1. はじめに
後期が始まり2ヶ月が過ぎました。新学期を迎え、新しい友人にも出会い毎日充実した日々を送っています。日照は10月半ば頃から気温が低くなり、ダウンジャケットやコートで過ごす日が多くなりました。日照は海に面しているため、風が強く非常に乾燥します。今回の報告書では日照校区での授業の様子や日常生活、国慶節での旅行について紹介したいと思います。
2. 始業式と授業
中国は新学期が9月に始まります。9月4日には始業式(开学典礼)が行われ、私たち留学生も参加しました。今期日照はベトナム人とロシア人の留学生が多く、他にもタジキスタンやカザフスタンの留学生がいます。始業式が終わった次の週にクラス分けテストが行われ、今期は2つのクラスに分けられました。私は中級クラスで勉強することになりました。前期は初級だったので今期は内容も難しくなり、加えて10月の後半から11月のはじめには中間試験もあったので、予習と復習に追われる日々を送っていました。中国語の授業以外に週に一回文化体験の授業があります。この授業では、太極拳や切り絵、中国の伝統的な絵画などを体験することができます。


3. 日常生活
普段、授業がある日は友人達と昼食や夕食を食べることが多いです。学校の近くには食堂など食事をとれる場所がたくさんあるので、授業が終わった後、留学生の友人達とご飯を食べに行きます。また、時々ベトナム人の留学生の友人がご飯を作ってくれるため、留学生寮内にある食堂で一緒にご飯を食べます。私も県立大学の先輩と一緒にカレーを作ってごちそうしました。喜んでもらえたようでとても嬉しかったです。


日照校区には日本語学科があります。よく日本語学科の学生とご飯を食べに行ったり遊びに行ったりします。お互いの国の文化や習慣などについて興味深い意見や見方があって非常に面白いです。日本語学科の学生の方々の日本語はとてもレベルが高く、非常に流暢な日本語を話します。私もそれに負けないように中国語の勉強を頑張らなければといつも思わされます。毎日授業など大変ですが、素敵な友人達にも恵まれて充実した日々を送っています。


4. 国慶節の旅行
10月1日~7日の国慶節( 国庆节)を使い、県立大学の先輩と2人で、重慶・成都・西安を旅行しました。主に飛行機と高速鉄道を使い移動しましたが、国慶節ということもあり、チケットを取るのは大変でした。
私たちははじめに重慶を観光しました。重慶は商工業の中心地として非常に栄えた場所です。以前、中国人の先生にもこの場所をおすすめされました。重慶では主に解放碑や洪崖洞、人民大礼堂などの観光地、そして重慶小面、重慶火鍋などの特色のある料理を体験しました。重慶の料理はとても美味しいものが多いですが、火鍋などはとにかく辛く、私は食べることができませんでした。曲阜や日照で食べていた火鍋とも違っていて、使われている調味料や食材も見たこともないものもあり、非常に興味深かったです。


次に成都を観光しました。成都は四川省の省都で、三国志、蜀の舞台でもあります。成都ではおもに成都動物園や杜甫草堂などを巡り、成都の特色料理も体験しました。成都はとにかくパンダが有名で、至る所にパンダの銅像やパンダ関連の商品を売っているお店があり、観光客もパンダのかぶり物をしている人が多いです。成都は担々麺や麻婆豆腐が有名です。私は成都で食べた担々麺の味が忘れられません。美味しすぎて、成都にいる間その担々麺を食べなかった日はありません。


最後に西安を観光しました。西安は中国の古都であり、かつては「長安」と呼ばれていた場所です。西安では主に西安城壁や鐘楼を観光しました。中国古代の時代劇に出てくるような建物が多く、歴史を感じることができました。


5. おわりに
留学も残りわずかとなりました。日照への移動や中間テストなど忙しい日々が続きましたが、毎日充実した日々を送っています。今学期は前学期できなかったことなどに積極的に挑戦して、後悔の残らないように過ごしていきたいと思います。