、薬を大量に持ってきていたのですが、前期で全部使い切ってしまうほど頻繁に体調を崩しました。留学生活では、健康管理がとても重要だと思いました。
 2つ目は、日本の食品です。韓国の料理もとてもおいしいのですが、どうしても日本の味が恋しくなることが多々ありました。そんな時はインスタントの味噌汁や日本のお菓子などを食べて過ごしていました。私が辛い物が食べられないというのがあり、韓国のカップ麺は2種類ほどしか食べられなかったのですが、後期には日本のカップ麺やふりかけなどを持ってきて食べていました。ふりかけは本当に美味しくて、おすすめです。お茶漬けの素もいいかもしれません。
 3つ目は、自分の肌に合った化粧品です。私は敏感肌なので、しっかりと成分がわかるものを持ってきておいてよかったと思いました。韓国の水は、日本の軟水と違って硬水なので、行ってからすぐに肌が荒れたのですが、持って行っていた肌荒れの化粧品できちんと治すことができました。
 反対に持って行かなくても良かったものは、シャンプーや洗剤などの日用品です。柔軟剤は、どうしてもこの柔軟剤がいいという方は持って行ってもいいと思いますが、韓国にもいい香りのする柔軟剤はたくさんあるので、洗剤等は行って現地調達するのが荷物も重くならなくていいと思いました。

留学して得たもの、これからの計画

 今回の留学を通して、多くのことを学び、そして多くのものを得ました。
 語学の面ではTOPIK6級合格はもちろん、私が留学で一番学びたかった教科書には載っていない現地での表現、若者言葉もしっかり学ぶことができました。留学の初期は、わからない言葉だらけで、理解できても、なかなかうまく受け答えができなかったのですが、後期に入り、ほとんどの言葉を聞き取って理解でき、友人ともスムーズに意思疎通ができるようになりました。
 更に、留学先では思っていた以上に自分から動かないと誰も助けてくれません。そういった中で、自主性や積極性が身に付きました。 また留学先には韓国の人だけではなく、ウズベキスタンや中国などの他の海外からの留学生も在籍していて、関わる機会が多かったので、様々な視野も得ることができたように思います。
 留学は終わりましたが、語学の面でまだまだ満足していない部分も多いので、これからも韓国語の勉強は続けて、今より更に極めていきたいと思います。また就職でも、韓国と繋がりの有る仕事に就きたいと考えています。


1年間通った慶南大学校

留学中の一番の思い出である友人と一緒に過ごした誕生日

終わりに

 私が韓国で過ごした約1年間は、何にも代えられない大切な経験になりました。毎日が新しく新鮮な日々でした。これらの経験を就職活動やこれからの生活に生かしていきたいと思います。