釜山大学校 国際文化学科4年 兒玉悠梨乃 <3号 2024年7~8月>

はじめに

留学生活も残り半分となり、もう2学期が始まってしまいます。今回は、夏休みの生活と2学期に向けた準備について紹介したいと思います。

成績発表

1学期の授業の成績は、7月2日に発表されました。過去の先輩の体験談で、授業評価をしていないと成績をすぐに確認できないとあったので、授業評価は期末試験より前に早めに行いました。釜山大学校のアプリを通して、成績は簡単に確認できました。その後7月19日には、英語で作成された成績表の画像がメールで送られてきました。

釜山大学校のアプリで確認できる成績表です。
→釜山大学校のアプリで確認できる成績表です。

寮の申請(夏休み・2学期)

夏休みの寮申請

夏休み期間の寮の申請は、1学期とは異なり、大学生活院のサイトを通して行われました。夏休みの間(6月22日~8月31日までの71日間)の寮申請は、5月21日~23日の間にサイトから行いました。そのあとすぐの5月27日~29日の間に寮費の支払いを行いました。寮費の支払いは、使える種類が限られていたためクレジットカードは使用できず、韓国で開設した銀行口座から口座送金しました。夏休み中の寮申請は、5月に行われるので、申請に気が付かず、申請ができなかった人がいたという話も聞いたので、申請を逃さないように、5月になったらすぐ寮費の準備などを行った方が良いと思います。

今年は例年と異なり、私が生活している自由館の食堂が休業するかもしれないというお知らせがあり、その場合に食事の申請を行うと、他の寮まで行って食事をしなければならないということだったので、私は食事を申請しませんでした。そのため、即席ご飯やカップ麺、自由館地下1階のコンビニを利用したり、フードデリバリーを頼んだりと、食事にとても手間がかかりました。寮には冷蔵庫も電子レンジもないので、とても大変でした。

ルームメイトや日本人の友達たちと大学周辺でご飯を食べたりもしました。
ルームメイトや日本人の友達たちと大学周辺でご飯を食べたりもしました。2
→ルームメイトや日本人の友達たちと大学周辺でご飯を食べたりもしました。

2学期の寮申請

2学期の寮の申請は、1学期と同じように釜山大学校のサイトから行いました。申請期間は7月2日~7日、寮費の支払いは7月10日~12日の間に行われました。2学期の寮費の支払いは、海外のクレジットカードの利用が可能なので、私は母のクレジットカードで支払いをしてもらいました。日本の銀行からの海外送金もできるのですが、とても時間がかかるため、クレジットカードでの支払いか、韓国の銀行口座からの口座送金などで寮費を支払うと良いと思います。大きな金額なので、早めに準備をする必要があります。2学期も1学期と同じように、週7日2食(昼、夜)を選択しました。

また、1学期の寮の申請の際に、結核にかかっていないことを証明する結核診断書の提出を行ったのですが、2学期にも健康状態についての書類の提出がありました。1学期から引き続き2学期も申請する人は、結核診断書の提出は免除されましたが、今回の2学期の申請から、新たにはしかの予防接種証明書が必要になりました。私は、母子手帳の予防接種の欄を基に、はしかの予防接種を行ったクリニックにお願いして、予防接種を2回受けたという証明を英文で発行してもらいました。

寮でのルームメイトの申請もできるのですが、私は1学期のルームメイトと一緒にルームメイト申請を行いました。部屋の変更等もありませんでした。

2学期の寮申請の内容です。
→2学期の寮申請の内容です。

卒論中間発表会

7月23日に行われた卒論中間発表会に合わせて、3週間ほど日本に一時帰国しました。昨年の卒論中間発表会では、留学先からzoomで発表をされていた先輩もいらっしゃったのですが、スライドの共有や質疑応答などを行うのが大変だったので、実際に参加したほうが発表しやすいと思い、一時帰国しました。他のゼミの発表も少し聞くことができ、卒論を進める上で大きな刺激になりました。久しぶりにゼミのメンバーや先生と会い、卒論や留学生活について話すことができ、良いストレスの発散にもなりました。私は12月の卒論の提出の際にはまだ韓国にいるので、ゼミのメンバーに卒論の提出についてもお願いしました。

履修登録

2学期の履修登録は、8月12日の朝8時から行われました。私は履修登録の1週間ほど前に行われる希望科目登録で、5つ授業を申請していたのですが、そのうち3つは希望科目登録で先に履修登録ができました。履修登録当日は、PCバン(ネットカフェ)に行って登録を行いましたが、希望していた授業の1つは登録に失敗してしまいました。私が2学期に履修する授業は全部で4つです。授業については、次の報告書で詳しくまとめようと思います。

1番履修したかった授業は、志望者がとても多く、登録できませんでした。
→1番履修したかった授業は、志望者がとても多く、登録できませんでした。

TOPIK

受験申請

留学前に受けたTOPIKの試験で5級までしか取得できていなかったのと、前回の受験から約2年が経ち有効期限が切れてしまうことから、7月に韓国でTOPIKの試験を受験しました。5月の終わりごろに申請があったのですが、日本でのTOPIK受験申請とは違い、韓国では受験者数がとても多いので、申請開始と同時にどの会場もあっという間に席が埋まってしまいます。私も釜山大学校で受験したいと考えていましたが、申請開始後すぐに席が埋まってしまったため、釜山外国語大学で受験しました。

