慶南大学校 国際文化学科3年 原田茜 <1号 2019年3~4月>

はじめに

 慶南大学校での留学生活が始まり、2ヶ月が経ちました。慣れない環境での生活に最初は苦労しましたが、今では韓国人の友人や留学生の友人がたくさんでき、充実した毎日を送っています。今回は、2ヶ月間の留学生活について報告します。

慶南大学校について

 慶南大学校は、1946年に設立された慶尚南道昌原市にある私立大学です。7つの大学、50以上の学部学科があり、学生数は1万人を超えるとても大きな大学です。また、国際交流も盛んで、日本や中国を始め世界各国からたくさんの留学生が集まっています。グローバルハンマや海外研修なども行われており、日本語や中国語を学ぶ学科があるため、多くの学生たちと交流することができます。外国人留学生に対するサポートも手厚く、自分たちだけでは難しい外国人登録証の申請や、銀行口座の開設、授業申請、行事やセミナーなどの参加のお知らせまで、留学生サービスセンターでサポートしてくれます。また、寮では料理をすることはできませんが、留学生サービスセンターの横にある共同キッチンで料理をすることもできます。大学の敷地がとても広く建物も大きいため、授業が始まる前に教室の場所と移動時間を確認しておく必要がありました。


慶南大学校キャンパスマップ

授業について

 授業は基本的に1科目3単位で、1学期に12~19単位を申請することができます。留学生のための韓国語の授業に加えて、所属学科の授業と教養の授業をとることができます。私は今学期、「日本人の生活と文化」「韓国語会話(中級)」「韓国民俗と今日の文化」「韓国語読み書き(中級)」の4科目を履修し、全部で12単位の授業を受けています。韓国語の授業では、他の国からの留学生たちと一緒に韓国語を勉強するのでとても楽しく、他の国の文化を同時に学ぶこともでき、友人もたくさんできます。韓国語以外の授業では、韓国人の学生たちと一緒に受ける授業で専門的な内容なので難しいですが、なんとか必死についていっています。


前期の時間割表

日本語を教える

 慶南大学校には日本語教育学科があり日本語を学ぶ学生や、日本語教育学科以外の学生でも日本に興味を持つ学生がたくさんいるため、日本語を教える機会がとても多いです。テスト期間には、日本語のテストを控えた友人に日本語を教えたり、理解が難しい韓国語を教えてもらったりなどお互いに助け合いながら交流を深めています。そのほかにも、日本語の会話の授業のお手伝いに行ったり、「日本人の生活と文化」という授業で知り合った韓国人の学生と交流したりもしています。お互いの言語や文化に興味を持っているため、とても濃く有意義な交流をすることができていると思います。さらに、外国人留学生同士でお互いの言語を教え合ったりもしていて、毎日がとても刺激的で楽しいです。

まとめ

 毎日が楽しく、新しい学びが多い日々を過ごしていく中であっという間に2ヶ月が過ぎたように感じます。1年間という留学生活の中で、人よりたくさんのことを吸収し学び、韓国語だけでなくさまざまな面から物事を見られる力も身につけていきたいと思います。留学が終わるときに何か一つでも自分の中に大きな成果が得られるようにこれからの留学生活を送っていきたいです。