はじめに
カナダでの留学生活を終えて、帰国してから約一週間が経ちました。今は、毎日のように食堂で友人と語り合っていた日々が終わってしまったことへの喪失感と、無事に日本へ帰ってこられたという安心感が入り混じった気持ちで過ごしています。
帰国前の準備について
帰国の準備は、できるだけ早めに取りかかることをおすすめします。私は帰国の一週間前から荷物の整理(断捨離)を始めましたが、思っていた以上に処分する物が多く、もっと前から少しずつゴミ出しをしておけばよかったと感じました。
寮は5月27日までに退去するよう指示されていました。その約一週間前になると、各寮の地下にリサイクルボックスが設置されます。ボックスは「寝具」「衣類」「その他」と分類されており、不要なものを誰でも自由に出すことができます。私は衣類とスケートシューズをリサイクルに出しました。
出発当日に起きたトラブル
モントリオール空港へ向かうため、友人と二人でUberタクシーを1台予約していました。しかし、出発当日になって、二人分の荷物が車に積みきれず、それぞれ別にもう1台ずつ予約し直すことになってしまいました。Uberには「UberX」と「UberXL」という車種の区分があります。「UberX」は運転手を含めて4人程度が乗れる普通車、「UberXL」は6人程度が乗れる大型車です。私たちはこの違いを知らずに「UberX」を予約していたため、荷物が入りきらなかったのです。再予約の際に「UberXL」の存在を知ったのですが、私たちが滞在していたビショップス大学周辺では車両の数が少なく、「UberXL」の選択肢が表示されませんでした。Uberは直前でも予約可能ですが、荷物が多い方や複数人で移動される方は、早めに「UberXL」を予約しておくことを強くおすすめします。
その他の注意点
- 学生カードはそのまま手元に残しておくことができますが、入寮時にもらったポストオフィス用の鍵は、帰国前に必ず返却しましょう。ポストオフィスのカウンターに小さな返却用ボックスが置いてあるので、そこに入れればOKです。
- 成績証明書は、大学のポータルサイト「MyBU」から申請できます。後期の成績が「Grade Report」に反映された後、"Request Transcript"から必要事項(名前・メールアドレス・発行理由など)を入力して申請しました。申請から約一週間で、PDF形式の成績証明書がメールで届きました。
留学生活を振り返って
この8ヶ月間は、入国時の空港で起きたESTAのトラブルに始まり、さまざまな困難やストレスに直面することもありましたが、その一つひとつを乗り越える中で、自分自身が大きく成長できたと実感しています。ここまでやり遂げることができたのは、日本から支えてくれた両親、現地で出会った友人たち、そして同じくカナダでの留学を共にした日本人の仲間たちのおかげだと心から感じています。
私はストレスを溜め込みすぎないよう、何かあれば誰かに相談するようにしていました。話すことで気持ちが少しずつ楽になり、前向きになれたことが何度もあります。寮生活では常に誰かと関わる環境にあり、それが時にはストレスになることもありましたが、今振り返ると、さまざまな国や文化を背景にもつ人たちと毎日関われたこの環境は、本当に貴重だったと感じています。
この経験は、人生の中でも特別なものになるはずです。どうか、たくさんの人と積極的に関わりながら、自分らしく充実した留学生活を送ってください。心から応援しています!