PCバンで申請開始と同時に手続きを始めましたが、待機人数がとても多く、サイトに入るまでとても時間がかかりました。
→PCバンで申請開始と同時に手続きを始めましたが、待機人数がとても多く、サイトに入るまでとても時間がかかりました。

受験日

これまでTOPIKの試験は日本でしか受けたことがなく、韓国で受験するのは初めてだったのですが、釜山外国語大学の会場では日本人はほとんどおらず、いろんな国籍の人がいて不思議でした。私がこれまでに受験した日本の会場では、教室に時計はなく、時計を持参する必要がありましたが、韓国の会場では、教室のスクリーンでデジタル時計が表示されていたので、時計を持参する必要はありませんでした。そのほかに日本と韓国でのTOPIKの試験に大きな違いはなかったと思います。

受験会場の様子です。
受験会場の様子です。2
→受験会場の様子です。

成績発表

TOPIKの試験の約1か月後にホームページで成績が確認できました。リスニングとリーディングは、予想よりよくできていたと思いますが、作文はまだまだ勉強しなければいけないなと思いました。後期に履修する授業でも、特に作文を中心に練習したいと思います。

TOPIKの成績です。
→TOPIKの成績です。

TOEFL

元々英語がとても苦手なのですが、留学中に一度は英語の検定試験を受けてみようと思い、TOEFLの試験を受験しました。最近は英語の勉強は全くできていなかったので、結果は散々でしたが、TOEFLの試験の雰囲気を知ることができ、また試験を受けていた韓国人の英語レベルの高さを感じ、韓国語だけでなく、英語も勉強しなければいけないなと強く感じました。

海外送金

夏休み中の寮費を支払う際に、日本の銀行から韓国の銀行に海外送金を行って、寮費を支払おうと考えていたのですが、思ったよりも海外送金に時間と手数料がかかりました。そのため、私は海外送金を行わず、日本から現金を持って行って、韓国の換金所で両替し、韓国の口座にお金を入れるという方法を主に利用しています。しかし、急に大きな額のお金が必要な時は、私の生活している自由館地下1階のコンビニに設置されているATMを利用して、少し手数料はかかりますが、日本のクレジットカードを使い、韓国ウォンでお金を引き出して(海外キャッシング)使っています。

日常生活

バディ

夏休みに入り、久しぶりにバディと会いました。私とバディとバディの友人の3人で遊んだのですが、バディとその友人2人とも、昨年まで日本の大学に交換留学をしていたので、日本語がとても上手でした。普段の会話は韓国語なのですが、日本語で話してみようと2人の日本語の会話を聞いてみると、日常生活では使わないような日本語をたくさん知っていたり、私が知らない日本のアニメをたくさん知っていたりととても驚きました。自分の韓国語はまだまだ語彙力も表現力も足りていないと痛感しました。

バディと日本食を食べに行きました。そのあとはカフェでいろんな話をしました。
バディと日本食を食べに行きました。そのあとはカフェでいろんな話をしました。2
→バディと日本食を食べに行きました。そのあとはカフェでいろんな話をしました。

サークル

サークルでは、夏休みには2泊3日で遠征が行われたのですが、卒論中間発表会と日程が重なってしまい、私は参加することができませんでした。ルームメイトが参加していて、とても楽しそうだったので、とても残念でした。

ルームメイトが遠征で撮影した写真を見せてくれました。
ルームメイトが遠征で撮影した写真を見せてくれました。2
→ルームメイトが遠征で撮影した写真を見せてくれました。

サークル全体での活動は夏休み中にはあまり行われないのですが、サークルの가족조(家族グループ)で1度集まる機会がありました。サークルのことだけではなく、日常生活や大学生活、アルバイトなど、様々な話をしました。韓国では休学をして勉強をしたり、試験を受けたり、留学をする人がとても多く、その話を聞いて日本の大学生活との違いもたくさん学ぶことができました。

家族旅行

私が留学している間に、どのような場所で生活しているのか見てみたいということで、家族が釜山に旅行に来てくれました。大学の周辺やよく遊びに行く場所を案内したり、韓国料理を食べたりして、とても満足してくれたようなので良かったです。

私のおすすめのチュクミサムギョプサルや、カルグクスを家族で食べました。
私のおすすめのチュクミサムギョプサルや、カルグクスを家族で食べました。2
→私のおすすめのチュクミサムギョプサルや、カルグクスを家族で食べました。

おわりに

夏休みは久しぶりに日本に帰省したり、寮でゆっくり動画を見て過ごしたりと、留学の疲れやストレスを解消することができました。これから2学期が始まりますが、あと4か月しかない留学生活を充実したものにできるよう、卒論とも両立させながら努力したいと思います。