ビショップス大学(2018年度交換留学生)国際文化学科3年 岡本望希 <2号 2018年11~12月>


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 留学生活も半分を過ぎ、残すところ冬学期の授業だけとなりました。秋学期の授業のFinal examも無事終了し、長い冬休みも終わったところです。今号では、期末試験と冬休みの過ごし方について書きます。

Final exam

 Final examは授業により日程が全く違うので人によって期間の長さが異なります。私は幸運なことに、早めにすべて終了しましたが、その分テスト日程が集中していたために、短期間で一気に詰め込む必要があり、テスト終了まで図書館にこもって勉強する日々が続きました。French1とIntroduction to International studiesのFinal examについて簡単に説明します。

French1
 テストは、日常で使える天気予報や季節の挨拶など教科書で学んだ内容や日々の小テストの内容を主に、リスニングとライティング形式で出題されました。私のクラスは、中間試験が無かった分、Finalの範囲が広く、すべてを深く勉強するのがとても大変でした。最終的な評価は、日々の出席数、小テスト、期末レポート、期末試験を総合したものが反映されました。

Introduction to International Studies
 期末試験は、選択問題、ショートエッセイの2つの形式で出題されました。記述式のショートエッセイは、自分の言葉で書かなければならないので難しかったですが、選択問題は暗記していれば良かったので、よくできたと思います。中間試験も同じ形式だったので、どのように出題されるのか想像しやすく、挑みやすかったです。また、出題問題が事前に提示されていたので、答えを準備していきました。おかげで、中間試験に比べて、良くできたと思います。

Winter Vacation

Toronto

ナイアガラの滝

CNタワーからの景色


シティーホールに行くとトロントのオブジェがあります

 トロントはオンタリオ州の州都で、カナダ最大の都市と言われています。モントリオールとは違って、ビルも高く、キラキラしていてとても興奮しました。
 トロントまでの交通機関は、シャーブルックからモントリオールまでlimocarというバス(約2時間半)で、モントリオールからトロントまでをMegabusというバス(約6時間)を利用しました。長い道のりでしたが、友人と一緒だったので、話しながら退屈せずに過ごすことができました。トロントに着いたのが深夜12時半頃でしたが、ホテルにチェックインできないというハプニングが起き、急遽、現地の友人のお宅に泊まらせてもらうことになりました。その現地の友人は、久しぶりの家族水入らずの時間にお邪魔したにも関わらず、私たちを歓迎してくれました。日本を出国してから今まで家族と離れていたので、久しぶりに温かい家庭の雰囲気を感じることができ、とても和みました。

〈行った場所〉
◎CN tower
・トロント水族館
・チャイナタウン
◎ケンジントンマーケット
・Toronto city hall
◎オンタリオ美術館
・Toronto eaton centre
◎ナイアガラの滝
≪◎は私のおすすめです!≫

 私は、横田さんと他大学から来ている松本君と一緒に旅をしましたが、ケンジントンマーケットが特にお気に入りで、時間が空けば、その場所に3人で行って、ブラブラしていました。ケンジントンマーケットには古着を売っているお店や、お洒落なカフェ、雑貨屋などがたくさんあり、何時間あっても足りませんでした。トロントへ行く機会があれば、是非ここに行くことをおすすめします。

Kingston



初めて飲んだホットアップルサイダー!

 約5日間のトロント旅行の後、友人たちとお別れをし、1人でキングストン・オタワへ行きました。キングストンで一番行きたかったのが、刑務所博物館でしたが、残念なことにシーズンオフで閉館していました。気を取り直して市内の方に戻り、キングストンシティーホールや港、ベーカリー、カフェ、雑貨屋巡りをして1日を過ごしました。Princess Streetにいれば、1日を過ごすことができます。その通りにあるBalzac's Kingstonというカフェで飲んだホットアップルサイダーが忘れられないくらい美味しかったです。キングストンは、トロントやモントリオールといった都市と違って、田舎ですがとても落ち着いていて人も優しく、まったり過ごすことができました。また市内バスに乗ったときに、キングストンの人は皆、後ろのドアから降りる時でも、バスの運転手さんに「Thank you!」とお礼を言っていて、感動しました。

Ottawa


冬に行くとリドー運河が凍っています


バイワードマーケットには食料品や雑貨がたくさん!

