ビショップス大学 国際文化学科4年 藤井杏未 <2号 2021年11~12月>

はじめに

 カナダでの留学生活もすでに半分が終わり、残り4ヶ月となりました。気温は日々マイナスをキープしており、早朝は-17℃の日もありました。この季節に入ると雪は積もっていく一方のようで気温は日本よりも寒いですが、個人的には日本の冬よりもカナダの冬の方が好きだなぁと感じています。しかし、ここで冬を乗り切るにはウィンターコートとブーツは欠かせません。今回は、最終試験と冬休みの過ごし方について紹介していきたいと思います。

最終試験

French Ⅰ(FRE110)
 最終試験はGrammar(1h15min)とExpression(45min)のテストがオンラインで行われました。教科書全てが範囲とされており、復習は必須です。普段の授業の中でも単元ごとにクイズ(計4回)があり、最終試験の内容としては、それらのクイズと類似した形式での出題が多く見られました。しかし発展的な問題がいくつかあり、非常に難しかったです。しっかり勉強をしておく必要があります。

Approaches to Short Fiction (ENG104)
 最終試験は中間試験と同じく筆記で、試験はジムに用意された特設会場で受けました。この授業では、試験週間の前に2つのオプションが先生から提示され、どちらか1つを選び試験に挑むという形式がとられていました。私たちに与えられたオプションの1つ目は、中間試験と同じく6つの短編小説についてそれぞれ1つずつ問題が用意され、それについて自分の考えを3時間で述べるというものでした。2つ目は750文字程度のエッセイを書くというものでした。これはあらかじめthesis statement や key wordsを書いた紙を一枚だけ持ち込めるという条件付きのエッセイでした。私は1つ目の方を選択したのでどんな質問が来ても大丈夫なように試験前は授業で使用されたパワーポイントを使ってしっかり復習をし、最終試験に挑みました。

Introduction to English for Academic PurposesⅠ(ESL110)
この授業では最終試験はなくその代わり授業内で4つのAssignments(45分で与えられた課題に対して使って文章を作る)と、2回のQuizとAPA StyleでAbstractを書く課題が与えられました。最終試験がない分普段の授業内で行うAssignmentや与えられる課題が成績に関わってくるため、課題を忘れたり、適当にしたりしてしまうと最終の成績に影響しやすいので気をつける必要があります。

English Phonetics and Pronunciation(ESL125)
 この授業では最終試験は試験期間には行われませんでしたが、Test on Theoryという授業内で習ったことが範囲となっているテストが40minオンラインで行われたり、与えられた文章を発音や強弱を意識しながら先生の前で読むFinal reading が行われたりしました。授業内での先生の発言や、与えられた資料などをきちんと読み込んでおくことが必要になります。

冬休みの過ごし方

 コロナウイルスの影響もあり、思っているよりも自由に旅行に行くことができませんでしたが寮で友人と過ごす時間もとても有意義でした。この冬休みはカナダで様々な思い出を残すことができたと思います。ちなみにカナダの冬は本当に寒いのでウィンターコートやブーツはカナダで購入した方が良いです。どちらも-20℃~-30℃に耐えることができるもので、ブーツは防水と記載のあるものを購入することをおすすめします。それと私は基本的にマフラーや手袋が苦手なので身につけていませんが、どちらも持っている方が過ごしやすいと思います。
 12月21、22日はOld Quebecに、28日~31はMontrealを観光し、それ以外の時間は寮で過ごすことが多かったです。
 Old Quebecは町並みも綺麗で可愛らしくてとても素敵でした。ここは私のお気に入りのドラマの撮影地だったのでとてもテンションが上がりました。クリスマスシーズンということもあり、イルミネーションやクリスマスマーケットなども楽しむことができ良い思い出を作ることができました。

ドラマの撮影地になった場所(ケベック)


シャトー・フロンテナック(ケベック)

 クリスマス前には友人と集まってプレゼント交換をしたり、一緒にご飯を食べてゲームをしたりしました。

友人とクリスマス会

 年末はモントリオールを散策しました。建物や景色もおしゃれで、いろいろな所に行きました。モントロイヤルに登った時は本当に足が疲れましたが頂上の景色を見たときは感動しました。

モントロイヤルのてっぺん

大好きなドーナツをモントリオールで発見!

最後に

 22歳の誕生日はカナダで迎えました。日付が変わると同時にお祝いをしてくれたり、レストランに連れて行ってくれたりととても幸せな誕生日を過ごすことができ、友人に恵まれているなぁと感じることができました。大好きなみんなのおかげで一生忘れられない誕生日になりました。残された4ヶ月間はみんなと過ごす時間を大切に楽しんで過ごしていきたいです。


誕生日を祝ってくれた大好きな素敵な友人たち

 冬休みが終了して後期の授業が始まり、留学生活も残り4ヶ月になりました。授業がコロナの影響でオンラインになってしまっただけでなく、ケベック州では22時からCurfew(門限)も設けられてしまい、これまで過ごしてきた4ヶ月とは少し違う4ヶ月になりそうです。勉強や卒論、就職活動なども含め多くの面で不安なこともありますが、ここでしか経験することができないような新しいことに挑戦したいと思います。カナダで残された4か月、友人たちとの時間を大切にしながらどんなことも自分らしく笑顔で乗り越えていきたいと思います。