慶南大学校 国際文化学科3年 原田茜 <5号 2019年11月~12月>

はじめに

 12月末に慶南大学校での全ての授業と試験を終え、留学生活の終わりと同時に冬休みを迎えました。今回は、留学生活の終盤についてまとめていきます。

11月のTOPIK(韓国語能力試験)について

 留学に来て2度目のTOPIK(韓国語能力試験)を11月に受験しました。留学前には受験したこともなく、資格なしでのスタートでしたが、留学に来て最初のTOPIKで5級に合格し、先日受けた11月のTOPIKで最上級の6級に合格することができました。留学生活の中で、特に自分の言語能力の成長を目に見える形で感じたことはあまりありませんでしたが、TOPIK6級合格という結果を残すことができ、改めて自分の語学力の成長を感じました。帰国後には、ハングル能力検定試験も積極的に受験し、さらに上級を目指したいと思います。

インターンシップについて

 韓国でインターンシップへの参加として、さまざまな行事に参加しました。インターンシップといっても、日本のようにスーツを着て職場体験をするのではなく、慶南大学校で行われた行事に参加する形でした。最初に参加した行事は、地域の社会問題を解決し、地域社会を変えていこうというテーマのもとで行われた「청바지(チョンパジ)」という行事です。「청바지」とは、「처년들이 바꿔가는 지역사회(青年たちが変えていく地域社会)」の頭文字を取った言葉で、直訳すると「ジーンズパンツ」という意味です。主な活動内容は、24時間で地域の社会問題を解決するための解決策を考え、韓国で若者を中心に人気のボードゲームを作るという活動でした。慶南地域の解決すべき社会問題とその解決策と事例を考えるのですが、私たち日本人留学生にはとても難しいことで、なかなか意見を出せませんでした。やはり自分の意見を持ち、相手にしっかり伝えることは、どの国に行っても大事だということを実感すると共に、日本人がいかに意見を出すことが苦手かと言うことがわかりました。私たちのチームは、地域再生という点に着目し、人生ゲームのようなボードゲームを作成しました。十数チームあるうちの、4位という評価を受けることができました。
 また、11月に行われた「地域革新大学ネットワーク国際フォーラム」に参加し、日本から来られる教授の発表パワーポイントを韓国語に翻訳したり、当日は通訳の手伝いをしたりしました。通訳は初めてだったのでとても難しかったのですが、貴重な経験でした。


「地域革新大学ネットワーク国際フォーラム」の写真

まとめ

 3月から始まった交換留学生活が、後期期末テストを受けた後、ついに終わってしまいました。振り返ってみれば、長いようであっという間の1年間でした。11、12月は、留学が終わって日本に帰国する前に、たくさんの思い出を作ろうと遊ぶことや、試験、TOPIKの準備でとても忙しく、時間があっという間に過ぎてしまいました。冬休み中に、また改めてゆっくりと1年間の留学生活を振り返ります。