 オタワは、オンタリオ州にあるカナダの首都です。キングストンからオタワまでGreyhoundというバス(約2時間半)で行きました。 観光する場合は、公式に発行されている地図を持つことをおすすめします。オタワにある観光地はほとんどが密集しているので、1~2日あればすべてを制覇することができます。

〈行った場所〉
・Canadian war museum
・Supreme court of Canada
◎Parliament Hill
・Ottawa City Hall
・Confederation park
◎Rideau canal
・National war memorial
・Peace keeping monument
◎National gallery of Canada
◎By ward market
・CF Rideau centre
・Notre-dame cathedral basilica

Quebec City


久しぶりに会った稲葉さん。来てくれてありがとう!

 アメリカのセンター大学へ交換留学に行っている稲葉さんと横田さんとでクリスマスにケベックシティーへ行きました。クリスマスのケベックシティーはとても寒く、マイナスを超える日がほとんどでした。
クリスマスイブの夜には、偶然立ち寄った教会"Notre dame de Quebec"でミサが行われていました。ケベック州の公用語はフランス語のため、すべてフランス語で行われていて、全く理解することができませんでしたが雰囲気をしっかり味わうことができました。

〈行った場所〉
・Old Quebec
・Notre dame de Quebec
・Petit champlain
・Musēe de la place Royale
・Chateau Frontenac

New York City


Times square in New Years day

 念願のニューヨーク!
 ニューヨークまではモントリオールからGreyhoundを使って夜行バス(約6~7時間)で行くことができます。また、出入国もパスポートがあれば、簡単に行うことができます。ESTAは無くても大丈夫でしたが、あればアメリカへ入国する際に書類の書き込みをする必要がなくなります。(またカナダへ入国の際はスタディーパーミットの用紙が必要になります。) 行きのバスでは、周りのイビキの音がすごすぎて、睡眠することができませんでした。
 今回の旅のメインイベントは、タイムズスクエアで年越しをすることでしたが、途中から雨が降り出し、全身ずぶ濡れの状態で約14時間立ちつづけたので、とても過酷でした。せっかく来ていた豪華ゲストのパフォーマンスなどありましたが、それどころではなくなるくらい、とても辛かったです。最後の2~3時間は、ただただ、早く終われとばかり願っていましたが、2019年になった瞬間、疲れも吹き飛び、来てよかったと思うことができました。しかし、もう二度とやりたくないです。私が、カウントダウンinタイムズスクエアをするにあたって絶対必要だと感じたものは、オムツ・お菓子・暇つぶし・カッパ(雨が降りそうだったら絶対)・気合い!です。

Broadway


 そしてタイムズスクエア生還の後、ブロードウェイで「オペラ座の怪人」を観ました。ブロードウェイのチケットは、ネットで買うと安くなるので早めに取るべきです。また、空席があれば当日券もtktsというタイムズスクエアのど真ん中にあるチケット販売所でも購入することができます。実は、ニューヨークに着いてからすぐにtktsに並びましたが、欲しかった「オペラ座の怪人」のチケットはもう売り切れてしまっており、断念して、オンラインで購入しました。「オペラ座の怪人」は、ブロードウェイの中でも最も古い劇で、客足も一定のようで、前日でもオンラインでチケットを購入することができるそうです。

最後に

 交換留学も残り半分となりました。前期は慣れることと、周りについていくことに必死でした。後期は余裕を持って、自分の勉強したいことに集中すること、コミュニケーション力を伸ばすために色んな活動に参加すること、そしてカナダでできた友人との時間を大切にすることを目標に最後まで全力投球したいと思います。