ビショップス大学 国際文化学科4年 麻生園加<4号 2025年3~4月>

はじめに

冬が過ぎ去り、ようやく雪もすっかり溶けはじめました。今回は、期末期間中に各授業で行ったこと、そしてテスト終了後に出かけた旅行についてご報告します。

期末期間

ESL126 Oral DiscourseⅠ

全4回のプレゼンテーションのうち、最後の発表を無事に終えることができました。今回は一人5分の時間制限があり、これまで以上に多くの英語表現や内容を取り入れるよう求められていたため、時間内にうまくまとめるのが大変でした。本番では時間オーバーせずに話し切ることができましたが、緊張してしまい、用意した台本を見る回数が多くなってしまったのが心残りです。また、声の強弱や、聞き手への問いかけをもっと意識できればよかったと反省しています。それでも、この授業を通して多くのことを学ぶことができました。人前で話すことへの苦手意識はかなり減り、プレゼンで気をつけるポイントも実践の中で身についてきたと思います。さらに、先生からのフィードバックのおかげで、発音も最初よりだいぶ上達したと感じています。

FIS107 Beginning Sculpture

最後の授業では、これまでに制作した全3作品を並べて展示し、クラスメイトの作品を鑑賞する時間がありました。また、自分の作品について一人ずつプレゼンテーションも行いました。他の学生の作品を見て、「こんな工夫の仕方もあるんだ」と新しい発見があり、とても楽しく鑑賞することができました。この授業では、彫刻の制作過程を実際に体験しながら学ぶことができたため、今後はより関心を持って美術鑑賞ができるようになると感じています。

MUS116 Film MusicⅡ

期末テストは午後7時から9時までの夜間に実施されました。テスト形式は中間試験と同様で、映画のシーン(約13シーン)またはその音楽が流され、それぞれのシーンごとに5問ほどの筆記問題が出題されました。選択問題はなく、主に音楽的な要素(音色、構成、効果など)について、専門用語を用いて説明する問題が中心でした。テスト後はレポート提出があります。この授業を通して、映画音楽という芸術への理解が深まるとともに、映画における音楽の重要な役割について強く意識するようになりました。これまで以上に音楽の存在を実感するようになり、今後は映画をストーリーだけでなく、音楽の視点からも楽しみながら鑑賞できると感じています。

CDC100 Introduction to Communication

期末テストと最後のブログ提出を終えました。テスト前の2週間は、毎週のクイズやディスカッションがなかったため、テスト勉強に集中して取り組むことができました。スライドの枚数が多く、最後にまとめて勉強するのは大変だと思うので、毎週のクイズに合わせて、一章ずつ復習しておくことをおすすめします。

テスト後のプチ旅行

テスト後の疲れを癒すために、アメリカのバーリントンとカナダのモントリオールへそれぞれ一泊ずつ旅行に行きました。バーリントンへは友達の車で向かい、主にチャーチストリート・マーケットプレイスでショッピングを楽しみました。小さな町ですが、教会へ続く道沿いにおしゃれなお店が並び、夜にはライトアップされてとてもきれいで、癒しの時間を過ごすことができました。

モントリオールでは、帰国前最後の思い出としてたくさんお土産を買いました。オールドモントリオールにあるお土産屋さんやショッピングモールで買い物をしたり、ティムホートンズやスターバックスを巡って限定のタンブラーやマグカップを探したりして、充実した時間を過ごしました。

バーリントンの街並み
→バーリントンの街並み
オールドモントリオール
→オールドモントリオール

また、旅行ではありませんが、同じ時期にシャーブルックの映画館で「もののけ姫」のリバイバル上映があったので、観に行ってきました。海外の映画館でジブリ作品を観るという貴重な経験ができ、とても嬉しかったです。チケットは事前にネットで予約しましたが、私が予約した時にはすでにほぼ満席でした。残っていた一番前の席を取ったのですが、スクリーンとの距離が近すぎて、上映中ずっと首が痛かったです。

「もののけ姫」を観た映画館
→「もののけ姫」を観た映画館

さいごに

いよいよ帰国日が近づいてきましたが、まだ実感が湧きません。様々な国にルーツを持つ人たちと出会い、異なる価値観を持つ人たちと交流する中で、毎日たくさんの刺激を受けたこの8か月間は、本当に充実した時間でした。苦労して悩む日もありましたが、今振り返るとそれもすべて良い経験だったと思います。留学を応援し、日本から温かく支えてくれた家族には、帰国して一番に感謝の気持ちを伝えたいです。