青島大学 国際文化学科3年 佐々木真菜 <最終号> 

 最初のうちは長いと感じていた留学も、あっという間に終わってしまいました。今回のレポートでは、11月・12月のことを中心に、一年間の留学生活について振り返ります。

校外学習

 11月に入ってすぐに校外学習として、クラスメイトと先生と一緒に公園に菊の花を観賞しに行きました。普段の授業ではクラスメイトと話す機会は少ないのですが、公園内を散歩したり、ロープウェイに乗ったり、一緒に昼食を食べることで、クラスメイトとたくさん交流することができ、みんなとの距離がさらに縮まりました。距離が縮まることで、もっと中国語を勉強してみんなと色々なことを話せるようになりたいと、学習意欲が高まりました。


満開の菊の花

校外学習での一枚

HSK受験

 11月16日にHSK5級を受験しました。HSKはインターネットで受験を申し込み、青島大学で受験することができます。受験の前の日に、ルームメイトが頑張ってねと、メッセージを添えたチョコレートを渡してくれました。とても嬉しく、より一層頑張ろうという気持ちになりました。このメッセージとチョコレートのお陰もあり、無事にHSK5級に合格することができました。HSK5級に合格することは、留学中の目標のうちの一つだったので、目標を達成することができてよかったです。


ルームメイトからのプレゼント

最後の授業

 12月27日は、今学期最後の授業でした。私にとっては青島大学で受ける最後の授業だったので、少し寂しく感じました。授業の最後にはクラスメイトと写真を撮りました。今学期のクラスは、先生と学生の距離が近く、また意欲的に学習に取り組んでいる学生が多く、とても雰囲気の良いクラスでした。このクラスで半年間勉強できたことを嬉しく思います。
 授業が終わり、1週間の復習期間を経て、1月6日、7日の2日間で期末試験がありました。試験後に成績表と修了証書を受け取り、無事青島大学での留学生活を終えることができました。


半年間学んだ教室

留学生活を振り返って

 初めのうちは長いと感じていた留学ですが、終わってみると本当にあっという間だったと感じます。この一年間、日本では経験できないような様々な楽しかったことや困難なことがありました。正直なところ留学に来る前は、中国はどんな国なのか、中国人とはどんな人々なのだろうか、日本人ということで差別を受けることはないだろうかと、不安な気持ちでいっぱいでした。しかし実際に中国で生活してみると、現地の人たちはとても親切で、私が日本人だと分かると知っている日本語の単語を言ってくれたり、とても温かく接してくれました。現地で自分の目で見て学ぶことはとても大事なことだと感じ、気が付けばこの一年間で中国のことが大好きになっていました。また日本についてプレゼンテーションすることや、外国人の友人から日本について質問される機会が多くあり、日本についても更に知り、改めて考える良い機会となりました。
 留学中大変なこともたくさんありましたが、友人や先生方のおかげで乗り越えることができ、とてもいい経験ができました。ここでの経験は、これからの人生の中で必ず役に立つ時が来ると思います。私の留学を支えてくれた家族や友人、先生方に心から感謝しています。ありがとうございました。