ビショップス大学 国際文化学科3年 松田美波<4号 2025年3~4月>

はじめに

4月に入ってもケベックはまだ雪が降る日があります。最終試験が終わり、ついに約8カ月の留学生活が終了しました。今はまだ帰国するという実感が湧かず、寂しさと喜び、安心感などが入り混じった不思議な気分ですが、今回は最終試験までの生活と最終試験について書いていきたいと思います。

日常生活

4月上旬に所属しているダンスクラブのショーに参加しました。友人が誘ってくれたので初めてダンスを習ったのですが、友人がいつも助けてくれてショーもとても楽しい良い思い出になりました。秋学期から続けて習っているフィギュアスケートも上達して、今は簡単なスピンやジャンプができるようになりました。毎日親友とジムへ通って、休みの日はカフェに行ったり夜に映画館で映画を見たりと充実した日々を過ごしています。4月の後半は帰国する学生が増え寂しさを感じる機会が多くなりましたが、聴講させていただいている日本語の授業でできた友人たちが交換留学先に日本を選んでくれたので、再会できるのがとても楽しみです。さらに日本語をまったく話せない私の親友も日本に交換留学に来ることになったので、今年は帰国後も本当に楽しい一年になりそうです。

ショーのリハーサル
(ショーのリハーサル)
フランス語で注文したフラペチーノ
(フランス語で注文したフラペチーノ)

最終試験

SPA102のスペイン語は3月末に口頭試験、4月末に最終試験がありました。どちらもとても難しくて大変でしたが、クラスメイトや先生にたくさん助けてもらい、何とか終えることができました。FIS106のアートクラスは最後に自分の作品をまとめて合計12作品を評価してもらいました。毎回の課題が割と大変でしたが、履修してよかったと思えた授業です。CDC100のコミュニケーションとメディアの授業は授業内で最終試験がありましたが先生が丁寧にスライドを作ってくださっているので毎回のクイズとディスカッションをしっかりやっていれば問題はなかったです。ESL126は最終プレゼンテーションを行いました。最初の頃はプレゼンテーションをするのが負担になっていましたが、今ではそれほど負担になっていないことに気づき、成長を実感しました。

旅行週間

最後の授業が終わってから最終試験まで2週間ほど時間があったので、友人とバーリントン(US)・トロント・モントリオールへ旅行に行きました。カナダ留学の締めくくりとしていろんな観光地を巡り、ショッピングをして最終試験前のとても充実した時間になりました。トロントでバスが遅れてしまい、乗る予定だったバスが2つに分かれてしまうというハプニングが起こったのですが、乗務員の方の複雑な説明も放送の案内も難なく理解することができ、少し自信がつきました。一緒に行った日本人の友人は知らない日本人を助けてあげていてすごくかっこよく見えました。2人で「なんか成長したかも?」とお互いの成長を実感しました。

バーリントン
(バーリントン)
quote
(quote)
CNタワー
(CNタワー)
トロントのサンセット
(トロントのサンセット)
ナイアガラの滝
(ナイアガラの滝)
モントリオール
(モントリオール)

おわりに

3月と4月は一日いちにちを大切に過ごしました。早起きをして日の出を見たり、友人と過ごす時間を長くとったり、とても充実した毎日でした。ビショップス大学を選び、恵まれた環境でいい人たちに囲まれて過ごした時間はとても有意義なものだったので、これからの学びのモチベーションになります。今はまだ実感がなく正直この8カ月が夢だったかのように日本での生活が始まる予感がしますが、カナダに来る前の私ではないということは実感しています。この成長を自信に変えて、もっと優秀な人間になれるように頑張りたいと思います。