新学期が始まり、新しいクラスにも馴染むことが出来ました。残り半分、気を引き締め直して頑張っています。

履修登録と新クラス

　今学期も前学期同様、履修登録の期間がありました。登録期間は、9月2日から9月4日まででした。手続き自体は前学期とさほど違いはありませんでした。保険料400元（約6,000円）と教科書代も同様に支払いました。
　クラスはレベルを2つ上げるのが基本ですが、私は今回レベルを3つ上げて202Bクラスに入ることにしました。202B班での授業は、中級総合（Ⅱ）、中級口語（Ⅱ）、新聞リスニング、閲読の4つの授業があります。
　中級総合（Ⅱ）と中級口語（Ⅱ）は、前学期に比べ単語や文法が難しくなった程度で、授業内容は以前と変わりません。新聞リスニングは、以前に比べて新聞の内容ということで急に難易度が上がり、授業についていくのに必死です。閲読は、私たち日本人にとっては比較的簡単で、HSK（中国政府公認の中国語検定）の勉強にも役立ちます。時間割は、中級総合（Ⅱ）が1週間に8時間、中級口語（Ⅱ）、新聞リスニング、閲読はすべて週に4時間ずつです。それぞれ期末テストとは別に小テストが何度かあります。
　クラスメイトは前学期からの友人もおり、新しく友人もたくさんできました。今期のクラスは15人で構成されており、日本人、韓国人、ドイツ人、ベラルーシ人、セルビア人、カメルーン人がいます。

今学期使用している教科書

芸術節

　10月18日朝9時ごろから15時くらいまで、青島大学では芸術節と呼ばれる文化祭がありました。芸術節では、留学生がクラスごとにステージ発表と模擬店の出店をします。規模は山口県立大学の学園祭と同じくらいです。模擬店は、各クラス1,000元（約15,000円）程度の予算で準備をしました。
　私のクラスでは、ステージ発表で「小蘋果」（直訳：小さな林檎）を踊りました。最初は合唱をするつもりでしたが、合唱だと観ていて面白くないという意見から、少しユーモアのあるダンスをすることになりました。それが決まったのが芸術節の2日前だったので、放課後を利用してクラス全員で練習しました。1人ダンスができる人がいたので、その人に教わりながら、完成させました。本番はステージの上での発表ということで、みんな緊張しましたが、楽しく踊ることができました。
　模擬店では、サンドウィッチとホットワイン、ソメク（韓国の焼酎をビールで割ったもの）を販売しました。ホットワインはドイツ人を、ソメクは韓国人を中心として作業を行いました。買い出しや試食を行い、当日は1,280元（約19,200円）ほどの売上を出すことができました。他にもメニュー表を作成したり、風船でテントを装飾したりと、クラスで協力して成功させることができました。その日の夜はクラスメイトと打ち上げをしました。
　この芸術節を通して、今まで挨拶しかしなかったクラスメイトともたくさん話すようになり、クラスメイトの新たな一面を知ることができました。またクラス全員で１つのことを成し遂げたことにより、クラスの仲をより深めることができました。

クラス写真

青島日本人サッカー部GGJ

　私は中国に来て2週間ほど経った頃から、青島日本人サッカー部GGJに所属しており、マネージャーをしています。GGJというチーム名は、Great Gi Jii の頭文字からきているそうです。活動は毎週日曜日の午前中、基本的には朝8時ごろから中国人や韓国人、ブラジル人等、外国人チームを相手に試合を行っています。メンバーは大学生、駐在員、中国人も数人いますが、駐在員がほとんどです。マネージャーといっても高校生の部活動のような厳しい感じではなく、残り時間をプレイヤーに伝えたり、フォーメーションをホワイトボードに書き込んだり、ボールの管理をしたりと、大きな仕事はありません。しかしとてもやりがいを感じており、また選手の皆さんも感謝をしてくれるので楽しく続けられています。
　GGJでは、毎年5・6月に開催される華北カップに向けて日々試合に励んでいます。華北カップは、中国にある日本人サッカーチームが北京や大連等、様々な地域から5チームほど集まって開催される大会で、今年は北京で開催されました。当日は4試合をこなさないといけないため、熱中症対策等に励みました。
　新しいコミュニティに入ることで、留学生活がより充実するだけでなく、社会人との接し方やお酒の席でのマナーなど、日本にいたらできなかったであろう社会勉強もすることができました。また、話をする中で企業について知ることができたり、就職活動の相談をさせてもらったりと、就職についての知識が深まったと感じます。外国人との出会いはもちろんですが、GGJへの所属で、日本人の社会人など様々な人に出会えたことが、私にとってこの留学生活の中でも財産です。

試合前の様子