ビショップス大学 国際文化学科4年 橋口芽衣 <3号 2022年1~2月>

はじめに

 冬休みが終わり、冬学期が始まりました。新型コロナウイルスにより、学期最初の1週間はオンライン授業で行われました。外は寒く雪が降り積もっているため、休憩の時は窓から雪景色を見ることが日課です。第3号では、履修授業や大学生活についてお伝えしたいと思います。

 授業について

 今学期受けた授業は4つです。

・ESL126 Oral Discourse I (対面)
 第一言語が英語ではない学生向けで、主にプレゼンテーションをして発音を良くしたり、口頭によるコミュニケーション能力の向上を図る授業です。プレゼンテーションの他にも、授業中に自分に関するクイズをつくって、他の学生からの質問に答えるというように、英語を話す機会がたくさんあります。プレゼンテーションや発言のあとに、先生がすぐに正しい発音を教えてくれるので、とても参考になる授業です。プレゼンテーションのお題も、「実家に友人を招待するときのお家マナー」や「ちょっとした手品や特技の紹介」というように、日本の文化を紹介できたり、反対に他の国の文化も楽しく知ることができるため、とても面白い授業です。特にMidtermはなく、定期的にあるプレゼンテーションによって評価されます。

・EWP115 English Grammar in Context (対面)
 この授業はwritingのスキルを向上させるための授業です。日々の授業では、文法やParagraph・Essayの書き方について学びます。そして学んだことを、オンラインクイズで練習したり、定期的にある課題でParagraphやEssayを書いてみたりします。Essayといっても、500 words程度なので、書きやすい分量となっています。文法は、これまで日本で学んできたことを復習する部分もあり、改めてなるほどと理解できる部分もあります。そしてEssayの課題などにすぐに反映できるため、とても勉強になる授業です。Midtermは時間内に複数のお題から好きなもの1つを選び、Essayの概要とIntroduction/1 paragraphを書くという課題でした。

・SOC102 Quebec Society I(対面)
 ケベック州に関する音楽やスポーツ、食文化や民族的文化などから、ケベック州の社会制度や経済、文化、そしてアイデンティティを学ぶ授業です。日々のスポーツや音楽からケベック州の人々のアイデンティティを知ることができるため、とても面白い授業です。そして、多民族社会のカナダを学ぶことは、私にとってこれまで経験したことがない事柄や知識を学べるため、とても興味深い内容です。Midtermは用語の定義パートと、意見の記述パートの二つで構成されていました。

・CDC100 Introduction to Communications : Theory & Practice (対面)
 Mediaの発達がカナダのコミュニケーション方法にどのように影響してきたか等を学ぶ授業です。さらに、広告がどのように私たちに関わろうとしているのか等についても学ぶため、マーケティングについても学ぶことができます。カナダの現状に基づいて教科書が構成されていますが、基本情報は日本にも共通することなので、とても将来に役立つ授業だなと感じています。先生が授業中に日本の例を挙げてくれたり、授業を盛り上げてくれるため、とても受けやすい授業です。しかし、予習として教科書を週に60ページ程読まなければいけないため、予習にはとても時間をかけています。Midtermは教科書や授業のパワーポイント、週ごとにあるクイズをもとにした、True/False問題、選択肢問題、そして記述問題がありました。

カナダの冬について

 一番寒いと言われる1月と2月が過ぎました。見渡す限り銀世界で、外を歩くときは耳がとても痛いです。とても寒いですが、景色がとてもきれいなので、よく外に出て行ってしまいます。そして、冬の遊びも楽しんでいます。休日は、Sherbrookeという町に友人とアイススケートをしに行き、そしてそのまま昼ご飯を食べるということを時々しています。

 Reading Weekについて

 2/26~3/6までMidtermに向けた勉強期間、またはお休み期間がありました。私は、友人とスキーをしたり、夜ご飯を食べたり、映画やバスケットボールの試合を見たりしました。

 友人たちと大学から車で15分程のところにある、Mont-Bellevueというスキー場に行きました。10年前にしかスキーをやったことがなかったため、少し不安でしたが、回数を重ねるごとに感覚が戻っていきました。雪が降るこの地域では、小さい頃から親にスキーやスノーボードを教えてもらう習慣があるそうです。実際に、私たちがスキーに苦戦している横で、3歳くらいの小さな子どもがお父さんに手を引かれながらスキーを練習している光景をたくさん見ました。ほとんどの人がプロレベルという環境の中でスキーをしたため、少し恥ずかしかったです...。

これは、友人のお家でのご飯会に招待されたときの写真です。何度かご飯会をしていますが、いつもご飯の後には、カードゲームをして盛り上がっています。

さいごに

 冬学期も半分が過ぎ、残る留学生活も少なくなってきました。今後も、課題やテストに追われ、すぐに時間が過ぎていくと思います。勉強にも遊びにも全力で楽しんでいきたいと思います。