山口県立大学FD/SD研修会 「地域での「経験」を学生の学びに活かすには?」


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1.研修会の概要

テーマ 山口県立大学FD/SD研修会
     ―地域での「経験」を学生の学びに活かすには?―
日時  平成26年3月6日(木) 15:00~17:30
会場  Y-ACT(D館24番教室)
講師  高知大学総合教育センター教授 塩崎俊彦氏
ゲスト NPO法人 ETIC. コーディネーター 伊藤淳司氏
ファシリテーター (一社)ループサンパチ コーディネーター 吉澤茉帆氏

2.研修会の内容

 本研修会は、本学の教育活動をいっそう推進・充実させてゆくために、教員の教育力向上(Faculty Development:FD)および職員の能力開発(Staff Development:SD)を目的として行われたものです。今回は、地域とともに学生を育てるという本学の特色をより強化するために、上記のテーマを設定しました。

 はじめに、塩崎氏より「地域での『経験』を学生の学びに活かすには?」と題してご講演いただきました。「自律的資質を有する人材」の育成に向けた、大学や企業、地域による「協働型人材育成」(CoHRD)の理念をご紹介いただいたうえで、本研修会の到達目標をご説明いただきました。


 次に、伊藤氏より国内外におけるインターンシップの展開動向と、国内の「協働型インターンシップ」の実践事例をご紹介いただきました。そのうえで、CoHRDの理念にもとづく関係機関の連携体制についてポイントをご提示いただきました。


 それらをふまえて、インターンシップや実習等において学生に「経験から学ぶ力」を育成する方途を考えるワークショップが行われました。ワークショップでは、まず参加者が各々の教育経験を振り返り、「成長した」と感じた学生や部下の事例を思い出しながら、かれらの変化の様子やその要因を書き出しました。次に、5名前後のグループ内で各事例を共有し「成長のキーワード」を探りました。そのうえで、どのようにすれば学生たちが「経験から学ぶ力」を身に付けられるのか、そのために必要な環境や取組、教育上の工夫はなにか等について活発に議論しました。
 

 各講演およびワークショップ終了後、参加者は「振り返りシート」を用いて学んだことを整理するとともに、今後の教育改善上の工夫について相互に意見交換を行うなど、盛況のうちに本研修会は終了となりました。