センター大学 国際文化学科4年 生駒美佳 <3号 2025年1~2月>

年が明けて2025年が始まりました。

EDU

1月6日から28日の1ヶ月弱はCenter termという期間で、1つの授業を毎日3時間受けます。私はEducationの授業を受けました。内容はwell-beingについてで、授業内でメディテーションやヨガなどの体を実際に動かす活動がたくさんありました。課題は毎日のジャーナルと、グループプレゼンテーションが2回ありました。この授業では毎時間ディスカッションの時間があり、最初の数日は何を聞かれているのか理解してそれを新しく出会う人と話し合うということがとても大変に感じました。そのため同じ授業を取っていた友人に質問をしたり、教授に相談してスライドを授業前にもらったりしました。最初はついていくのに必死でしたが、一週目が終わる頃には授業スタイルに慣れ、ディスカッションが多いおかげで新しく話せる友人もできたのでこの授業を取って良かったなと思います。

Spring semester

ENG170 Topics in Writing

この授業では、ライティングの基礎を学びます。レポートの書き方や、どうしたら無駄のない学術的な文章を書けるかを学んでいます。レポートを書く際、課題としてトピックを考えてくる、1パラグラフ書いてくる、2ページのドラフトを書く、最終的にまとめて提出と段階を追って出してくださるので、レポートを書く際どういう風に構成を立てたらいいのかを学ぶことができます。その都度教授がコメントをくれるので、修正しながら仕上げていきます。他には教科書がウォーキングを題材にした話なので、歩くことでどんな新しい気付きや出会いがあるのかも学びました。教授がとても優しい方で、授業中に日本のことについて触れてくださったり、交換留学生だからと課題を易しめに設定してくださったりします。

SOC110 Introduction to Sociology

この授業では、アメリカ社会にどのような人種、教育、ジェンダーなどの問題があるのかを学びます。私が授業を受けていた教授が休職することになったので途中で教授が変わりました。リーディングの宿題が出て、それについて授業で復習兼どう思ったのかをディスカッションします。毎回ディスカッションの時間が含まれおり、Centre termでディスカッションに少し慣れていたのでそこまで苦には感じませんが、それでもアメリカ社会について自分の意見を考えて伝えることは大変だと感じます。

ECO110 Intro to Economics

この授業では、経済の基礎を学びます。秋学期に多くの友人がECO110を受けていたのでどのような授業か気になって履修しました。教授がとても明るく、私たち学生を笑わせて面白い授業を作ろうとしてくれているのが伝わるとても楽しい授業です。専門用語を覚える必要はありますがそれほど多くなく、計算も含まれているので良いバランスで頭を使いながら勉強することができます。経済学には苦手意識があったので取るのが少し怖かったのですが、全部含めて履修して良かったなと思う授業のひとつです。

MAT120 Algebra & Trigonometry for Calculus

この授業はタイトルの通り「微積分のための代数と三角法」を学びます。他の授業の難易度を見ながら友人がこの授業を息抜きとしておすすめしてくれたので履修しました。最初の方は簡単な計算でしたが、途中日本で習ったことのない問題が出たときは少し大変でした。また、数学で使われる用語を英語で何というか全く知らなかったので、内容が簡単でも単語を調べて覚えることをしなければならず、自分で勉強をする時間が少し必要です。この授業は11人と比較的少人数のクラスなので、みんなで数学を頑張っている雰囲気がある授業です。

THR103 Modern Dance Performance

秋学期に引き続きダンスの授業を履修しました。最初は取るつもりはなかったのですが、秋学期に履修していた人が何人か続けて取るとのことだったので、私ももう一度取ってみようと思い履修することにしました。今回は学期の終わりにコンボケーションとしてステージでの発表があり、それに向けて練習しています。同じ教授の授業を引き続き受けるのはこの授業だけだったので、最初教授に会ったときに凄く安心感がありました。

