今回は、春学期の後期の各授業の様子、そして、帰国までの生活について話したいと思います。
スペイン語B1
この授業では文法に焦点を当てて、クイズ形式やクラスでの発表を通して学習しました。最後のテストでは、スピーキングと筆記テストがあり、スピーキングのテストではクラスメイトとペアになって、スペインとチェコと日本の学校に対する文化的態度の違いについてプレゼンしました。このプレゼンを通して、10ヶ月のスペイン語学習の成果を身にしみて感じることができました。
スペイン文化
前期に引き続いて2回目になるスペイン文化の授業でしたが、担当している先生が違い、扱う教材やテーマも異なっていたので、新たに知識を身につけることができました。この授業はスペイン語ビジネスの授業と同じ先生なのですが、話すスピードが早く、まだまだ理解できないことが多くありました。理解できないことがあった際は、先生が話しているどの部分がわからなかったのかをメモに書いて授業終わりに聞きに行くようにしていました。他には、普段から一緒に座っている友人に尋ね、少しでも授業についていけるように工夫していました。
最後の筆記のテストで印象に残っているのは、テスト用紙に2つの絵画作品が載っており、どちらかを選んでそれについて感想を字数制限ありで書くという問題です。感想を書くのは非常に難しく、自分が知っている限りある語彙の中で、考えていることをわかりやすく表現するのは大変でした。そこで、やっておけば良かったと思うことは、スペイン語で日記をつけることです。留学中、何度か日記をつけていたのですが、あまり長続きしませんでした。スペイン語を使って、日々気づいたことや思ったことを作文することで、いざスペイン語で文章を書く際に役に立つと思います。
スペイン語ビジネス
この授業が最も難しい授業で、内容や使われるスペイン語が専門的でした。株式や労働組合等のトピックを扱うのですが、日本語でもうまく説明できない私にとってスペイン語を通して学ぶことは非常に難しかったです。ただ、難しいことばかりではなく、クラスメイトと協力して、一つの会社を考えるというプロジェクトは楽しかったです。学生のための旅行代理店や、ペットを預けることができるホテルなど、それぞれのグループで自分たちの空想の会社について考え、プレゼンテーションをしました。クラスメイトと協力して作るプロジェクトは何より楽しいですし、ビジネスを成功させるために競争会社との違いや会社の強みについて考えることは新鮮で面白かったです。
スペイン語Aレベル 語学学校
スペイン語Aレベルの授業では、ほぼ前期に受けていたクラスの復習に近い内容だったので、新しいことはそこまで多くはありませんでした。しかし、この授業は少人数のため、先生が自分のやりたい内容を聞いてくれたり、苦手な単元や知らない文法を集中的に授業で取り扱ってくれます。そのため、曖昧に理解していた箇所を明確にすることができ、さらにスペイン語を改善することができていたと思います。また、授業は先生が一方的に話す形式ではなく、学生同士の会話やクラス全体でミニゲームをするといった実践的で、興味の湧く内容でした。他の授業に比べて難易度が低いため、比較的気軽に受けることができ、唯一息抜きができるスペイン語の授業でした。
英語の音声学
春学期の後半になると、実践的な課題が多く出ました。
授業内で学んだ発音の注意点(単語のリンキングやポーズ)を意識しながら、映画やyoutube動画の音声をもとに録音する課題がありました。普段、気にしていなかったような部分や知っていたのにできなかった部分が浮き彫りになり、自分の弱点を克服できました。
テストでは、音声学の重要単語を自分の言葉で表現しなければならず、今まで英語教育を受けてきているスペイン人の学生にとっても難しいと感じるほどの難易度でした。筆記試験は非常に難しくはありましたが、この授業を通して、私の英語の発音は改善されたと感じます。
旅行とスペインでの最後の時間
大学が5月下旬に終了し、その後は旅行に行きまくりました。ポルトガルやチェコ、イタリアに行き、現地の方と話をしたり、友人にガイドをしてもらったりして貴重な時間を過ごすことができました。スペインに戻った後は、帰国前に部屋の掃除をして、お土産を買ってスーツケースの準備をしました。最後は、スペインで出会った友人と会いお別れをしました。帰国寸前の時期は時間があるので旅行に費やしましたが、今までお世話になった友人ときちんとお別れをするためにもゆっくりと過ごせる時間を確保することも大切だと気づきました。



