慶南大学校 国際文化学科3年 原田茜 <4号 2019年9~10月>

はじめに

 後期が始まり早いもので、もう2か月が過ぎてしまいました。中間考査も終え、留学生活も残すところあと約2か月となり、すでに寂しさと焦りを感じています。11月中旬には韓国語能力試験もあり、中間課題や勉強に追われる毎日で、あっという間に時間が過ぎていきます。今回は、9月と10月の学校生活の様子についてまとめていきます。

後期の履修登録、授業について

 前期の履修登録は以前にも話したとおり、留学に来てすぐだったため留学サポートセンターが履修登録を手伝ってくれましたが、後期の履修登録は夏休みの間に各自でやらなければなりませんでした。そのため、夏休み中に後期に取りたい授業をある程度決めておき、おおまかな時間割を決めておく必要があります。どのような科目があるのかは、留学前に先生が送ってくださった科目一覧や、去年の先輩方の時間割や単位交換の状況などを参考にできます。韓国の大学の履修登録は日本と違い、先着順なので人気のある授業は履修できなくなってしまう可能性があるので、事前履修登録というシステムを利用して履修の予約をしておきます。実際に履修登録の本期間になってからその他の授業を決め、時間割を完成させていきます。私たちは国語国文学科に所属しているので、学科科目と全学科全学年が履修できる教養科目の中から授業を選択できます。前期と同様、最低でも12単位は履修しないといけないので後期では、「慶南地域の歴史と文化」「中国の理解」「言語と言語生活」「韓国語会話(初級)」「日本語教育総合設計2」の5科目を履修し、全部で14単位の授業を受けています。後期の履修登録は、履修したい科目の時間が上手く合わず、前期で履修した「韓国語会話(中級)」より一段階簡単な「韓国語会話(初級)」を履修することになりました。基本的な内容だからこそ忘れてしまっていることもあるので復習として、また先生の教え方にも注目しながら授業を聞いています。

後期の時間割

サークル活動について

 前期の反省点を生かし、後期では積極的に活動しようということで2つのサークルに加入しました。どちらも友人や先輩からの誘いを受けての加入だったのですが、一つ目は動画を撮影し編集して作成するサークル、二つ目は日本語教育学科の学生たちの勉強を手伝い、フリートークをする学習サークルです。サークルに加入したことで予定がたくさんになり忙しくはなりましたが、新しい友人も増え、有意義な生活を送ることができています。日本の大学のサークルとほとんど似ていますが、慶南大学校には、スポーツ系のサークルが少ないと感じました。学習やボランティア、文化系のサークルがほとんどで、スポーツサークルはいくつかありますが、スポーツ学科だけで構成されたものがほとんどで、国語国文学科の私たちは加入することができずに残念でした。サークル活動では、本格的な活動以外にも秋のピクニックや打ち上げなど様々な行事もあるので新鮮でとても楽しいです。忙しくて大変だなと思うことはありますが、サークルに加入して良かったと思っています。

まとめ

 前期はまだ韓国にきたばかりで言語にも生活にも慣れず、周りに助けられながら過ごしてきましたが、後期では慣れていないという言い訳も通用しないので、活発に積極的に活動していきたいと思います。そして残り約2か月の留学生活を悔いのない有意義なものにし、帰国後の就職活動や卒業論文に繋げていきたいです。