ビショップス大学(2018年度交換留学生)国際文化学科3年 横田采香 <2号 2018年11~12月>


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 留学生活もすでに半分が終わりました。気温も次第に下がってきており、雪が積もっていく一方です。私は寒いところが苦手ですが、なぜか寒いとあまり感じていません。しかし、ウィンターコートとブーツは欠かせません。今回は、最終試験と冬休みの過ごしかたについて紹介します。

最終試験

 最終試験は、11月の終わりから始まります。授業によっては最終試験を課さず、最終レポートで終わるものもあります。私が履修していた科目の最終試験は以下の通りでした。

Introduction to English for Academic Purposes (ESL)
 最終試験は、主にボキャブラリーと文章構成の理解度を確かめるために作られている感じでした。授業で習った単語を類義語に直す問題や、1つのトピックを選択し、それについて、簡潔に理由を3つ加えて定義する問題が出ていました。授業で習ったことが主に出題されるので、復習をしておけば問題ないです。

Business English (ESL)
 最終課題と試験は、Oral presentationと筆記テストでした。プレゼンテーションは、自分の興味のあるトピックについて調べ、5つほどの文献を利用して、内容を深めたものをグループのメンバーに発表するというものでした。内容だけでなく、発音やボディーランゲージ、スライドなど細かな発表の評価基準があり、少し緊張しましたが、しっかり準備をしていたので、無事にこなすことができました。最終試験では、授業で習った、電話対応の仕方、上司への対応の仕方、メールの書き方など、基本的な内容が問われており授業内容を復習しておけば、問題はありませんでした。

Effective Writing
 最終試験はなく、その代わりに最終エッセイの提出がありました。このエッセイは、リサーチエッセイで、自分が決めたトピックをとことん掘り下げ、調べるというものです。簡単に言うと短い卒業論文のようなものでした。書き方やどのように掘り下げていくかについて先生がしっかり事前に教えてくれたので、書きやすかったです。エッセイが完成しても文法のミスなどが気になったので、大学の図書館にあるライティングセンターに通い、添削してもらい、良くするためのアドバイスをもらいました。

Introduction to Modern Chinese
 最終試験はなく、課題がありました。最終課題は、授業で習った単語やフレーズを使用し、30行ほどの会話文を作成し、それを読んで録音、提出するというものでした。中国人の友人に、発音や文法が違っていないか確認してもらうなどして、完成させました。

寮の閉鎖

 通常、最終試験終了後24時間以内に寮を出て行かなければならないという決まりがありますが、私は申請をし、13日まで寮に滞在しました。寮を出て行く前に、部屋の掃除やゴミ捨てなどをして部屋を綺麗にして出て行くという決まりもあります。また、申請をしたら寮に滞在することができますが、食堂やジム、図書館、学内にあるお店はすべて閉鎖されます。冬休みは1カ月ほどあるので、旅行することをお勧めします。
 私の冬休みの過ごし方について紹介します。

冬休みの旅行

 最終試験が終われば、各々冬休みに入ります。私は、12月4日から冬休みがスタートしました。旅行日程は以下の通りです。

12月14日~19日 トロント
12月19日~20日 モントリオール
12月24日~25日 ケベックシティー
12月28日~1月3日 ニューヨーク
1月4日~ 再び寮生活スタート、そして冬学期スタートに向けての準備

 12月14日に、トロントに向かいました。トロントには1週間ほど滞在し、ナイアガラの滝に行くなど観光を楽しみました。

ナイアガラの滝(カナダ側)

トロントのモニュメント


トロントアイランドからの夜景

 12月24日~25日は、ケベックシティーへ旅行しました。クリスマスということもあり、街がイルミネーションでいっぱいで、綺麗でした。ケベックシティーの街並みは、ヨーロッパを感じさせるような建物が多く、街を見渡すだけでも楽しむことができます。

シャトー・フロンテナック

ドラマのロケ地にて

 12月28日から1月3日まではニューヨークに行きました。ニューヨークにはバスで6時間ほどで行けます。カナダからニューヨークに陸路で行く場合は、アメリカ入国に必要なESTAや観光ビザを取得する必要がなく、パスポートを持っていて簡単な書類を記入すれば入国できます。旅が終わりアメリカからカナダに再び入国するときには、カナダの学生ビザを提示する必要があります。
 ニューヨークは観光するところがたくさんあります。ブルックリン橋、自由の女神、メトロポリタン美術館、セントラルパーク、タイムズスクエア、ブロードウェイなどその他にもさまざまです。私は、今年の年越しはタイムズスクエアで行いました。朝10時から並び、計14時間何も食べず、トイレにも行けず、ただ待つだけの時間が続きました。夕方6時になると有名な歌手が数多く出演するステージが始まり、楽しむことができました。しかし、この日は土砂降りで、傘の使用が禁止なため、全身がびしょ濡れになりとても寒かったです。極寒の中、14時間何もせず待ち続けるのはとても過酷でしたが、タイムズスクエアで年越しを行うのは私の長年の夢であり、幸せな時間でした。とても記憶に残る年越しになりました。

タイムズスクエアで年越し

アメリカ留学組と再会


映画にも登場するブルックリン橋

自由の女神

 もうすぐ冬学期が始まります。留学生活もあと残すところ半分です。これからは、ビショップス大学の授業だけでなく、卒業論文を書くこと、就職活動を同時に進めていかなければなりません。計画的に、時間を無駄にしないように、そして楽しむことも忘れず、また気を引き締めて、今学期全力で頑張ります。