ビショップス大学(2018年度交換留学生)国際文化学科4年 岡本望希 <4号 2019年3~4月>

はじめに

 留学生活が終わり、日本に帰ってきてはや2週間ほどが経過しました。帰国すると、本当にカナダにいたのか不思議な気持ちと、食堂でみんなとワイワイ話した毎日が恋しくなりました。カナダと違い、気温も高く、初夏並みの暖かさに驚いているところです。今回は、冬学期の期末試験と、ダンスクラブの定期発表会、帰国に向けての準備について報告します。

期末試験


これまで使用した教科書とノートたち!お世話になりました!

Quebec Society
 この授業の期末試験はFinal Take Home Examといい、事前に試験問題が提示され、期限までにレポートを提出するという方式でした。中間試験期間が終了してすぐに問題が提示されました。問題数が約5問ほどあり、すべて自分の言葉でエッセイのように回答しなければなりません。短時間で終わるような内容ではないので、日々の授業が終わるたびに、一つ一つの問題に回答するようにしていました。

French2
 フランス語IIのテストは、パソコン室のコンピューター上で行われました。教授によって、テスト方式は異なるようです。内容は、リーディングとリスニングです。今までフランス語Iで学んだ内容の応用をIIで学んでいたため、前期に使用した教科書も活用して、テスト勉強を行いました。また、リスニングの勉強は教科書や演習ノートに記載されているリスニングの問題を何度も復習するようにしました。

Sociology of tourism
 この授業の期末試験は記述式試験で、①選択問題 ②ショートエッセイ ③エッセイ が内容としては提示されました。内容は、今日のツーリズムの在り方や種類、問題点などについて学んだので、それらの基礎知識を問うようなものが提示されました。テスト勉強方法は、授業で配られたプリントを主に復習するようにしていました。また、期末課題として、試験に加えて5〜6分のプレゼンテーションを行いました。題目は「travel destination」で、私はモンゴルの観光についてプレゼンテーションをしました。きちんとみんなに伝わるように何度も練習を行いました。発表後に先生から「Well done!」と言われ、ホッとしたのを覚えています。将来、観光系の職に興味がある人、旅行が好きな人にオススメの授業です。

English for tourism and hospitality
 記述式の試験で、中間テストより後に学んだことが出題されました。英単語や文法の基礎に加え、観光・旅行で使用する英語、食べ物に関連した英語などが主な内容でした。また、試験に加えて、旅行会社の社員になりきって「Telephone Message」を実際に先生宛てに留守番電話に残すというミッションもありました。

ダンスクラブの定期発表会


みんなでお揃いの「BUDANCE」シャツを着て集合写真!お疲れ様のひとときです。

 冬学期から所属したダンスクラブにて、毎週練習したものを披露する「Annual Dance Show Case」が3月末に開催されました。私は、ヒップホップダンスクラブに属し、The CartersのAPESHITという曲で踊りました。とてもパワフルでかっこいいダンスを披露し会場を盛り上げることができました。時間も少ない中、急ピッチで練習を進めていたのですが、本番では今までで一番のダンスを踊ることができました。みんなと大喜びした時は、達成感とともに絆を感じることができました。友人たちもダンス発表会を見に来てくれ、とても嬉しかったです。ありがとう!Thank you!

帰国に向けて

 私は、山口県立大学から来た横田さん、村岡さんと同じ日にビショップス大学を去りました。私たちは試験が終わり次第すぐに準備を行いました。衣服や生活用品がとても増えていたため、なるべく1、2週間ほど前から、断捨離をし、捨てるか友人に託すようにしていましたが、スーツケース2つには詰め込めませんでした。現地に来てからどんどん身の回りのものが増えてしまったのですが、もっとよく考えて買い物すべきだったと後悔しています。ビショップス大学の寮は試験終了後24時間以内に退寮しなければならないため、24時間を過ぎる場合は事前に滞在延長の申請を行う必要があります。私は試験終了後すぐには退寮することができなかったので、事前申請をしました。当日の流れとしては、私たちは朝早くの退寮だったため、セキュリティーオフィスに鍵を返しに行っただけでした。本来は、寮のリーダーのところへ行き、部屋を最終確認してもらい、了承をもらった上で寮のオフィスへ鍵を返却するという流れになります。

友人との別れ


最後の日本人パーティーにて

「お疲れ様でした~!」

パーティーでのご飯!豪華!

帰国前日の「最後の晩餐」は、留学中通い詰めた韓国料理店「Mon ami」にて。

モントリオールといったら「Mon ami」!

車で空港まで見送りに来てくれた中国人の友人の一人。たくさんのキャリーケースで車はパンパンでした。3人で7つ!

 留学生活で一番辛いことと言われたら、「別れ」だと私は思いました。これまで、毎日食堂で顔を合わせ、おしゃべりをした友人や、授業・クラブ・イベントで出会った友人、名前を覚えてくれた食堂のスタッフの方等、この留学が無かったら出会えていなかった人との出会いは私にとってかけがえのない宝物です。「また絶対に会おうね!」「日本に会いに行く!」と言い合えるような友人ができたことはこの留学の大きな収穫になりました。帰国した今、ニュースなどで友人の出身国の話題が出ると、真っ先に彼らの顔が浮かびます。帰国前日には朝方までパーティーを開いてくれ、最後の時間を惜しみながらも楽しく過ごすことができました。

最後に

 最後の2~3ヶ月は、あっという間に時間が経ちました。テスト週間に加え、帰国準備や就職活動に向けた準備が重なっていたため1日24時間じゃ足りないほどでした。毎日朝から晩まで図書館でパソコン画面に向かう日々でしたが、そんな中でのクラブ活動や、食堂での時間は、とても大切な時間でした。また、休日に友人と出かけたり、映画を観たりすることで、リフレッシュできていました。忙しい中でしたが、無事試験も全てやり遂げることができ、達成感に満ち溢れています。この達成感を原動力にし、卒業論文・就職活動も自信を持って頑張っていこうと思います。