2024.11.21

令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義を開催しました。


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令和6年11月14日(木)山口県立大学講堂にて、令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義を開催し、学生、教職員、地域の方など、150名を超える参加がありました。看護栄養学部では、隔年で看護学科、栄養学科各分野の専門家を客員教授としてお招きし、特別講義を行っています。今年度は、長野県立大学健康発達学部食健康学科教授の草間かおる先生をお迎えし、「国際栄養学 カンボジアの事例から世界の栄養について考える~開発途上国の栄養課題解決に向けて~」をテーマにご講義いただきました。

令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義の様子1

今回の講義では、世界中の家庭生活や食環境を視覚的に理解できる「Dollar Street」というウェブサイトを活用し、カンボジアの家庭を含むさまざまな国や地域の暮らしを実際に見ることで、経済状況が栄養や健康に与える影響について理解を深めました。さらに、カンボジアの食生活指針をはじめとする世界各国のガイドラインをもとに「健康な食事とは何か」を多角的に考察しました。

令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義の様子2
令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義の様子3

また、世界が直面する栄養課題の一つとして「栄養不良の二重負荷」が取り上げられました。こうした課題への取り組みなども紹介され、持続可能な解決策について参加者とともに考える場となりました。参加者からは、「開発途上国の進学率が低い地域など、栄養教育が十分に普及しづらい環境で、どのように効果的に伝えるか」など積極的な質疑応答も行われました。

本学では、今後もこのような国際的な視点を取り入れた学びの場を提供し、学生の視野を広げる取り組みを続けてまいります。

令和6年度看護栄養学部客員教授特別講義の様子4