青島大学 国際文化学科3年 佐々木真菜 <1号 2019年3~4月>

 青島に来て2か月が経過しました。少しずつここでの生活にも慣れ、友人もでき、充実した生活を送っています。今回のレポートでは主に入学手続きや口座の開設について報告します。

出発と入学手続きについて

 2019年2月25日、これから始まる新しい場所での生活に期待と不安を抱きながら、福岡空港から青島流亭国際空港へと向かいました。青島流亭国際空港には青島大学の方が迎えに来てくださる予定でしたが、事前に連絡していたにも関わらず、迎えが来ないというハプニングが起こりました。携帯も使用することができず、どうすれば良いのかと焦りましたが、ちょうど同じ便に青島大学へ留学する予定の梅光学院大学の方がおられ、その方のご厚意で一緒に青島大学に連れて行っていただきました。空港から大学までは車で一時間ほどで着き、そのあと入寮手続きを行いました。入寮手続きは中国語と英語を用いて行いましたが、自分自身どちらの言語も不十分だったため手続きをスムーズに進めるのは難しく、事前に必要な単語などを調べておくべきだったと後悔しました。寮は南向きか北向きか、バルコニーが付いているかどうかで部屋の料金は変わってきますが、私は南向きのバルコニーなしの部屋に決め、1年間分の寮費の13,800元を現金で支払いました。


寮の外観

入学手続きについて

 入学手続きは青島大学に到着した翌日の朝に行いました。多くの留学生が入学手続きを行うので、早めに行って手続きを行うことをお勧めします。入学手続きには、パスポート、パスポートのコピー、入学許可証、JW202、証明写真(背景が白のもの)、学費400元、保険代200元、教科書代144元が必要となります。入学手続きの際に日本で事前に受けた外国人体格検査の結果を提出しましたが、検査結果が英語で記入されていたため中国の病院にもう一度行く必要があると言われ、中国に行ってから検査を受けたほうが手間にならなかったと感じました。
 また、入学手続きの際にクラス分けのための簡単なテストがあり、教科書を音読し、それによってクラスを決められます。しかし最初の1週間は授業を受けてみて自分でクラスのレベルを変えることができるので、あまり身構えなくても大丈夫です。


入学手続きを行うオフィス

携帯電話と銀行口座について

 中国では現金を持たず、携帯電話を使った電子マネーで生活します。電子マネーを使えるようにするには中国で銀行口座を持たないといけません。銀行口座を開くためには中国で使用できる携帯番号が必要となるため、まず先に携帯電話の準備を進めました。私は中国で携帯を購入してそれを使用するつもりだったので、学外にある携帯ショップへ行き、中古の携帯電話を購入し、そのあと学内にある中国移動(China Mobile)という携帯ショップへ行き、SIMカードを購入し電話番号を決め、契約をしました。私は中国で携帯を購入しましたが、携帯電話の中に日本語設定がなく操作が不便であったため、日本で使用していて使い慣れている携帯電話を予めSIMロック解除やSIMフリーにしておき、中国で使用することをお勧めします。
 次に銀行口座の開設に行きました。初めに中国銀行へ行きましたが、その時はまだビザの居留許可を取得していなかったため、口座を開設できないと断られてしまいました。2軒目に中国建設銀行に行ったところ、ここではビザの居留許可を取得していなくても口座を開設することができました。口座の開設には、パスポート、携帯番号、身分証明書(運転免許証など)、マイナンバーの番号が必要となり、一時間程度で口座を作ることができました。

おわりに

 中国に留学へ行く前は、中国がどんな場所なのか、中国人とはどんな人なのか、自分の中国語力で生活できるかなど多くのことが不安でたまりませんでしたが、ほとんどの中国人は、私たちが外国人だからといって避けることなく優しく話しかけてくれとても安心しました。留学中感じた人々の優しさに感謝しながら、残り約8か月、悔いのない留学生活を送っていきたいと思います。


教室棟からの景色