■授業
・BAC121-01 202401 - Introduction to Financial Accounting I
当初は一人で受ける予定だった会計学の授業ですが、アメリカから来た友達が履修することになり、2人で協力しながら課題や定期テストをこなしていました。会計学は世界の共通言語とも呼ばれていることもあり、英語でも日本語でも基本的にさほど内容は変わらない為、授業内で理解できなかったことは日本語でその内容をインターネットで調べることができます。期末には3時間の最終テストがありますが、体系的に勉強できるため、準備をすればするほど結果が生まれやすいものでした。英語を用いて言語以外の授業を挑戦してみたい方におすすめしたい授業の一つです。
・ESL126-01 2024 - Oral Discourse I
兼ねてから指摘されていたTHやRとLの区別、二重母音の発音に注意しながら、計4つのプレゼンテーションを行いました。最後のプレゼンテーションは前学期を含め一番良い点数を取ることができ、2つの授業を通し発音においてとても成長を感じました。発音はもちろん、ジェスチャーや目線などのボディーランゲージも隈なく評価されます。言語に関わらず、将来人前で話すためのコツも学ぶことができました。
・ESL131-01 202401 - Business English
期末にはグループでのプレゼンテーションがありました。準備期間がかなりあり、その間に議事録の書き方も学ぶことができます。チームは先生が作り、同じ国籍の人が同じチームに行かないように工夫されていたため、準備期間のミーティングなどは英語で行われます。ビジネスに重きを置かれた授業ですが、単に英語を喋る機会を作りたい方にもおすすめの授業です。
・ESL210W-01 202401 - Advanced Writing and Text Analysis
期末には、30分程の動画に対するリアクションエッセイを書きました。3時間の時間制限があり、これまで習ってきた内容をすべて反映させる必要があったので、かなり緊張感のある期末テストでした。日本の学校ではIt is構文を習うと思いますが、これはweak subjectといいフォーマルなエッセイでは多用してはいけないと学ぶことができました。またhaveやget などの文脈によって様々な意味を持つ動詞はweak verbといいこれらもエッセイの中では避けるべきものだと学びました。小規模のクラスだった分、発表する機会も多くあり、期末テストも含め今期の中で一番挑戦的な授業でした。
■私生活について
ビショップス大学で知り合ったミゲル君という学生と授業内で仲良くなり、期末テスト後に彼の実家に誘われました。大学から1時間ほど離れたところにあるDrummondvilleという街まで運転してくれ、林道を散歩したり、コストコで買い物をしたりし、晩御飯はミゲル君の両親が豪華なバーベキューを用意してくださりました。朝ごはんにはフレンチトーストをカナダの名物のメープルシロップと頂きました。次の日には近所の公園で野球をしたり、テニスをしたりもして、とても疲れましたが楽しいお泊り会となりました。運転など新しい体験をさせてもらい、ミゲル君とご家族には感謝しかありません。

ミゲル君の実家でバーベキューを楽しんでいる様子です
■県大とビショップス大学の関係
ミゲル君は山口県に来たことがあり、初めて授業で会ったときは山口弁で話しかけてくれてとても驚いたのを覚えています。山口県立大学とビショップス大学は長い間提携校にあるため、「山口に行ったことあるよ」や「県大から来た子と親友だよ!」など、山口とカナダの意外な関係に出会うことがたくさんあります。これは交換留学ならではの楽しみでもあると思います。授業中も積極的にクラスメイトと仲良くなることで、意外な共通点が見つかるかもしれません。
■皆既日食
ニュースでご存じの方もいるかもしれませんが、今年の3月8日に北米の一部の地域で皆既日食が発生しました。大学があるSherbrookeはちょうど見れる地域に位置していて、綺麗な皆既日食を見ることができました。大学の授業はすべて休講となり、大学から皆既日食用の太陽が直接見れるサングラスも配布していました。動画で見たことはありましたが、実際に空が少しの間真っ暗になる様子がとても印象的でした。一生に一度あるかどうかの体験をカナダで偶然体験し感動しました。


皆既日食中の太陽の様子です
■3月4月の気温
3月中旬に入ると氷点下を下回る日は少なくなっていきます。しかし油断は禁物です。なんとビショップス大学では3月の終わりに大雪が降りました。暖かい日が続いていたので油断していたのですが、不意打ちを突かれたようでした。この気温差に体調を崩す学生もいたので、ぜひビショップス大学に来る方は、天気予報を見逃さず気温に応じた服装を常に心がけていただきたいと思います。
■終わりに
早くもビショップス大学の生活にも終わりが近づいてきました。完全にこちらの生活に慣れたので、ここから離れることは少し考え難いですが、別れ際に後悔の無いように最後まで友達と思い出を作ろうと思います。