ビショップス大学(2018年度交換留学生)国際文化学科3年 岡本望希 <1号 2018年9~10月>


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10月上旬のビショップス大学

 ビショップス大学に来て、はや2か月が経過しました。日に日に寒くなり、夜には氷点下まで気温が下がる日も珍しくありません。防寒具の必要性をひしひしと感じています(厚手のコート、雪用ブーツは絶対必要だと現地の友人が口をそろえて言っています)。また、はじめの頃と比べると不安もなくなり、大学生活にも慣れ始めて、気持ちにも余裕ができ始めています。

フロッシュ・ウィーク

 ビショップス大学では新学期が始まると同時にフロッシー(新入生)のためのフロッシュ・ウィークと呼ばれるイベントが行われます。現地に到着してすぐ次の日から始まったため、とてもバタバタしていたのを覚えています。
 まず初日に、お金を払って所属したいチームを1つ選びます。各チームに2~3人の上級生リーダーがいるので、その人たちの雰囲気で、ほとんどの人は選んでいるようでした。私は、所属したら顔にキラキラしたグリッターを塗ってくれるのとキャンディーをくれるという理由でチームを選びました。比較的に女の子が多いチームだったので、すぐに仲良くなることができました。O-week concert/BBQ/Kayak day/Lennoxville safari/field dayなど毎日バラエティーに富んだイベントが開催されるのでチームの皆で参加します。その中でも様々なミッションに挑戦することでコインをゲットできます。また閉会式では、最も多くコインを獲得したチームが表彰されます。他にも部門があり、私たちのチームはGreen Awardsという賞を獲得することができました。


Kayak day

Lennoxville Safari:大学周辺を周って様々なミッションに挑戦!

表彰式はまるでパーティー!


 フロッシュ・ウィークに参加することで、友人ができるのか‥?カナダでやっていけるのか・・?という不安も吹き飛びました。また現地の学生だけでなく世界各国からの交換留学生もほとんど参加する行事なので、そこでたくさん友人をつくることができます。

授業

 私は、フランス語、国際関係、ESLの授業を2つの計4つ履修しています。日本で事前に仮履修登録をしていましたが、こっちにきて期間内であれば変更することが可能です。はじめの1週間は気になる授業に行ってどんな授業なのかを把握した上で履修登録を行いました。また、山口県立大学とは違い、中間テストがあります。すでに終わり、ほっと一息・・・ですが、日々の予習復習が大事だと痛感しました。

FRE100 FrenchⅠ
 フランス語の授業は週に2回あります。1回目は新しいパートを学ぶ日、2回目は事前に決められたチームに分かれて前回学んだパートの理解を深める日になります。2回目はグループアクティビティーを行うのですが、実際に学んだフランス語を自分で組み立てて話しています。難しいですが、それがとても力になります。しかし全体的に授業の進むスピードが速いため、自分で予習・復習をきっちりと行う必要があります。

ESL131 Business English
 ビジネス上で使える英語や礼儀などを主に学びます。最近は、電話対応の仕方を学習しました。ペアになって実際にそのシチュエーションを想像した上で、会話練習をします。私はいつもコロンビア人の女の子とペアを組むのですが、私がミスをしていると、すぐに指摘してくれます。そのおかげで、気を引き締めて毎回の授業に挑むことができています。今後は、グループに分かれて、その中で1人20分のオーラルプレゼンテーションを行う予定です。

ESL110 Introduction English Academic Proficiency
 主に英語でのエッセイの書き方・英文の解読などを行っており、語彙や文法の向上を目標に授業に取り組んでいます。第二言語が英語の学生がほとんどなので、先生も分かりやすく説明してくれます。

POL140 Introduction of International Relations
 国際関係の授業では、国と国の間に生じる政治的、経済的、社会的、文化的、軍事的な関係についての基礎知識を学んでいます。このクラスには交換留学生はほとんどおらず、現地の学生に混ざって授業を受けています。また日本とは違い活発な学生が多く、毎回の授業で多くの学生が、小さなことでも挙手をして質問をしています。この授業もフランス語と同じく、毎回の授業の前に予習を行うことで、理解度をなるべく高めるようにしています。

休日


Sherbrooke

Château Frontenac in Quebec City

Halloween Party

 休日は大学の図書館、食堂で勉強やシェルブルックの街を散策、近くにあるショッピングモールやモントリオールに遊びに行きます。モントリオールへは、バスもしくはカープールを利用して約2時間半で行くことができます。カープールとは1台の車に複数の人が乗り合わせる相乗りのことをいいます。バスに比べるとお財布に優しく、ほとんどの人がカープールを利用してモントリオールだけでなくケベックシティーへ行っています。また、イベントがあるたびに大学ではパーティーが開催されます。最近は、Halloweekendと呼ばれるハロウィーンの前後の週末に、様々なイベントが行われました。私は友人たちと学内にあるGaitと呼ばれるバーに皆で仮装して行き、音楽にのって踊りました。日本の大学ではできないような経験をすることができます。

寮生活


食堂には頻繁にお寿司も...

クレープも注文可能!

 私は、Pollackという寮に住んでいます。ビショップス大学の寮の中でも一番安く、古い建物だそうです。しかし、どの寮に住んでも、ほとんど不自由が無いように思います。
 ドゥーイズという食堂も学内にあり、食事の面に関してもほとんど困りません。食堂は、ミールプランを事前に申し込むことで、8か月間の間、食堂のご飯を自由に食べることができます。また、ほとんどの寮生がドゥーイズを利用するため、そこでたくさん友人もできます。最近はご飯を食べに行っただけなのに、友人と何時間も話をして長時間滞在することが増えてきました。おかげでついつい食べすぎてしまいます。しかし日本で一人暮らしをしていた時よりも寂しいと感じることが圧倒的に減ります。また、バスルーム・トイレ・洗濯機・乾燥機は共同です。また、1か月のうちに何回か寮ごとにイベントが行われます。