ビショップス大学 国際文化学科3年 三上詩歩 <2号 2019年11~12月>

はじめに

 ビショップス大学に来て4か月が経ち、留学生活も残り半分となりました。生活が充実している分、この2か月は時が過ぎるのがあっという間に感じました。この報告書では大学生活と、冬休みに分けてまとめていきます。

大学生活

 11月末から12月上旬にかけて、期末試験があります。テスト勉強に忙しくなるので、11月上旬はイベントに参加したり、友人とたくさん遊んだりしておくといいと思います。

ボストンキャリアフォーラム
 前年度留学していた先輩から勧めてもらった、ボストンキャリアフォーラムに参加しました。これは日本の企業が、留学生を採用するためのイベントです。留学している間に就活が始まるので、企業や業界の研究を兼ねて参加しました。事前にネットで応募すれば、だれでも参加することが出来ます。(カナダに着いて直ぐはあまり時間がないので、日本で登録を済ませたらいいと思います。)3日間で200以上の企業が、企業説明や採用を行います。イベントを主催するCFNという団体が、面接練習が出来るブースも設けています。就活に向けて刺激を受ける良いきっかけになりました。時間はかかりますが、ボストンへはバスを利用していくこともできるので、費用を抑えたい場合はぜひ調べてみてください。

クラブ活動
 私は、2つのクラブに所属しています。
 1つはBU Club Hip-Hopというダンスクラブです。週に1回1時間なので程よく、クラブに行けば友人に会うこともできるので、勉強の息抜きになりました。私自身、ダンス経験者ではないのですが、みんなで楽しもうという雰囲気のダンスクラブなので、とても楽しかったです。11月の後半には、show caseという発表会もありました。他のダンスチームの発表も見ることができ、盛り上がりました。
 もう1つのクラブは、バドミントンクラブです。週に3回、体育館が予約されていますが、自分の時間があるときに参加できる自由な雰囲気のクラブです。誰とでもプレー出来るので、友人も増えました。クラブで運動した後には、みんなで学内の食堂に行き、食事をしたり、話をしたりして、いい思い出になりました。

Final Exam

・Business English
(oral presentation)
 先生の選んだビジネスに関するテーマの中から、自分のやりたいテーマを決めて、プレゼンテーションをしました。提出するペーパー、パワーポイント作成等、することが多く大変でした。レポートは、いくつかの文献を参考にして書きます。先生が、授業中に丁寧にレポートの書き方を教えてくれますが、引用文献の書き方等の注意すべき点が多いので大変です。しかし、そのおかげで正しい英語の論文の書き方を学ぶことが出来ました。口頭発表は、少人数グループだったので、そこまで緊張はしませんでした。
(Paper test)
 今までやった総復習になるテストでした。選択問題はじめ記述も多く、時間いっぱいかけて解きました。

・Intro to Communication theory and practical
 テストの前に、レポートの提出がありました。授業に関連したテーマを自分で考え、文献を参考に書きました。授業の内容をレポートに含めるのは難しく、とても時間がかかりましたが、終わった時の達成感は大きかったです。先生がとても親切で、いつも気にかけてくれるので、質問しやすく、ありがたかったです。テストは、中間テストとほぼ同じ形式のテストでした。範囲は中間テスト以降の部分で、選択問題や短文記述問題がありました。

・French 1
 総復習のテストで、数字をはじめ、天気、職業、文法など習った内容を広範囲で出題されました。言語なので、他の授業に比べて日常の復習をしっかりしておけば大丈夫です。私は、忘れているところの復習に重点を置いて勉強しました。

・Oral Discourse
 この授業はfinalのテストは無かったので、最後のプレゼンテーションを終えて、0授業は終了しました。クラスメイト同士仲が良かったので、最後の授業は先生に提案して、一緒にパーティーをしました。留学生が多い授業なので、帰国する学生も多く寂しかったです。


食べることが大好きなシアダ、最後のパーティーもたくさん食べていました。この学期をもってフランスに帰ってしまったので寂しいです。

冬休み

 テストが終わると、約1か月間の冬休みがスタートします。テストが大変だった分、休みが本当に嬉しかったのを覚えています。ビショップス大学の寮は、冬休み期間中は基本的には滞在し続けることはできません。しかし、延長料金を払うと1週間ほどは長く滞在することができます。しかし、食堂は開いていないので注意が必要です。今年、ビショップス大学に留学している3人は寮が同じなのですが、私たちの寮にはキッチンがなく、寮に滞在しても食事を準備できないので滞在できない期間はずっと旅行をしていました。幸運にも、行く都市それぞれにBUで出会った友人が滞在していたので、彼らのお勧めの場所に連れて行ってもらうことも多々ありました。
 冬休み中に訪れた場所ごとに、少し紹介したいと思います。

