GISコミュニティフォーラムでの取組発表

 文化創造学科の倉田研究室では、デザインワークと合わせて、地域に目を向け、そこに住む人が大切にしてきた景観や文化を「情報」として発信するための表現方法についても学んでいます。

 5月29日(木)・30日(日)には、東京ミッドタウン(東京都港区)で開催された「第10回GISコミュニティフォーラム」に参加し、研究室で進めている2つの取組について、発表を行いました。
当日のプログラムはこちら(外部リンク)

 倉田研治講師から「創造的な人材育成」に関する事例発表として、「GIS(地理情報システム)の視点から、地域資源が活用できる人材育成」というテーマで、防府市との共同研究や山口市吉敷地域での取組についてプレゼンテーションしました。


 研究室に所属する学生たちもそれぞれの地域で行った活動について説明しました。


 防府市との共同研究は、建物・風景など地域に残していきたい「景観資源」を見つけて、マップデータとして整理・活用することを目指すものです。
 共同研究の概要(防府市HP)
 プレゼンテーションでは、地域の人が大切に思う歴史・文化などの話を聞きながら、大きな地図にその情報を落とし込んでいくワークショップや、GISを使って作成したマップデータ等を紹介しました。

 山口市吉敷地区での取組は、地域に古くから伝わる昔話などを「地域を知る要素」としてマップデータ等に視覚化し、楽しく活用する方法を考えていくものです。
 学生たちは、昔話などの舞台となった場所を見つけるフィールドワークの様子等を、ポスター展示でも紹介しました。



 学生たちにとって、大きな場で自分たちの取組を発表できた貴重な経験となりました。