ビショップス大学 国際文化学科3年 有吉理紗 <3号 2020年1~2月>

はじめに

 冬休みも終わり、後期が始まりました。ビショップス大学はいろんな国から留学生が来ているので、前期だけで帰国した学生、反対に今学期から留学に来た学生もおり、雰囲気がガラッと変わった気がします。
 今回の体験記の中では、1.靴修授業、2.最近の生活、 3.リーディングウィークの過ごし方について書いていきます。

履修授業

 後期履修した授業は以下の通りです。

AGR100 / Introduction to sustainable Agriculture and food system
 "アグロエコロジー"という単語を聞いたことがありますか?私は、県大でTFTという"食を通して国際貢献をする"サークルに所属していました。そこで「何か食のことを学びたい。」と思い履修した授業です。  内容としては、生産、加工、流通、マーケティング、そしてマーケットまでの既存のフードシステムをどうしたらサステイナブルなやり方に変えられるかを考えます。小規模クラスなので、ディスカッションも多いです。例えば、「オーガニック農家が産業化していくことは本当にサステイナブルなのか?」についてyes/noの2チームに別れてディベートをしたりします。農薬や害虫など専門的なことも学ぶので大変ですが、様々な角度から食の消費について考えることができ、日々の生活の中でも、「この食品はどうなのだろう」と考えながら生活するようになりました。

SOC298 /social problems
 この授業は、貧困、犯罪、宗教問題、男女差別など様々な社会問題の裏にある理由、なぜその問題が起きているのかを考えます。ビデオやドキュメンタリーを見ながら学ぶため、リアルな学びができます。これまで、なんとなく「悪いこと」と考えていた社会問題を深く考えることができ、偏見で社会問題を見ずに、なんでこの問題が起きているのか考える癖がつきました。講義の理解を深めるため、クラスメイトとディスカッションをすることもあります。

ESL211 / Advanced Communicative skills
 欧米文学を学ぶ、と聞けば難しく聞こえるかもしれませんが、この授業はとても面白いです。簡単に言えば、小説に出てくる皮肉表現などから欧米人のコミュニケーションスタイル、面白いと感じるポイントを学んでいます。先生は前期のESLの先生と同じで、初めての授業日には、「ウェルカムバックー!」と喜んでくれました。会話の中で、日本人にとって難しい発音( rやl)を理解して指導してくれるため、発音の練習もできます。授業の流れは、課題として読んだ小説の内容を、どのように解釈したかディスカッションし、理解を深めていきます。

EWP099 /English Writing Proficiency
 分かるようで分からない英語のルール、例えばコンマやセミコロンの位置、関係代名詞の使い方を学び、アカデミックなレポートを書けるようにする授業です。講義に加えて、チュートリアルという少人数授業が週に1回あり、理解を深めることができます。講義では大まかな文法ルールを学び、チュートリアルでは練習問題や、実際にエッセイを書いています。上の3つと比べて、英語そのものを学べる授業なので、英語力を伸ばすことができます。

 ミッドタームは全てのクラスが筆記形式でしたが、ファイナルはEWP以外の授業全て、筆記とプレゼンテーションがあります。ネイティブの学生たちの中でプレゼンテーションするのはドキドキで、少し憂鬱な気分ですが、今からしっかり準備をして頑張りたいです。

最近の過ごし方

 留学中の過ごし方がイメージできるように、授業がある、とある日の1日のスケジュールを書いてみます。

7:30起床
8:00朝ごはん
dowies(学食)は1コマ目に授業がある人や、ジムに行く人たちがいます。朝は比較的人も少なく、仲の良い友人と食事をしたり、一人でYouTubeを見ながら過ごしたりします。
8:30ジム
器具も充実していて、快適です。
10:00準備&勉強
11:30アグロエコロジー
この授業は週に3回、1時間ずつあります。一回の授業が1時間なので、集中して授業を受けることができます。
12:30昼ごはん
学食は朝とは違い、ほぼ満席状態のときもあります。友人とお喋りして、長時間過ごすともあります。
15:00図書館
最近は授業の予習、復習に加えて、就活のため自己分析や企業研究も行っています。ちなみに、図書館のカフェの店員さんに注文する前から「mocha?」と聞かれるほど、ほぼ毎日モカを買って、勉強のお供にしています。
18:00晩ごはん
19:00バドミントン
週に1回、バドミントンクラブにも行っています。
21:00図書館
最近はMid termのため、図書館が夜中12時まで開いていました。寮が隣なので、夜遅くまで勉強する日もよくあります。
23:00帰宅
24:00就寝

 このような1日が私にとって当たり前の毎日になっています。留学中の過ごし方が少しでもイメージできたら嬉しいです。


お気に入りのバナナマフィン

朝のジムの様子

図書館の様子

フランス人の友人がガレットを作ってくれました!彼女も食べることが大好きなので、よく、一緒に美味しいものを食べに行きます。

Chinese New Year's day の様子です。中国人の友人が近くのホテルで行われるパーティーに招待してくれました。

誕生日には手作り料理を振る舞ってくれました!

リーディングウィーク

 3月1日から3月8日まで、リーディングウィークと呼ばれる短い春休みのようなものがあります。キューバなど南国にバカンスへ行く人、カナダを旅行する人、大学に残りゆっくり過ごす人など、様々な過ごし方で楽しんでいます。私は3日から5日まで、オタワに旅行しました。個人的に今まで訪れたカナダの都市の中で、1番雰囲気が好きでした。カープールという、ビショップ大学で同じ方向に向かう学生を乗せてくれる相乗りのようなシステムがあるのですが、それを利用すると往復60ドルで行くことができ、とってもお得です。


シュガーシャックに行きました。この写真はメープルツリーからメープルウォーターを集めている様子です

Rideau canal

名物のビーバーテイル!とっても美味しかったです

まとめ

 留学生活も残り2ヶ月となりました。ここでの生活が当たり前になり、これが終わってしまうことが想像できませんが、悔いのないようにいろんなことに挑戦して、友達との時間、自分と向き合う時間のどちらともを大切にしたいと思います。