トロント(滞在日数:1週間)
・China Town
・Greek Town
◎Kensington market
・AGO (Art Gallery Ontario)
・Eaton Center (Shopping Mall)
◎Niagara Falls
◎Toronto Christmas market
・Nathan Phillips Square (CN tower)
(個人的に印象的な場所や、好きだった場所に◎印を付けています。)

 トロントは、カナダの3大都市の1つだと聞いていた通り、1週間の滞在では足りないくらいでした。Kensington marketは多国籍な雑貨屋、古着屋、カフェ、食料品店などが集まっています。多国籍な文化が集まるのが特徴なので、独特の雰囲気が味わえます。


Niagaraの滝は、想像以上の壮大さに感動しました。

 クリスマスマーケットでは、クリスマスの雰囲気を味わうことができます。ライトアップやお店の雰囲気がとっても可愛いです。


ジンジャーブレッドクッキーの美味しさとカナダの寒い気候の中飲むHot Chocolateは忘れられません。

ケベックシティ(滞在日数:1週間)
◎Le marche de noel allemand(Christmas Market)
◎Old Québec
・Musée national des beaux-arts du quebec
・Plains of Abraham(エイブラハム平原)
・ Notre-Dame de Quebec Basilica-Cathedral (ケベックノートルダム大聖堂)
◎Quartier Petit Champlain (プチシャンプラン)

 ケベックシティは、歴史的な街並みがヨーロッパ風でお洒落でした。フランスの植民地時代の名残が今も残っているそうです。クリスマスマーケット、オールドケベック、プチシャンプランはどれも歩いていける距離にあります。また、そのほかの観光地も近くにあるので、1週間の滞在は少し長かったように感じます。しかし、ケベックシティは本当に寒いので、一気に回らず、日を分けてゆっくり観光するのもいいかもしれません。あったまるためのカフェ探しも必須です。


プチシャンプラン通りの写真です。

モントリオール(滞在日数:トランジットも含め4日間)
 モントリオールは、トロントに行く前、トロント-ケベックシティ間、NY-BU間のトランジットとして、それぞれ1,2日滞在しました。何度か訪れたことがあったので、観光地へは行きませんでした。モントリオールに滞在している友人と食事に行ったり、カラオケに行ったり、ショッピングをしました。美味しいレストランが多いので、自分の好きな料理、食べたい料理を探してみてください。アジア系のお店はどこも美味しかったです。

ニューヨーク
・Central Park
・Times Square
◎Brooklyn Bridge
◎The Metropolitan Museum of Art
・American Museum of Natural Street
・Battery Park
・Korean Town
◎Radio City Musical Hall
・Whole foods Market
◎5th Avenue (5番街)
・Wall Street

 ニューヨークでは、アメリカ・センター大学に留学している交換留学生2人と合流し、一緒に観光しました。一大イベントのタイムズスクエアでの年越しは、ボールドロップからは少し遠い位置でしたが、現地ならではの雰囲気を味わうことができ、大満足でした。話に聞いていた通り、タイムズスクエアに入るまでの人混みと、年明けまでの12時間は本当に大変でしたが、4人の日本人に出会い、お互いの話をしているうちに、あっという間に時間が過ぎました。縁に感謝です。

 また、アメリカの映画やドラマを見ることが好きなので、ブルックリン橋とメトロポリタン美術館に行ったときは気分が高まりました。メトロポリタン美術館は、ゴシップガールというドラマの舞台になっていたので、気になっていました。舞台になっているのは外の階段なので、実はそこを見ただけでも十分満足していたのですが、さらに中に入って驚きました。ゴッホやモネ、ピカソといった非常に有名な画家の作品が展示されており、また日本の美術館では味わえない宗教的な美術作品も想像以上で、雰囲気に圧倒されました。


5番街と呼ばれるショッピングのできるストリートにはTiffanyの本店もありました。

さいごに

 留学生活の半分は、勉強や生活に慣れることに必死でした。いっぱいいっぱいになり、苦しい時もありましたが、しっかり向き合えたと思います。また、多くの人と出会い、様々な考え方や価値観、人の優しさに触れることが出来ました。留学に来たことの大きな成果だと感じています。後期は、やりたいこととやるべきことをしっかり自分の中で考えて行動していきたいです。自分に関わるすべての人に感謝の気持ちを忘れず、残りの4か月を後悔のないように過ごしたいです。