平成29年度桜の森アカデミー修了式を行いました


 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 平成30年3月3日(土)に平成29年度桜の森アカデミー修了式を挙行しました。
 修了式では、「やまぐち学マイスターコース」、「子育てマイスターコース」及び「在宅ケアマイスターコース」の各学修プログラム120時間以上の履修を終えた受講生に対して本学学長が「マイスター認定書」及び学校教育法105条に基づく「履修証明書」を、受講生一人ひとりに授与しました。

 「地(知)の拠点整備事業」最終年度である今年度は「やまぐち学マイスターコース」10名、「子育てマイスターコース」14名、「在宅ケアマイスターコース」19名の計43名がマイスターを取得し、5年間の実施期間で209名のマイスターを輩出しました。
 また、3コースのマイスターを取得した4名の特別表彰も行いました。

 その後、各コースの受講生代表が、桜の森アカデミーでの学びを振り返り、「いままで無関心だった山口の魅力に気づけた。活性化に貢献していきたい」「親の思いを認識したことで自分や人を大切にしたいと思えた」「認知症への思い込みを払拭でき、介護の奥深さを知った」など、それぞれに得たものや今後の展望を語りました。また、3コース全てのマイスター取得者は多くの仲間とともに得た知識を様々な活動に活かしている様子をいきいきと語りました。

 最後に、やまぐち学マイスターコースの受講生がA、B、Cの3チームに分かれ、湯田温泉をフィールドにプランニングやプレゼンテーションの講座で学んだ成果を生かして旅プランのプレゼンを行いました。
 Aチームは、史跡巡り、足湯を楽しむだけでなく、ツアー中に手習いして俳句を詠むといった参加型のツアーを提案しました。続くBチームは中原中也などの文豪たちがキャラクターとして出ているアニメのファンをターゲットとしたプランを企画し、若い人に足を運んでもらえるプランを発表しました。Cチームは湯田の温泉を「飲む」という楽しみ方を見出し、温泉水で淹れる小野茶やゆず茶を飲めるプランで、大人女子のための湯田の楽しみ方を提案しました。

 修了式後、受講生達は10カ月共に学んで培った絆をかみしめ、修了式を無事終えることができた喜びを分かち合っていました。