HUM246 Reflections on Global Engagement

この授業は、自身の海外生活でのリフレクションを行う授業です。海外に留学や旅行などをしてどういう気付きがあったか、どのように自分のアイデンティティなどが形成されていったのかを自分の経験から考えていきます。リーディングや動画を見る課題が出て、授業でそれについてどう思ったか、どう自分と重なるかをディスカッションしていきます。このクラスは受講者が10人程度の比較的小さいクラスなので、ディスカッションのときにそれほどプレッシャーを感じず参加することができ、また他の人が留学生活でどのようなことを感じたのかを知ることが出来るのでとても面白いです。

私は最初HUMの授業を取る予定はありませんでしたが、最初の2週間くらい時間に余裕があったのでもう少し何かしたいなと思って友人が受けていたこの授業を履修することにしました。週に1回ではありますが、他の授業を含め全ての課題を終わらせることが難しくなり途中で少し授業を追加したことを後悔しました。しかし、この授業は自分が今行っている留学生活を振り返ることができる良い機会なので、今は履修して良かったなと思っています。

日常生活

年越しの時は大学に残っていたみんなで集まって年越しパーティーをしました。年を越す瞬間に、他の国の祝い方を体験しました。ひとつは1分以内にブドウ12粒を食べきるというものと、もうひとつは願い事を小さい紙に書いてドリンクの上で燃やし、それを飲むというベラルーシの子が教えてくれたお祝いをしました。写真を撮るのを忘れるくらいみんなで素敵な時間を過ごしました。

Centre termとSpring semesterの間に一週間休みがあります。その間に友人達とバスに乗ってレキシントンにショッピングに行ったり、他の休み同様皆で映画を見たりスポーツをしたりしました。ずっとしたかったテニスをし、学校のプールにも行きました。休み期間にみんなで遊ぶのがとても楽しくてとても大好きな時間です。また、2月はバレンタインや何人かの友人の誕生日などがあってたくさんケーキを作って食べた気がします。

友人と作ったバレンタインケーキ
友人とバレンタインケーキを作ってhear me out cake をしました
友人がバレンタインにくれたバラ
友人がバレンタインにバラをくれました

1月、2月は雪が何度も積もりました。積もっては溶け、完全に溶けきる前にまた雪が積もってと何度も雪を楽しめました。最初に雪が積もったときにはみんなで雪遊びをしました。センター大学に来てから何度も感じているのですが、みんな新しい遊びを発掘する創造力がとても高いです。校内に坂になっている部分があるので、プラスチックの板やつるつるしたものをどこからか持ってきてそれをソリ代わりにしてそり滑りをしました。他にはマットレスを持ってきて滑っている人もいました。遊びに対して本気なところがとても良いなと思いました。

雪遊びの様子
久しぶりに大量の雪を見ました
そり滑りの様子
そり滑りをした時

コンボケーションでは、日本の和太鼓グループYAMATOという方々のステージがありました。とても迫力があってかっこよかったです。海外で日本の文化を披露する姿にとても感銘を受け、エネルギーをもらいました。

センター大学生の6, 7割がアスリートで、どの時期にも何かしらのスポーツの大会が行われているので、今学期もいろいろ試合を見に行きました。写真はバスケットボールの試合で、チャリティーの一環でピンクTシャツを販売していたのでそれを購入して友人と試合観戦に行ったときの写真です。他にも、陸上、ラクロス、野球、スイミングの試合を見に行きました。

バスケットボールの試合で販売されていたピンクTシャツ
選手のユニフォームもピンクで可愛かったです
陸上大会の様子
陸上の大会があった日です

留学生活も残り数ヶ月となりました。春学期はセンター大学の学生のように勉強が大変な日々を送りたいと思い自分にとってチャレンジとなる授業選択をしました。憧れていた忙しい日々を送りつつ、秋学期と同じように友人と息抜きをしながら日々楽しんでいます。日本に帰ったときに頑張ったと自分で認められるような留学になるように最後まで頑張りたいと思います。