曲阜師範大学 国際文化学科4年 下屋萌加 <3号 2023年7~8月>

1. はじめに

曲阜師範大学では約2ヶ月間の夏休みが終わり、新学期が始まりました。今回の報告書では7、8月の中国での過ごし方、日本への一時帰国などについて紹介します。

2. 期末テスト

7月のはじめには期末テストが行われました。内容は汉语综合(総合)、HSK、汉语读写(読み書き)、汉语口语(スピーキング)、汉语听力(リスニング)です。中国文化に関する試験は、作品の提出と授業態度で評価されます。事前にしっかり準備してテストに挑んだため、それほど難しくは感じませんでした。個人的には留学初期の頃に比べると、スピーキングとリスニングのテストに手応えを感じました。特にスピーキングに関しては、自分の発音や文法などに自信を持てなかった初期の頃に比べると、かなり成長できたのではないかと思います。

9月からは新しい校舎に移動します。今回の期末テストの反省点も踏まえて新学期に向けてしっかり準備したいと思います。

3. 夏休み

7月の初めにテストが終わった後、そのまま夏休みに入りました。中国の学生は夏休み実家に帰省する人が多く、校舎内もほとんど学生はいませんでした。それに伴い校内の食堂もお休みになるので、夏休み期間は外食や自炊をして過ごしました。

中国の大学は9月から新学期が始まります。留学生の中には留学を終えて自分の国に帰る人もいます。私も9月からは曲阜師範大学の日照校区に移動するので、曲阜校区で生活するのは7月で最後になります。最後に帰国する留学生の友人達と一緒にご飯を食べに行きました。約半年間という短い間でしたが、いろいろな国の友人ができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。お別れするのは寂しいですが、この友情をこれからも大切にしていきたいと思います。そして曲阜での生活が最後ということで、もう一度行きたかったお店に行ったり、電動バイクでドライブしたりと悔いのないように過ごしました。はじめのころは不安もありましたが、はじめての海外生活が曲阜で本当によかったと思います。

曲阜師範大学-曲阜校区の写真
→曲阜師範大学-曲阜校区の写真

そして7月の後半から約1ヶ月間、一時帰国をしました。日本に帰国している間は家族や友人たちと会ったり、HSKを受検したりしました。HSKとは中国政府認定の中国語試験のことです。中国では先生方や友人からよくHSK何級を持っているか聞かれることがあります。私は今までHSKを受検したことがなかったので、この機会に受けることを決めました。今回はHSKの4級と5級に挑戦しました。結果はまだわかりませんが、わからなかったところを復習して次の試験の準備をしたいと思います。

4. 日照への移動

日照への移動に伴い、8月の後半には中国に戻ってきました。最後に一日だけ曲阜に戻り移動への準備を行いました。約半年間お世話になった宿舎と校舎にお別れをして、8月27日に日照へ移動しました。

曲阜校区の宿舎
→曲阜校区の宿舎

8月27日の午後には曲阜師範大学の日照校区に到着しました。これから半年間この場所で生活することになります。日照校区は去年、約1ヶ月間の語学・文化研修の際にお世話になった場所です。まさか1年後にこの場所に戻ってくるとは思いませんでした。

曲阜師範大学-日照校区
→曲阜師範大学-日照校区

日照は山東省の海沿いにあります。曲阜に比べると風があり涼しく感じます。日照に到着してから授業が始まるまで2週間ほど時間があったので、日照を少しだけ観光しました。森林公園や海、ショッピングモールなどを訪れました。去年訪れた場所もありとても懐かしかったです。曲阜とはまた違った雰囲気でこれからの生活が楽しみです。

日照の海
→日照の海

大学の周りにはスーパーやショッピングモール、映画館や飲食店などがあります。すぐ近くには安く食べられる夜市もありとても便利です。日照は海の近くということもあり海鮮料理のお店が多く見られます。曲阜ではあまり海鮮料理を食べることはなかったので、日照ではたくさん食べたいと思います。

大学の近くの夜市
→大学の近くの夜市

5. おわりに

留学生活も残り約半年となりました。新学期になり新しい友人もできました。新たな場所での生活で不安なこともあるかもしれませんが、何事にもチャレンジして楽しい留学生活を送りたいと思います。