ビショップス大学 国際文化学科4年 藤井杏未 <4号 2022年3~4月>

はじめに

 ついにビショップス大学での8ヶ月間の留学生活が終わってしまいました。日本では桜の季節は既に過ぎ去っていきましたが、カナダでもまだ肌寒い日があるものの、少しずつ暖かくなってきて春の訪れを感じます。今回は、冬学期の期末試験と帰国に向けての準備について報告します。

期末試験

 冬学期の期末試験は、4月の中旬から下旬にかけて行われます。秋学期と同様に全ての寮でQuiet Hour(夕方から次の日のお昼前まで)が実施され、図書館や食堂でも夜遅くまで学生たちが試験勉強や課題に取り組んでいました。私が今学期に履修した授業の期末試験、期末課題の内容は以下の通りです。

EWP115 English Grammar in Context
 期末試験はありませんでしたが、最終課題としてポートフォリオを提出しなければいけませんでした。表紙やタイトルを自分で考え、提出をしたEssayと添削を受けた後、自分で書き直したEssay、そして新しく授業で学ぶことができたことなどReflection Essayを提出しなければいけませんでした。大変な作業でしたが自分の間違いや苦手なところを見直すことができた良い機会になったと思います。

CDC100 / Communications: Theory & Practice
 期末試験は質問に対して選択問題か、記述問題になっており、テスト範囲はMidterm後の授業から最後の授業まででした。範囲は本当に広かったですが、この期末テストでは電子辞書の持ち込みが許可されたので、電子辞書を使用し分からない単語は調べながら、覚えた知識を使ってテストに挑みました。先生はとても優しい方で授業は全体的に興味深い内容が多く、楽しみながら授業を受けることができました。

EDU209 Oral Communication
 Final exam は2時間ありました。一回目から最後の授業までが範囲で、とても試験範囲が広く勉強することが大変だったうえ、電子辞書を使うことができなかったので、教育関係の専門用語や言語学などさまざまな単語の意味を覚える必要がありました。ただ先生が授業ごとにpractice quiz を作ってくれていたため、それをもとに勉強をすることができました。テストはそのquizをベースに作られていたので、比較的良い点数をとることができました。大変でしたが、授業はとても面白くて学びも多く、初めて教育関係の授業で面白い!と思うことができる授業だったと思います。

ESL126 Oral Discourse
 この授業ではFinal exam はありませんでした。その分、授業内で行った4回のプレゼンテーションと与えられた課題、出席が最終評価に含まれていました。毎回のプレゼンテーションで自分の間違いを正確に指摘してくれるので、今の自分の英語力で足りないものに気づくことができました。この先生の授業はFall semesterでも受講していました。本当に優しく素敵な先生です。プレゼンテーションは毎回とても緊張していましたが、自分の英語力を試すとても良い機会だったと思います。

思い出

 Winter semester が終わってすぐにOttawa とToronto 6日間の旅に出かけました。友人の1人が車を出してくれて、いろいろな所に連れて行ってくれました。彼らはカナダで出会った友人ですが、本当に素敵な人たちで困った時はいつも助けてくれ、楽しい時は一緒にたくさん笑ってくれました。最後の最後で本当に素晴らしい思い出を作ることができました。橋口さんと2人に大感謝です!

水族館の写真 メジャーリーグの写真 CNタワーの写真
オタワの写真 ナイアガラの写真

最後に

 最後の2~3ヶ月は時間が過ぎていくのがあっという間でした。テスト週間に加え、帰国準備など多くのことをしなければならなかったので本当に大変でした。ほとんど毎日図書館で朝から晩まで時間を過ごしましたが、そういう時間も今思えばとても幸せな時間でした。夜や休日は友人の家にお邪魔したり、お買い物や外食をしたりして、勉強と遊びをどちらも充実させることができたと思います。留学生活が終わってしまうことは悲しいですが、Winter semesterも期末試験も全て無事にやり遂げることができ、安心感と達成感に満ち溢れています。この体験記を書き終わる翌日にはカナダを出国しなければなりません。留学生活が充実しすぎていたため帰国したくない気持ちでいっぱいです。これもここで出会うことができた素敵な友人たちのおかげだと思います。大好きなみんなとの思い出を原動力に日本でも頑張ります。
 今回の8ヶ月間の留学で英語という言語を通じていろいろな国の人と交流してたくさんの友人と思い出を作ることができました。日本では気づくことができなかった自分の武器を見つけることができたと思います。8ヶ月間、数えきれないくらい多くの人に支えてもらいこの留学に終わりを迎えることができ、恵まれた環境への感謝でいっぱいです。特に私が感謝したいのは私を支えてくれた日本人の女の子です。彼女のおかげで多くの人と知り合うことができ、たくさんの国の人と友人になることができました。それだけでなく、私が体調を崩してしまった時や大変な時はいつも助けてくれました。落ち込んだ時も笑わせてくれて、何でも話し笑い合えて、たった8ヶ月間でとても大事な友人をカナダで見つけることができ、私はとても幸せ者です!彼女がいなかったらきっと私の留学生活はこんなふうに幸せだったと感じることはできなかったと思います。いつかまた日本やカナダで会える日がとても楽しみです。

友人の写真 ケベックでの写真 オタワで友人との写真