2020.06.01

はーと♡ふくし講座 リレーメッセージ版―福祉を学ぶ大学生から高校生へ―


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 社会福祉学部が毎年開催してきた高校生を対象とした「はーと♡ふくし講座」(山口県立大学高大連携事業)は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、今年度の実施は中止となりました。
 今の状況を考えると、当面の間、高校生の皆様に本学にお越しいただくことができないため、高校生と大学生との交流が実現できないことを大変残念に思います。しかし、社会福祉学部の学生たちは、「高校生に福祉を伝えたい」「高校生に私たちが学んでいることを伝えたい」という想いを強く持ち続けています。
 そこで、講座が開催できるまで、「はーと♡ふくし講座リレーメッセージ版―福祉を学ぶ大学生から高校生へ―」として、大学生からのメッセージを掲載します。

リレーメッセージ

「はーと♡ふくし」リレーメッセージ版 ―私たちの生活を豊かにする「ふくし」―

山口県立大学社会福祉学部4年
西 美里

私たちの生活を豊かにする「ふくし」
 「ふくし(福祉)」という言葉を聞いて、高校生の皆さんはどのようなものだと考えますか?また、どのようなものをイメージしますか?
 今日は、私から高校生のみなさんに、福祉について伝えてみたいと思います。
 私は、福祉とは「私たちの生活を幸せにしてくれるもの」だと考えています。決して、今自分の周りにいる、高齢者や障害者、生活に困っている人たちのためだけにあるものではありません。
 私自身、大学に入学する前は、「ふくし」と聞くと高齢者福祉や障害者福祉などをイメージして、今の自分にはあまり関係がないものだと考えていました。しかしそうではなく、意識していなかっただけで、私自身も、生まれてからこれまでにたくさんの福祉サービスを利用していたということを、大学の講義を通して知りました。
 私たちは生まれてから死ぬまで、一生の間に、必ず福祉サービスを利用します。例えば、皆さんが小さいころ通った保育園も、児童福祉の一つです。また、私たちは年を取れば必ず高齢者になりますし、いつ事故や病気などで障害を抱えることになるかわかりません。そんな時、福祉サービスを利用すれば、私たちの生活は豊かで、幸せなものとなります。福祉は、私たち一人ひとりの生活を幸せにしてくれるものだということを知ってもらい、そして身近に感じてもらいたいという気持ちを込めて、皆さんにメッセージとして送ります。
 今日、お伝えしたことは、ほんの一部です。もし、興味を持っていただけたら、みなさん自身で「福祉」について調べてみてほしいと思います。

高校生のみなさんへ
 みなさんは、今、高校で勉強や部活にがんばっていらっしゃるんだと思います。その中で、進路に悩むことなどあるのではないでしょうか。
 私は、特別支援学校の教員になりたいという目標に近づくため、教員免許を取得できる大学に入学したいと考えていました。最初は、教育に関する多くの知識を身に付けて教員免許を取得したいという思いから、教育学部がある大学を目指していました。しかし、高校3年生の時、担任の先生から「特別支援学校の教員を目指すなら、福祉の知識を身に付けた方がきっと現場で役に立つ」という助言があり、山口県立大学社会福祉学部をすすめていただきました。その後、受験勉強をがんばって合格することができた時は、夢に一歩近づいたように思えて、とても嬉しかったです。
 大学に入学して4年目になり、私は、今、特別支援学校の教員になりたいという目標を実現するため、夏に実施される教員採用試験に向けて勉強に励んでいます。本採用は少数枠の狭き門であるためプレッシャーを感じていますが、試験本番で自分が持つ力をすべて出し切ることができるように頑張りたいです。
 また、卒業論文の執筆にも取り組んでいます。卒業論文は、大学を卒業するための最後のハードルとなるものです。自分の興味のあるテーマについて探求し、考察を深めていく作業は楽しいですが、たくさんの文章を練り上げていくことに難しさを感じています。執筆が進まないこともありますが、ゼミの仲間みんなで支えあい、励ましあいながら頑張っています。また、ゼミの先生から個別指導を受けることができるので、心強く思っています。
 私は、今、この2つの取り組みを同時に進めていくことで時間が足りないように感じています。時々、くじけそうになる時もあるけれど、そんな時は、悩みや不安な気持ちを共有してくれる友人や家族がいます。ですから、これからも周りの人たちの力をかりながら、頑張っていきたいと思います。
 高校生のみなさんも、日々、勉強や部活等、がんばっていらっしゃると思います。私のように周りの人に助けてもらいながら、無理せずに日々を過ごしてください。応援しています。


(写真右:西 美里さん)