ビショップス大学 国際文化学科3年 菅井杏水<3号 2025年1~2月>

初めに

新しい学期がスタートして1カ月ほど経ちました。最近は気温が真冬に比べて温かくなってきて、日も長くなったなと感じています。今学期は興味のあるいろんな分野の授業を取ってみたいと思い、英語の授業のほかに美術や音楽関係の授業に挑戦してみました。

授業

ESL126: Oral DiscourseⅠ

ESLの授業は前の学期と同じ先生が担当しています。この授業はプレゼンテーションがメインの授業です。4回に分けて英語でのプレゼンテーションがあり、それぞれテーマが用意されているのでそれについて3分~5分間発表します。その他にも授業内でグループワークを行ったりもします。小規模で先生が1人1人の癖や発音を丁寧に見てくださるので、適切で丁寧なアドバイスがもらえます。授業にいるほかの学生も英語を第二言語としてこの授業をとっているので、いろんな国の文化を知ることができ、とても興味深いです。

CDC100: Introduction to Communication

コミュニケーションの歴史やカナダの文化について学ぶことができる授業です。先生が毎回パワーポイントを用意して基本的にその講義を聞く形の授業になります。毎週パワーポイントに関するクイズが10問ほどオンラインで出題されます。これに加えて、500字以上のブログを書く課題が学期の中で3回あります。内容はビショップス大学に関するものです。一度提出して先生が指摘してくださったところを直して再度提出します。

中間と学期末には筆記テストがあります。ESLの授業と比べて規模が大きい授業なので、よりリアルな海外の授業の雰囲気が味わえると思います。

FIS107: beginning Sculpture

初級の彫刻の授業です。美術が好きで興味があったのでこの授業を取りました。初めは粘土で好きなものの形をつくってみるところから始まりました。そのあとはだんだんとレベルアップして、石膏のお面や、モチーフを決めて小さな置物のような石膏の作品をつくっています。思っていたよりも本格的で、粘土で形をつくった後、型を取って石膏を流し込みます。先生も優しくて、どうすればより良くなるかを回りながらアドバイスしてくれます。新鮮な体験でとても面白いです。

MUS116: Film MusicⅡ

映画の音楽に焦点を当てて、その音楽の役割や特徴を分析していく授業です。映画は歴史ものの伝記からホラー、コメディ、アニメーション映画まで幅広く見ていきます。映画の音楽が使われているシーンを切り抜きながら鑑賞して、先生が解説する形です。先生がとても熱心で、細かく音楽の効果や専門的な知識を交えて講義をしてくれます。テストは筆記で流れている音楽の映画タイトル、作曲者、音楽的特徴などが出題されます。このテストが学期内で3回ほど行われます。自分の知らなかった映画を知ることができるし、音楽の観点から映画を見たことがなかったので、新しい発見がたくさんあります。

休日やテスト期間

週3で休みがあるので、休日に近くの街に行ってみたり、友達の車に乗せてもらってドライブに行ったり、買い物したりしています。この前の休日には初めて映画館に行ってみました。地元よりの映画館で規模感はそんなに大きくありませんが趣があってとてもよかったです。ここでは映画は基本全編フランス語で上映されています。英語字幕もないものがほとんどなので、あらかじめ内容を知ってから行くことをお勧めします。

また、今回の中間テスト前に1週間くらいの休みがあったので、友達とオタワとトロントへ旅行に行きました。時間はかかりますがバスで行くと費用を抑えられます。オタワは2泊3日、トロントは3泊4日でした。残念ながらオタワにあるカナダの国会議事堂は工事中でしたが、街やその他の有名どころを散策しました。丸1日時間があれば十分満喫できると思います。トロントでは、丸2日時間があったので、コンサートとナイアガラの滝をメインに回りました。ほかにも、マーケットやショッピングモール、チャイナタウン、カフェに行ってゆったりと過ごすことができました。

オタワ、トロントどちらも散策する時の移動手段は徒歩と電車がほとんどで、クレジットカードで直接タッチ決済をするか、現金(おつりなし)で支払えます。

オタワ国会議事堂
オタワ国会議事堂
トロント
トロント
トロントのモール
トロントのモール
トロントの街を散歩
トロントの街を散歩
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝

終わりに

気づくと残り1カ月になっていました。長かったような短かったような、まだ帰国するという実感がわかずにいます。残りの時間を有意義に過ごしていきたいです。